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【続編】脱兎②
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空は脱兎のごとく森を抜け山を下る。
途中何度か転んだが、その都度即座に立ち上がり、一心不乱に駆け抜けた。
ようやく車道に出た空は少し安心し、膝に手を着いて必死で息を整えた。
車道に出たものの辺りは街灯もなく車も通らないような道だった。
ここが何処かもわからず、怖さに体が震える。
「落ち着いて…タクシー呼ばなきゃ…」
自分に言い聞かせると、震える手でスマホを手に取り、アプリでタクシーを探す。
パーカー1枚という格好でタクシーに乗ることに抵抗はあったが、今はなりふり構っていられない。
レオにもう一度電話したかった。
でもスマホの充電はわずか5%だった。
使い方を間違える訳には行かない。まずは自分が移動する必要がある。
タクシーを呼んで住所さえ伝えれば、あとはどうとでもなる。
その時、ヘッドライトが空を照らした。
車が来たのだ。
空は思わず車の前に飛び出し、大きく手を振った。
車が停車するとすぐに空は駆け寄った。
運転手が窓を開け切るのを待たずに空は声をかけた。
「助けてください…!家に帰りたいんです…!」
空は冷静さを失っていた。
とにかくここから一刻も早く逃げ出したい、レオに会いたい、その一心だった。
「空くん、逃げられると思ったんですか?」
運転席から聞こえた低い声。
一筋の希望が一気に絶望に変わった。
中にいたのは鷹取だったのだ。
後ずさりし、慌てて踵を返す空よりも早く、後部座席にいた大男2人が空を羽交い締めにした。
「いや…!離して!」
空は恐怖で頭がおかしくなった。
男の1人は必死で暴れる空の口元にハンカチをあてた。
何かの薬品だったのだろう、空はそのまま気を失った。
途中何度か転んだが、その都度即座に立ち上がり、一心不乱に駆け抜けた。
ようやく車道に出た空は少し安心し、膝に手を着いて必死で息を整えた。
車道に出たものの辺りは街灯もなく車も通らないような道だった。
ここが何処かもわからず、怖さに体が震える。
「落ち着いて…タクシー呼ばなきゃ…」
自分に言い聞かせると、震える手でスマホを手に取り、アプリでタクシーを探す。
パーカー1枚という格好でタクシーに乗ることに抵抗はあったが、今はなりふり構っていられない。
レオにもう一度電話したかった。
でもスマホの充電はわずか5%だった。
使い方を間違える訳には行かない。まずは自分が移動する必要がある。
タクシーを呼んで住所さえ伝えれば、あとはどうとでもなる。
その時、ヘッドライトが空を照らした。
車が来たのだ。
空は思わず車の前に飛び出し、大きく手を振った。
車が停車するとすぐに空は駆け寄った。
運転手が窓を開け切るのを待たずに空は声をかけた。
「助けてください…!家に帰りたいんです…!」
空は冷静さを失っていた。
とにかくここから一刻も早く逃げ出したい、レオに会いたい、その一心だった。
「空くん、逃げられると思ったんですか?」
運転席から聞こえた低い声。
一筋の希望が一気に絶望に変わった。
中にいたのは鷹取だったのだ。
後ずさりし、慌てて踵を返す空よりも早く、後部座席にいた大男2人が空を羽交い締めにした。
「いや…!離して!」
空は恐怖で頭がおかしくなった。
男の1人は必死で暴れる空の口元にハンカチをあてた。
何かの薬品だったのだろう、空はそのまま気を失った。
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