355 / 436
【続編②】裸を見せて欲しい②
しおりを挟む
「空、勘違いしないで欲しい。君を性欲の対象にする事は無い。これは再三言っている事だ。裸を見せて欲しいとお願いしたのには理由がある。」
至って冷静に話を続けるクヌギを、空は必死で体を隠しながら怪訝な顔で見つめた。
「俺はアーティストであり、君は俺の作品だ。作品の事は隅々まで知らなくてはならない。でも君は作品と言っても一人の人間。当然、羞恥心もあるし、全てをさらけ出す事には抵抗があるだろう。だが、作品もそろそろ次のステップに移したい。つまり露出を増やし、よりエロティックなものを撮りたい。その為には、もっと良く知らなければならない。君の体をね。」
「いやです。そんな事できません。」
空は、クヌギの依頼を即座に拒絶した。
「そう言うと思っていた。だから、服を隠した。本当はもう少し信頼関係を築いてから、こういう依頼をしたかったけど、空は随分ガードが固いみたいだからね。少し強引なやり方をさせてもらったよ。」
クヌギは、ゆっくりと空に近付いた。
「空、そうやって意地を張っていても風邪をひくだけだ。触ったりはしない。見るだけだ。10分で終わる事だよ。」
「…出来ない…恥ずかしい…。」
空は顔を赤らめて首を横に振った。
クヌギは、少し困った顔をし、こう言った。
「少し残酷な話になるけど許して欲しい。空、俺が求める作品としての価値を君に見い出せなくなったら、俺は容赦なく君を切り捨てるよ。鷹取さん達のように君に執着はしない。切り捨てると言っても、家からただ追い出すのではない。この法外の世界の事を喋られては困るからね。別のところに売り飛ばす。つまり、そういう事だ。また今までの繰り返しになるよ。」
体を弄ばれた日々を思い出し、空は胸元を抑えた。
至って冷静に話を続けるクヌギを、空は必死で体を隠しながら怪訝な顔で見つめた。
「俺はアーティストであり、君は俺の作品だ。作品の事は隅々まで知らなくてはならない。でも君は作品と言っても一人の人間。当然、羞恥心もあるし、全てをさらけ出す事には抵抗があるだろう。だが、作品もそろそろ次のステップに移したい。つまり露出を増やし、よりエロティックなものを撮りたい。その為には、もっと良く知らなければならない。君の体をね。」
「いやです。そんな事できません。」
空は、クヌギの依頼を即座に拒絶した。
「そう言うと思っていた。だから、服を隠した。本当はもう少し信頼関係を築いてから、こういう依頼をしたかったけど、空は随分ガードが固いみたいだからね。少し強引なやり方をさせてもらったよ。」
クヌギは、ゆっくりと空に近付いた。
「空、そうやって意地を張っていても風邪をひくだけだ。触ったりはしない。見るだけだ。10分で終わる事だよ。」
「…出来ない…恥ずかしい…。」
空は顔を赤らめて首を横に振った。
クヌギは、少し困った顔をし、こう言った。
「少し残酷な話になるけど許して欲しい。空、俺が求める作品としての価値を君に見い出せなくなったら、俺は容赦なく君を切り捨てるよ。鷹取さん達のように君に執着はしない。切り捨てると言っても、家からただ追い出すのではない。この法外の世界の事を喋られては困るからね。別のところに売り飛ばす。つまり、そういう事だ。また今までの繰り返しになるよ。」
体を弄ばれた日々を思い出し、空は胸元を抑えた。
1
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる