24 / 99
七泊八日
.
しおりを挟む
やっぱりだ。肉を出して雑だが軽くほぐす程度にまな板で切ってから、みんなに計量カップを見せ、ここに書いてあるのはこのカップでここまで。あとは足し算してねと教えて、二つの鍋に分けて肉を入れて炒め、野菜も入れてもらい、水を1400CC入れる。
「蓋をする前に灰汁が出るから取って……人参が柔くなってきたらこのルーを割って入れるんだよ?甘口と中辛を半分ずつでいいんだけど、今日は鍋二つ分だから……」と二箱使い、後は弱火で焦げないように煮るだけと竈の火を小さくしてもらう。
「さすが坊ちゃん。このカップの使い方とか分からずみんなで話し合ってたところなんです」
「だと思ったんだ。他に栞さんが持ってきたの見せてくれる?」
「こちらに。若奥様が色々と分けてしまっておりましたが……」
「しっかり百均の籠に纏めてあるところが凄いよ……」
「ひゃっきん?」
「何でもない。お婆ちゃんも手伝いに来るの?」
「最近は幸様が多いですが、たまに大奥様も見えます」
「二人呼んできてくれない?」
みんなが揃ったところで、下ろしてもらった箱の中からシチューやルーを出し、裏に書いてある水の測り方を教え、今日したカレーは二種類混ぜることで美味しくなるから普段は鍋一つに一箱でいいと言う。
「それでね、冷蔵庫見た時にあちらの物が沢山あったんだけど、カレーにチーズ入れても美味しいんだ。盛り付けの時にかけるんだけど……ウインナーとかも乗せてもいいし、カレーは食べ方が沢山あるんだよ。それとこれなんだけど……」とカップラーメンを見せる。
「ある意味これ晩御飯じゃないから……たまに食べるけど、お昼ご飯の代わりとか……」
「雪翔、それはおやつなのかい?」
「おなかすいた時に食べるんだ。僕達はお昼ご飯の代わりにしたり、晩の代わりにしたりもするけど、これは中にお湯入れるだけなんだ。だから調味料じゃないからね?」
「てっきり若奥様が同じ棚に入れてたので調味料かと……」
ちょっと待ってと籠に並べ替えて入れ、カップラーメンや袋ラーメンは別で閉まってもらう。
「この中華だしとか、ほんだしとかはスープや味噌汁に使ったり、炒め物とかにも使えるんだけど、そのフライパンなら、この小さめの匙に三回入れて味見するほうがいいと思う……何人分作るのかわからないけど」
その後は使ってみたいとみんなが言い、台所を借りてピーマンを細切りに。ベーコンも食べやすく切っていき、しめじがあったのでしめじを貰う。
「鍋に全部入れて……周太郎さん混ぜて混ぜて……」
「は、はい……」
「軽く火が通ってきたら、この鶏がらスープを匙に一杯。こうふりかけて……全体に回るようにまぜるの……で、塩をひとつまみぱらりと入れて出来上がり」
「周太郎さん、とりあえずお皿にドバっと入れちゃって」
「はい」
「玉ねぎの残りをスライスしてくれる?」
女中がスライスした玉ねぎを持ってきて、20センチ鍋にいっぱいのお湯を沸かして玉ねぎを入れ、他にも好きな野菜を入れてもいいと言ってから、コンソメスープ細粒と固形を出す。
「これ、固まってるかそうじゃないかだから。細粒の方はピラフ……海鮮と一緒に炒めたご飯に使ったら美味しいよ。今日はこっちの固形スープ。味は同じだから……これをこの鍋に二つ入れて混ぜて、味が薄かったらもうひとつ入れて、軽く塩コショウ……これ黒胡椒だから軽めにね?で、出来上がり!」
「蓋をする前に灰汁が出るから取って……人参が柔くなってきたらこのルーを割って入れるんだよ?甘口と中辛を半分ずつでいいんだけど、今日は鍋二つ分だから……」と二箱使い、後は弱火で焦げないように煮るだけと竈の火を小さくしてもらう。
「さすが坊ちゃん。このカップの使い方とか分からずみんなで話し合ってたところなんです」
「だと思ったんだ。他に栞さんが持ってきたの見せてくれる?」
「こちらに。若奥様が色々と分けてしまっておりましたが……」
「しっかり百均の籠に纏めてあるところが凄いよ……」
「ひゃっきん?」
「何でもない。お婆ちゃんも手伝いに来るの?」
「最近は幸様が多いですが、たまに大奥様も見えます」
「二人呼んできてくれない?」
