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白い空間
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「僕では何も聞こえない……前に、金と銀が僕の目を通して冬弥さん達に白龍たちの事見せたでしょ?そんな感じでここの外とかわからない?」
「白たちが見てるものなら出来るけど、近くに冬弥様居ないから出来ないよ」
「そっかぁ。そんなに上手くいかないよね……」
「雪、もしかしたらなのですが、上の屋根の部分の一部が一番薄いかも知れません。そこならば突き破れるかも知れませんが、我等二人の力を併せてすると、体力が……」
「白……それって僕にはできないのかな?」
「何か術を覚えておいでですか?」
「本に載ってたのは覚えてるんだけど、書くものがないし、紙もないから」
「直接書くのはどうだ?」
「でも、それじゃ指に傷をつけないといけないじゃん」
「そっか、僕の血で書けばいいんだ!みんな出てきて!」
そこからは一か八かの作戦と言っていいのかわからないが、みんなが飛べるかどうかを確認し、黒に支えてもらい、天井らしきところに覚えてる術を書く事。上手くいったら、白が車椅子を持ってみんなで上に飛んで外に出ることなどを話し、やってみなければわからないからと、すぐに行動に移す事にした。
黒に抱き抱えてもらい、目的の位置まで来て、「ごめん、僕の指に傷をつけて」と頼み、チクッと針でついたかのような痛みはあったが、その血で思い出しながら書いていく。
「もう少しなのに……」と、傷口を爪で引っ掻いてまた血を出してなんとか書き終え、一旦下に降りるが、そこからどうしていいのか分からない。
「念じてください。多分それであの術は発動すると思うので」
「うん!」
壊れろと強く念じると、ドン!と大きな爆発する音が聞こえ、パラパラっと白い粉のようなものが落ちてきていて、ヒビが入っているのがわかる。
「みんな着いてきて!松君、白も攻撃してみて」
そう言い、自分も上に手を翳して壊れろと強く念じると、手の平から大き目の白い玉が壁に向かって飛び出す。
松も同じようなことをしており、なんとか人一人が通れるくらいの穴が空いたので、急いで白い空間から出る。
「ここ、どこだろう?」
辺り一面木で囲まれ、目の前には川が流れており、振り向くと白い空間はどこにも見当たらなかった。
「翡翠、出ておいで」
ぴょこんと出てきた翡翠は、鼻をスンスンとさせ、「お外!」と喜んでいるので、地上に出たのは間違いないと確信できる。
車椅子に座り直して、周りを見に行きたいというと、黒が押してくれ、川の近くまで降りていってくれる。
「こ、これどこかに置けないかな?」
ペットボトルを二本ずつ抱えた松竹梅が重そうに持っていたので、車椅子の後ろと太ももの横とに分けて置き、よく持ってこれたねと頭を撫でる。
「玲が、水は大事っていつもいうから」
「うん、お水は大事だよね。僕もそう思うよ」
梅にそう言って川を見ていると、反対岸にあの男が三体いたので「本物は?」と聞き返す。
「あんな出方をしてくるとは思わなかったけど、ちゃんと本は読んでたみたいだね」
「ここはどこなの?」
「見ての通り森の中。あぁ、本体の私はまだまだ先にいるよ?辿り着けるといいね」
「そんなの知らない!僕、ここから帰るから」
「帰れるかな?」
「帰る!」
では暫くそこで楽しんでいたらいいと言われて頭にきたが、まずはココがどこなのかを知らなければいけない。
「白たちが見てるものなら出来るけど、近くに冬弥様居ないから出来ないよ」
「そっかぁ。そんなに上手くいかないよね……」
「雪、もしかしたらなのですが、上の屋根の部分の一部が一番薄いかも知れません。そこならば突き破れるかも知れませんが、我等二人の力を併せてすると、体力が……」
「白……それって僕にはできないのかな?」
「何か術を覚えておいでですか?」
「本に載ってたのは覚えてるんだけど、書くものがないし、紙もないから」
「直接書くのはどうだ?」
「でも、それじゃ指に傷をつけないといけないじゃん」
「そっか、僕の血で書けばいいんだ!みんな出てきて!」
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黒に抱き抱えてもらい、目的の位置まで来て、「ごめん、僕の指に傷をつけて」と頼み、チクッと針でついたかのような痛みはあったが、その血で思い出しながら書いていく。
「もう少しなのに……」と、傷口を爪で引っ掻いてまた血を出してなんとか書き終え、一旦下に降りるが、そこからどうしていいのか分からない。
「念じてください。多分それであの術は発動すると思うので」
「うん!」
壊れろと強く念じると、ドン!と大きな爆発する音が聞こえ、パラパラっと白い粉のようなものが落ちてきていて、ヒビが入っているのがわかる。
「みんな着いてきて!松君、白も攻撃してみて」
そう言い、自分も上に手を翳して壊れろと強く念じると、手の平から大き目の白い玉が壁に向かって飛び出す。
松も同じようなことをしており、なんとか人一人が通れるくらいの穴が空いたので、急いで白い空間から出る。
「ここ、どこだろう?」
辺り一面木で囲まれ、目の前には川が流れており、振り向くと白い空間はどこにも見当たらなかった。
「翡翠、出ておいで」
ぴょこんと出てきた翡翠は、鼻をスンスンとさせ、「お外!」と喜んでいるので、地上に出たのは間違いないと確信できる。
車椅子に座り直して、周りを見に行きたいというと、黒が押してくれ、川の近くまで降りていってくれる。
「こ、これどこかに置けないかな?」
ペットボトルを二本ずつ抱えた松竹梅が重そうに持っていたので、車椅子の後ろと太ももの横とに分けて置き、よく持ってこれたねと頭を撫でる。
「玲が、水は大事っていつもいうから」
「うん、お水は大事だよね。僕もそう思うよ」
梅にそう言って川を見ていると、反対岸にあの男が三体いたので「本物は?」と聞き返す。
「あんな出方をしてくるとは思わなかったけど、ちゃんと本は読んでたみたいだね」
「ここはどこなの?」
「見ての通り森の中。あぁ、本体の私はまだまだ先にいるよ?辿り着けるといいね」
「そんなの知らない!僕、ここから帰るから」
「帰れるかな?」
「帰る!」
では暫くそこで楽しんでいたらいいと言われて頭にきたが、まずはココがどこなのかを知らなければいけない。
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