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One Summer day㊿
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外なのに散々エッチな事をしてしまい、僕はもうヘトヘトだった。
―『なぁ、この奥入れるんじゃね?行ってみようぜ!』
僕らが通ってきた岩山のトンネルの向こうから声がして、僕はビクッとした。
「ひ、ひよしさん!人がきちゃう…っ!」
めちゃくちゃ慌てふためく僕。
海パンも脱がされてるし、その…ひよしさんが出したもの中に入ったまんまだし。
とにかく海パンを履こうと思って手に取ると、ひよしさんがいきなりそんな僕ごと姫抱きにした。
「ちょっ、ひよしさん…?」
「海に逃げ込むぞ!掴まっとけよ!」
「え…っ、わぁ…っ」
ひよしさんが僕をお姫様抱っこしたまま海へダッシュした。
温かい風が全身にあたってちょっと気持ちよかった。
「いくぜ、空!」
「えぇっ!?」
そのままの勢いで、ひよしさんは僕を抱えたままザバーーン!と海に飛び込んだ。
「…ぷはっ!もう!何するのひよしさん!」
「…ゲホッ、はは!楽しかったろ?」
ひよしさんが歯を見せて笑う。
太陽がキラキラと照らす水面より、ひよしさんの笑顔が輝いて見えて、なんかその笑顔を見ると不覚にもキュンとしちゃう。
「…まぁアトラクションっぽくて楽しかった…かな…」
たまには素直に認めてみた。
―『おーめっちゃすげー!こんなとこあったんだ!』
さっきの声の主と思われる若い男4人組くらいがトンネルを潜ってきたようだ。
「…人、来ないんじゃなかったの?」
「あと3分早かったらヤってるとこ見られてたな」
悪びれることもなくひよしさんが言う。
「…バカ…」
僕は小さく言った。
―『なぁ、この奥入れるんじゃね?行ってみようぜ!』
僕らが通ってきた岩山のトンネルの向こうから声がして、僕はビクッとした。
「ひ、ひよしさん!人がきちゃう…っ!」
めちゃくちゃ慌てふためく僕。
海パンも脱がされてるし、その…ひよしさんが出したもの中に入ったまんまだし。
とにかく海パンを履こうと思って手に取ると、ひよしさんがいきなりそんな僕ごと姫抱きにした。
「ちょっ、ひよしさん…?」
「海に逃げ込むぞ!掴まっとけよ!」
「え…っ、わぁ…っ」
ひよしさんが僕をお姫様抱っこしたまま海へダッシュした。
温かい風が全身にあたってちょっと気持ちよかった。
「いくぜ、空!」
「えぇっ!?」
そのままの勢いで、ひよしさんは僕を抱えたままザバーーン!と海に飛び込んだ。
「…ぷはっ!もう!何するのひよしさん!」
「…ゲホッ、はは!楽しかったろ?」
ひよしさんが歯を見せて笑う。
太陽がキラキラと照らす水面より、ひよしさんの笑顔が輝いて見えて、なんかその笑顔を見ると不覚にもキュンとしちゃう。
「…まぁアトラクションっぽくて楽しかった…かな…」
たまには素直に認めてみた。
―『おーめっちゃすげー!こんなとこあったんだ!』
さっきの声の主と思われる若い男4人組くらいがトンネルを潜ってきたようだ。
「…人、来ないんじゃなかったの?」
「あと3分早かったらヤってるとこ見られてたな」
悪びれることもなくひよしさんが言う。
「…バカ…」
僕は小さく言った。
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