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再び
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影からヌッと頭だけだし、出来るが基本はキーホルダーのがいいと言われたので、白達には緊急の時は影に入ることと言って、今日は一日見張りをしてもらう事にした。
「帰ったぞ!侑弥が急に元気になってな、それは良かったんだが……どうした?」と、テーブルに色々持たされたのであろう荷物を昴が置く。
「雪翔が札を燃やしたんです。紙に書いた札のようなもので」
「は?」
巻物と本の内容を見て作った手作りの札を見せて、白たちに教えて貰ってしたことを話すと、それで急に泣き止んでご機嫌になったんだなと納得される。
「あ、これが薬の袋。カバンでいいって聞いたからそのまま持ってきた。それと、何故か食材を渡されたんだが」
テーブルにはじゃがいもやウインナー、お米などたくさん入っており、明らかに晩御飯を作れと言われているようで、渋々台所に持っていき、航平と調味料を漁る。
「ひと通りあるんだね」
「俺が買い込んだんだけど、冷蔵庫にものは無いよ?味噌はあるけど」
「お肉入れておかなくちゃ。じゃがいもの味噌汁ができるでしょ?後、このゆでうどんの量に野菜って、焼きうどん作れってことかな?」
「だな。手伝うから任せた!」
「えー!僕一人じゃ無理だよ。7人分だよ?」
「俺、洋食のが得意だしなー」
ちらっと那智を見ると、俺も無理だと言うので、こっそりと「航平ちゃんにいいとこ見せたら喜ぶよ?」と耳打ちすると、まだ早いのに袖を巻くって、やる気満々で米をとぎ始めたのでそのまま任せる事にした。
持ってきてもらったカバンの中に、前にもらってきたプリントが入っていたので、それを航平に教えて貰って宿題を済ませ、野菜を切っている那智をそろそろ手伝おうとキッチンに行く。
「那智さん、前も海で魚さばいたりとかしてくれてたよね?」
「まあな。あれは爺さんが教えてくれたんだよ。休みの日は入り浸ってたから、海の男になるには魚くらい捌けないと生きていけないってな」
「俺もやらされたぞ?那智は切るのだけは上手いんだよ。何品か作れるがすべて魚料理。他をやらせたらてんでダメなんだよな」
「だからパンも焼かなかったとか?」
「航平ー!バラすなよ……」
「言わなきゃわかんないし!俺ほんとに出来ないと思って散々文句言われるのに作ってただろ?」
「はいはい。那智の負けです。もっと素直になったらどうですか?従兄弟としても恥ずかしいですよ?」
「京弥さんに言われたら那智さんの負け決定!」
「分かったよ!今度からやればいいんだろ?」
「素直じゃないんだから……狐ちゃんたちはできないの?」
「あ、俺の狐で出来るのはみんな魚だから」
それだけは胸を張って言うのは那智らしいと言えば那智らしい。
さらっと魚宣言させられて、航平が後はやるから座っててくれと追い出し、凛と煌輝を出してもらって手伝ってもらい、三回に分けて作る。
「後はおにぎりでいいかなぁ?」
小さいおにぎりを二つ作って煌輝と凛に渡すと、嬉しそうに那智のところに行き、おにぎりを頬張っている。
「基本的に那智さんは優しいよね」
「それは分かってるよ?狐ちゃんたちにも同じように接してるし、この前も煌輝くんが怪我してきたんだけど、ちゃんと治してあげてたし」
「凛ちゃんじゃなくて?」
「細かいのは全部那智さんがしてる。そう言うの言わないだけってわかってる。俺に何かをやらせたいのも、教えるためだって分かってるんだけど、つい言い合いになっちゃってさ……」
「二人とも似てるんだよ。だから親子になれたんじゃないかな?」
「引き取るって言われた時、俺嬉しくて泣いちゃったんだけど、黙ってそばにいてくれてさ」
「いい話ですねぇ」
「京弥さん聞いてたの?」
「さっきからいたのに二人の世界ですから、邪魔したらダメだと思って。でも、その通りですよ?那智は誰よりも優しいんですけど、反抗的というか素直じゃないというか。前にもそんな話出たと思うんですけど、航平君がいるから那智は変われた。航平君もそうじゃないですか?今のままでいいとは言いませんが、お似合いだと思いますよ?」
「はい、ありがとうございます……って、何でもう無いわけ?お代わりしたら俺の分なくなるのわかってて食っただろ」
「まずかったら食わねーよ!」
「全く……」
