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本のマモノ編
45色 マモノのチカラ
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「無事かアオイ?」
「無事にみえる?」
「そんな口が叩けるなら大丈夫だな」
「キミね……」
助けてくれたおにいさんの返しにシーニはすこし呆れながらも安心してる感じがした。
「立てるか?」
「ハア…ハア…ありがとうございます」
おにいさんは息を切らして手をついているクロロンに手を差し伸べる。
「きのせさん大丈夫かな?」
立たせてもらったクロロンはすぐにフラウムの心配をする。
「お前達は離れていろ」
「はい、きのせさん立てる? ぼくの肩につかまって」
クロロンはしゃがんで肩を差し出す。
「わたしのも使って」
わたしも駆け寄り肩を貸してあげる。
「すみません……緑風さん触っても大丈夫ですの?」
「うん、今は大丈夫だよ」
フラウムはクロロンに聞くが大丈夫だという。
「本当に申し訳ありませんわ……足を引っ張ってしまって……」
フラウムは悔しそうにいう。
「全然引っ張ってないよ! フラウムが時間を稼いでくれたおかげでカレシーニさんが来てくれたんだから」
「誰がカレシーニだ」
カレシーニさんになぜかつっこまれてしまう。
「お前」
「はい?」
わたしは呼び止められたと思い振り返る。
「お前じゃない」
「え?」
カレシーニさんはわたしじゃなくクロロンをみる。
「そこのチリチリ頭」
「え!? ぼくですか?」
クロロンは驚いて振り返る。
「さっきの何だ?」
「さっきの?」
クロロンは心当たりがないのか首を傾げる。
「俺がくる直前、一瞬、大きな魔力を感じたがお前何をしたんだ?」
カレシーニさんはクロロンを睨みつけるようにいう。
「そ、そういえばクロロンすごい速さでレータのところにいったよね」
「だが、今のお前からは貧弱な魔力《チカラ》しか感じないな」
「えーっと、わ、わからないです……」
クロロン自身どうなっていたのか分からないみたいだ。
「でも、『助けないと』って思ったのと、きのせさんが『傷つけられる』って思ったらカラダが勝手に動いた気がして……」
考えながら言葉を繋げる。
「なるほど、大体理解した」
「え?」
カレシーニさんはそういうとレータに向き直る。
「とりあえずお前を捕縛させてもらう」
「キサマにワタシを捕縛できるのか?」
レータは不敵に笑いながら返す。
「祓われないだけ感謝するんだな」
そういうと、カレシーニさんは日本刀のような物を鞘を抜かずに構える。
「アオイ、逃げられては厄介だ。先に隔離しろ」
「おーけい」
カレシーニさんにいわれ、シーニはなにかのスイッチを取り出して、それを押すと研究所全体が何もない空間に変わった。
「え? なに!?」
「ごめんね。 人だけを強制的に魔空間に転移させたんだ」
困惑するわたしにシーニは説明してくれる。
「本当はアカリ達は外にいてもらうほうがいいんだけど、緊急だったからね」
「お前達は離れていろ」
「はい」
「ごめんけど、ミズキをまかせるね」
「わかった」
わたし達三人はシアンの場所に避難する。 それを確認したシーニはレータに向き直った。
「さて、またせたね」
シーニは杖を回転させ構え直しながらカレシーニさんの隣にいく。
「彼すごい速いけどいけそう?」
「できるだけ外傷を与えずに捕縛したいが、やむを得ない場合は腕や足の骨を折ることになるな」
「おーけい、そうならないようにサポートしろってことね」
シーニの言葉にカレシーニさんはなにもいわずにレータに向かって走っていった。
「闇隠れ」
レータは小さく呟くとカラダから黒い靄が出てきて、周り埋め尽くした。
「これって!?」
「メガネが小細工で使っていた技ですわ」
わたしたちは黒い靄の中、必死にレータを探す。