みんなが揃ったところで、下ろしてもらった箱の中からシチューやルーを出し、裏に書いてある水の測り方を教え、今日したカレーは二種類混ぜることで美味しくなるから普段は鍋一つに一箱でいいと言う。
「それでね、冷蔵庫見た時にあちらの物が沢山あったんだけど、カレーにチーズ入れても美味しいんだ。盛り付けの時にかけるんだけど……ウインナーとかも乗せてもいいし、カレーは食べ方が沢山あるんだよ。それとこれなんだけど……」とカップラーメンを見せる。
「ある意味これ晩御飯じゃないから……たまに食べるけど、お昼ご飯の代わりとか……」
「雪翔、それはおやつなのかい?」
「おなかすいた時に食べるんだ。僕達はお昼ご飯の代わりにしたり、晩の代わりにしたりもするけど、これは中にお湯入れるだけなんだ。だから調味料じゃないからね?」
「てっきり若奥様が同じ棚に入れてたので調味料かと……」
ちょっと待ってと籠に並べ替えて入れ、カップラーメンや袋ラーメンは別で閉まってもらう。
「この中華だしとか、ほんだしとかはスープや味噌汁に使ったり、炒め物とかにも使えるんだけど、そのフライパンなら、この小さめの匙に三回入れて味見するほうがいいと思う……何人分作るのかわからないけど」
その後は使ってみたいとみんなが言い、台所を借りてピーマンを細切りに。ベーコンも食べやすく切っていき、しめじがあったのでしめじを貰う。
「鍋に全部入れて……周太郎さん混ぜて混ぜて……」
「は、はい……」
「軽く火が通ってきたら、この鶏がらスープを匙に一杯。こうふりかけて……全体に回るようにまぜるの……で、塩をひとつまみぱらりと入れて出来上がり」
「周太郎さん、とりあえずお皿にドバっと入れちゃって」
「はい」
「玉ねぎの残りをスライスしてくれる?」
女中がスライスした玉ねぎを持ってきて、20センチ鍋にいっぱいのお湯を沸かして玉ねぎを入れ、他にも好きな野菜を入れてもいいと言ってから、コンソメスープ細粒と固形を出す。
「これ、固まってるかそうじゃないかだから。細粒の方はピラフ……海鮮と一緒に炒めたご飯に使ったら美味しいよ。今日はこっちの固形スープ。味は同じだから……これをこの鍋に二つ入れて混ぜて、味が薄かったらもうひとつ入れて、軽く塩コショウ……これ黒胡椒だから軽めにね?で、出来上がり!」
0
あなたにおすすめの小説
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
竜帝に捨てられ病気で死んで転生したのに、生まれ変わっても竜帝に気に入られそうです
みゅー
恋愛
シーディは前世の記憶を持っていた。前世では奉公に出された家で竜帝に気に入られ寵姫となるが、竜帝は豪族と婚約すると噂され同時にシーディの部屋へ通うことが減っていった。そんな時に病気になり、シーディは後宮を出ると一人寂しく息を引き取った。
時は流れ、シーディはある村外れの貧しいながらも優しい両親の元に生まれ変わっていた。そんなある日村に竜帝が訪れ、竜帝に見つかるがシーディの生まれ変わりだと気づかれずにすむ。
数日後、運命の乙女を探すためにの同じ年、同じ日に生まれた数人の乙女たちが後宮に召集され、シーディも後宮に呼ばれてしまう。
自分が運命の乙女ではないとわかっているシーディは、とにかく何事もなく村へ帰ることだけを目標に過ごすが……。
はたして本当にシーディは運命の乙女ではないのか、今度の人生で幸せをつかむことができるのか。
短編:竜帝の花嫁 誰にも愛されずに死んだと思ってたのに、生まれ変わったら溺愛されてました
を長編にしたものです。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
後宮の手かざし皇后〜盲目のお飾り皇后が持つ波動の力〜
二位関りをん
キャラ文芸
龍の国の若き皇帝・浩明に5大名家の娘である美華が皇后として嫁いできた。しかし美華は病により目が見えなくなっていた。
そんな美華を冷たくあしらう浩明。婚儀の夜、美華の目の前で彼女付きの女官が心臓発作に倒れてしまう。
その時。美華は慌てること無く駆け寄り、女官に手をかざすと女官は元気になる。
どうも美華には不思議な力があるようで…?
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる