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【過去編】永遠の夏⑲

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シャワーを貸してやり、結城に合うサイズの服がたまたまあったので、それも貸してやった。

彼は、虚ろな表情でシャワーを浴び、着替えた。

今は俺のベッドで寝かせている。

疲労困憊したのだろう。静かに寝息を立てていた。


あいつら4人組は、色々な前科もあり、元々退学の一歩手前だった。

今回の1件で確実に退学になるだろう。というか退学させる。

問題は結城だ。

不登校気味だった彼がせっかく学校に来てくれたのに、こんな事になってしまって…。

これではまた不登校になってしまう恐れがある。

なんとかしてやりたい。

俺は、帰宅後の楽しみにしているビールを飲むのも忘れて、彼の事だけを考えた。

それにしても、こんな時に不謹慎だが、結城の身体はとても綺麗だった。

あまりにも色が白く、最初遠巻きに見たときは、女性が襲われているのかと思った。

抱きかかえたときも…

あのときは、慌てていてあまり意識できなかったが、とても柔らかく滑らかな身体だった。

危うい美少年の魅力とでも言うのだろうか。

彼は美しい。

俺は、両手を握ったり開いたりしながら、その感触を思い出していた。

「先生…」 

その時、後ろから声がした。

ハッとして振り返ると結城がいた。


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