「逃がすと思うか?」
カレシーニさんは後ろに日本刀を振ると、なにかに当たる音がして隠れていたレータを捕らえる。
「なに!?」
靄が消えてわたしの目に映ったのは、カレシーニさんの攻撃をレータがギリギリのところでバリアを張ってガードしていた。
「ッ!? ナゼみつかった!?」
レータは驚きの声を上げるとカレシーニさんが答える。
「魔力感知だ」
カレシーニさんは平然と答える。
「なるほど……それを平然といえるということは只者ではないな」
レータは刀を押し返すとカレシーニさんから距離をとる。
「『アイツ』の末裔か……」
「なにをいっている?」
不思議な発言にカレシーニさんは聞き返す。
「よくみてみたら『お前だけじゃないな』」
レータは周りを見回すと不気味な笑顔を浮かべる。
「単なる『偶然』か『因果』か」
なにかを考えるように周囲を再確認している。
「さっきからなにをいっている?」
カレシーニさんはすこし苛立ったようにいう。
「マコト、落ちついて、今は捕縛を優先して。 後から聞けばいいから」
シーニが諭すと「ああ」と一言だけ返してレータに鞘を抜いていない刀を振る。 それをレータはかわしていく。
「すばしっこいな」
そう呟くけど、すこしずつレータの髪などをかすめて確実に追い詰めている感じだ。
「このカラダでは分が悪いな」
レータもよけるだけじゃなくて、カレシーニさんに蹴りや拳などといった武術で対抗していた。
「お前なにか企んでるな」
カレシーニさんは刀で攻撃を受け止めながら、レータを睨みいう。
「さて、なんのことかな」
「とぼけるな。 マモノが魔法を使わずに戦闘など聞いたことがない」
「さすがに若造でもバレるか」
レータはやれやれといった感じで片手を広げながらいう。
「マコト、たぶんだけど、魔力が回復するまでの時間稼ぎだよ」
シーニは杖を構えながら教える。
「マコトがくる前にすごい魔法を使っていたから、きっと魔力切れなんだよ」
「確かに、ワタクシ達を吹き飛ばした時『このカラダはこの程度のチカラしかだせんのか』といっていましたわ」
わたしはその時のことを思い出す。
「ということは、レータは今ホンキをだせないってことだね!」
「チッ……余計なことを」
レータは舌打ちすると刀を払ってもう一度距離をとる。
「よし! 今だ『バインド』!」
「!?」
シーニが魔法を放ち、レータのカラダが紐のようなもので縛られた。
「クソッ!」
空中でバランスを崩したレータはそのまま地面に転がる。 そこに、すかさずカレシーニさんはが追撃を入れようとする。
「一旦眠ってろ」
刀を振りかざしそれがレータに届く。 次の瞬間。
「なんてな」
「!?」
レータはニヤリと笑うと魔法を唱える。
「『リリース』!」
「なに!?」
レータのカラダから赤い魂のようなものが勢いよく飛び出す。
「ワタシはこの時をマッテイタ」
カレシーニさんの横を素早く抜けると、こちらにむかってきた。
「しまった!?」
「みんな!!」
カレシーニさんとシーニはすぐに追いかけようとしたけど、わたしたちからかなり距離ができているから間に合わない。
「アオイ! 魔弾を飛ばせ!」
「ダメだよ! そんなことしたらアカリたちに当たっちゃうよ!」
「もう遅い! 『テイクオーバー』!」
赤い魂はわたしたちの近くまでくると魔法を唱える。 すると、シアンに吸い込まれるようにむかっていく。
「みっくん! あぶない!」
シアンにむかっていった魂の前にクロロンが立つ。
「ナニ!?」
魂は止まることができず、そのままクロロンの中に入っていく。
「うあああああ!」
「クロロン!!」
「緑風さん!!」
「クウタくん!!」
クロロンは苦しそうに地面に膝と手をつく。
「くそったれ!」
カレシーニさんが悔しそうに吐き捨てる。
「………」
クロロンは静かに立ち上がる。
「クロロン?」