そう言って冷蔵庫から卵とチーズを出して、手早く混ぜてチーズオムレツを作り、お皿に乗せてぶっきらぼうに渡しているところがやはり親子なんだなぁと思ってほのぼのとしてしまう。
「甘めの酒があったよな」
「帰ったぞ!侑弥が急に元気になってな、それは良かったんだが……どうした?」と、テーブルに色々持たされたのであろう荷物を昴が置く。
「雪翔が札を燃やしたんです。紙に書いた札のようなもので」
「は?」
巻物と本の内容を見て作った手作りの札を見せて、白たちに教えて貰ってしたことを話すと、それで急に泣き止んでご機嫌になったんだなと納得される。
「あ、これが薬の袋。カバンでいいって聞いたからそのまま持ってきた。それと、何故か食材を渡されたんだが」
テーブルにはじゃがいもやウインナー、お米などたくさん入っており、明らかに晩御飯を作れと言われているようで、渋々台所に持っていき、航平と調味料を漁る。
「ひと通りあるんだね」
「俺が買い込んだんだけど、冷蔵庫にものは無いよ?味噌はあるけど」
「お肉入れておかなくちゃ。じゃがいもの味噌汁ができるでしょ?後、このゆでうどんの量に野菜って、焼きうどん作れってことかな?」
「だな。手伝うから任せた!」
「えー!僕一人じゃ無理だよ。7人分だよ?」
「俺、洋食のが得意だしなー」
ちらっと那智を見ると、俺も無理だと言うので、こっそりと「航平ちゃんにいいとこ見せたら喜ぶよ?」と耳打ちすると、まだ早いのに袖を巻くって、やる気満々で米をとぎ始めたのでそのまま任せる事にした。
持ってきてもらったカバンの中に、前にもらってきたプリントが入っていたので、それを航平に教えて貰って宿題を済ませ、野菜を切っている那智をそろそろ手伝おうとキッチンに行く。
「那智さん、前も海で魚さばいたりとかしてくれてたよね?」
「まあな。あれは爺さんが教えてくれたんだよ。休みの日は入り浸ってたから、海の男になるには魚くらい捌けないと生きていけないってな」
「俺もやらされたぞ?那智は切るのだけは上手いんだよ。何品か作れるがすべて魚料理。他をやらせたらてんでダメなんだよな」
「だからパンも焼かなかったとか?」
「航平ー!バラすなよ……」
「言わなきゃわかんないし!俺ほんとに出来ないと思って散々文句言われるのに作ってただろ?」
「はいはい。那智の負けです。もっと素直になったらどうですか?従兄弟としても恥ずかしいですよ?」
「京弥さんに言われたら那智さんの負け決定!」
「分かったよ!今度からやればいいんだろ?」
「素直じゃないんだから……狐ちゃんたちはできないの?」
「あ、俺の狐で出来るのはみんな魚だから」
それだけは胸を張って言うのは那智らしいと言えば那智らしい。
さらっと魚宣言させられて、航平が後はやるから座っててくれと追い出し、凛と煌輝を出してもらって手伝ってもらい、三回に分けて作る。
「後はおにぎりでいいかなぁ?」
小さいおにぎりを二つ作って煌輝と凛に渡すと、嬉しそうに那智のところに行き、おにぎりを頬張っている。
「基本的に那智さんは優しいよね」
「それは分かってるよ?狐ちゃんたちにも同じように接してるし、この前も煌輝くんが怪我してきたんだけど、ちゃんと治してあげてたし」
「凛ちゃんじゃなくて?」
「細かいのは全部那智さんがしてる。そう言うの言わないだけってわかってる。俺に何かをやらせたいのも、教えるためだって分かってるんだけど、つい言い合いになっちゃってさ……」
「二人とも似てるんだよ。だから親子になれたんじゃないかな?」
「引き取るって言われた時、俺嬉しくて泣いちゃったんだけど、黙ってそばにいてくれてさ」
「いい話ですねぇ」
「京弥さん聞いてたの?」
「さっきからいたのに二人の世界ですから、邪魔したらダメだと思って。でも、その通りですよ?那智は誰よりも優しいんですけど、反抗的というか素直じゃないというか。前にもそんな話出たと思うんですけど、航平君がいるから那智は変われた。航平君もそうじゃないですか?今のままでいいとは言いませんが、お似合いだと思いますよ?」
「はい、ありがとうございます……って、何でもう無いわけ?お代わりしたら俺の分なくなるのわかってて食っただろ」
「まずかったら食わねーよ!」
「全く……」
そう言って冷蔵庫から卵とチーズを出して、手早く混ぜてチーズオムレツを作り、お皿に乗せてぶっきらぼうに渡しているところがやはり親子なんだなぁと思ってほのぼのとしてしまう。
「甘めの酒があったよな」
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