わたしが呼ぶとクロロンはこっちをみるけどいつもの純粋でキレイな瞳じゃなくて赤くて感情がなくてどこか寂しそうな瞳をしていた。
「無事にみえる?」
「そんな口が叩けるなら大丈夫だな」
「キミね……」
助けてくれたおにいさんの返しにシーニはすこし呆れながらも安心してる感じがした。
「立てるか?」
「ハア…ハア…ありがとうございます」
おにいさんは息を切らして手をついているクロロンに手を差し伸べる。
「きのせさん大丈夫かな?」
立たせてもらったクロロンはすぐにフラウムの心配をする。
「お前達は離れていろ」
「はい、きのせさん立てる? ぼくの肩につかまって」
クロロンはしゃがんで肩を差し出す。
「わたしのも使って」
わたしも駆け寄り肩を貸してあげる。
「すみません……緑風さん触っても大丈夫ですの?」
「うん、今は大丈夫だよ」
フラウムはクロロンに聞くが大丈夫だという。
「本当に申し訳ありませんわ……足を引っ張ってしまって……」
フラウムは悔しそうにいう。
「全然引っ張ってないよ! フラウムが時間を稼いでくれたおかげでカレシーニさんが来てくれたんだから」
「誰がカレシーニだ」
カレシーニさんになぜかつっこまれてしまう。
「お前」
「はい?」
わたしは呼び止められたと思い振り返る。
「お前じゃない」
「え?」
カレシーニさんはわたしじゃなくクロロンをみる。
「そこのチリチリ頭」
「え!? ぼくですか?」
クロロンは驚いて振り返る。
「さっきの何だ?」
「さっきの?」
クロロンは心当たりがないのか首を傾げる。
「俺がくる直前、一瞬、大きな魔力を感じたがお前何をしたんだ?」
カレシーニさんはクロロンを睨みつけるようにいう。
「そ、そういえばクロロンすごい速さでレータのところにいったよね」
「だが、今のお前からは貧弱な魔力《チカラ》しか感じないな」
「えーっと、わ、わからないです……」
クロロン自身どうなっていたのか分からないみたいだ。
「でも、『助けないと』って思ったのと、きのせさんが『傷つけられる』って思ったらカラダが勝手に動いた気がして……」
考えながら言葉を繋げる。
「なるほど、大体理解した」
「え?」
カレシーニさんはそういうとレータに向き直る。
「とりあえずお前を捕縛させてもらう」
「キサマにワタシを捕縛できるのか?」
レータは不敵に笑いながら返す。
「祓われないだけ感謝するんだな」
そういうと、カレシーニさんは日本刀のような物を鞘を抜かずに構える。
「アオイ、逃げられては厄介だ。先に隔離しろ」
「おーけい」
カレシーニさんにいわれ、シーニはなにかのスイッチを取り出して、それを押すと研究所全体が何もない空間に変わった。
「え? なに!?」
「ごめんね。 人だけを強制的に魔空間に転移させたんだ」
困惑するわたしにシーニは説明してくれる。
「本当はアカリ達は外にいてもらうほうがいいんだけど、緊急だったからね」
「お前達は離れていろ」
「はい」
「ごめんけど、ミズキをまかせるね」
「わかった」
わたし達三人はシアンの場所に避難する。 それを確認したシーニはレータに向き直った。
「さて、またせたね」
シーニは杖を回転させ構え直しながらカレシーニさんの隣にいく。
「彼すごい速いけどいけそう?」
「できるだけ外傷を与えずに捕縛したいが、やむを得ない場合は腕や足の骨を折ることになるな」
「おーけい、そうならないようにサポートしろってことね」
シーニの言葉にカレシーニさんはなにもいわずにレータに向かって走っていった。
「闇隠れ」
レータは小さく呟くとカラダから黒い靄が出てきて、周り埋め尽くした。
「これって!?」
「メガネが小細工で使っていた技ですわ」
わたしたちは黒い靄の中、必死にレータを探す。
「逃がすと思うか?」
カレシーニさんは後ろに日本刀を振ると、なにかに当たる音がして隠れていたレータを捕らえる。
「なに!?」
靄が消えてわたしの目に映ったのは、カレシーニさんの攻撃をレータがギリギリのところでバリアを張ってガードしていた。
「ッ!? ナゼみつかった!?」
レータは驚きの声を上げるとカレシーニさんが答える。
「魔力感知だ」
カレシーニさんは平然と答える。
「なるほど……それを平然といえるということは只者ではないな」
レータは刀を押し返すとカレシーニさんから距離をとる。
「『アイツ』の末裔か……」
「なにをいっている?」
不思議な発言にカレシーニさんは聞き返す。
「よくみてみたら『お前だけじゃないな』」
レータは周りを見回すと不気味な笑顔を浮かべる。
「単なる『偶然』か『因果』か」
なにかを考えるように周囲を再確認している。
「さっきからなにをいっている?」
カレシーニさんはすこし苛立ったようにいう。
「マコト、落ちついて、今は捕縛を優先して。 後から聞けばいいから」
シーニが諭すと「ああ」と一言だけ返してレータに鞘を抜いていない刀を振る。 それをレータはかわしていく。
「すばしっこいな」
そう呟くけど、すこしずつレータの髪などをかすめて確実に追い詰めている感じだ。
「このカラダでは分が悪いな」
レータもよけるだけじゃなくて、カレシーニさんに蹴りや拳などといった武術で対抗していた。
「お前なにか企んでるな」
カレシーニさんは刀で攻撃を受け止めながら、レータを睨みいう。
「さて、なんのことかな」
「とぼけるな。 マモノが魔法を使わずに戦闘など聞いたことがない」
「さすがに若造でもバレるか」
レータはやれやれといった感じで片手を広げながらいう。
「マコト、たぶんだけど、魔力が回復するまでの時間稼ぎだよ」
シーニは杖を構えながら教える。
「マコトがくる前にすごい魔法を使っていたから、きっと魔力切れなんだよ」
「確かに、ワタクシ達を吹き飛ばした時『このカラダはこの程度のチカラしかだせんのか』といっていましたわ」
わたしはその時のことを思い出す。
「ということは、レータは今ホンキをだせないってことだね!」
「チッ……余計なことを」
レータは舌打ちすると刀を払ってもう一度距離をとる。
「よし! 今だ『バインド』!」
「!?」
シーニが魔法を放ち、レータのカラダが紐のようなもので縛られた。
「クソッ!」
空中でバランスを崩したレータはそのまま地面に転がる。 そこに、すかさずカレシーニさんはが追撃を入れようとする。
「一旦眠ってろ」
刀を振りかざしそれがレータに届く。 次の瞬間。
「なんてな」
「!?」
レータはニヤリと笑うと魔法を唱える。
「『リリース』!」
「なに!?」
レータのカラダから赤い魂のようなものが勢いよく飛び出す。
「ワタシはこの時をマッテイタ」
カレシーニさんの横を素早く抜けると、こちらにむかってきた。
「しまった!?」
「みんな!!」
カレシーニさんとシーニはすぐに追いかけようとしたけど、わたしたちからかなり距離ができているから間に合わない。
「アオイ! 魔弾を飛ばせ!」
「ダメだよ! そんなことしたらアカリたちに当たっちゃうよ!」
「もう遅い! 『テイクオーバー』!」
赤い魂はわたしたちの近くまでくると魔法を唱える。 すると、シアンに吸い込まれるようにむかっていく。
「みっくん! あぶない!」
シアンにむかっていった魂の前にクロロンが立つ。
「ナニ!?」
魂は止まることができず、そのままクロロンの中に入っていく。
「うあああああ!」
「クロロン!!」
「緑風さん!!」
「クウタくん!!」
クロロンは苦しそうに地面に膝と手をつく。
「くそったれ!」
カレシーニさんが悔しそうに吐き捨てる。
「………」
クロロンは静かに立ち上がる。
「クロロン?」
わたしが呼ぶとクロロンはこっちをみるけどいつもの純粋でキレイな瞳じゃなくて赤くて感情がなくてどこか寂しそうな瞳をしていた。
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