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家族生活
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「こら、起きろ!」
「んー?着いた?」
「何が着いただ。着いたぞ桃太郎君!」
「なんで桃太郎なんだよ」と最初に丈太郎となった時を思い出す。
「ちゅん助に風太に、あと猿がいたら俺、本当に丈太郎だった……」と鬼ヶ城を見てしみじみ。
「その話は聞いたが、そのちゅん助は運が良ければ明日には会えるぞ」
「何してんのあいつ」
「主に伝達の仕事だ。八咫烏共に紛れてちびっ子ながら奮闘中って所かな」
そういえば、ちゅん助の足も三本だったし。
「ちゅん助ってスズメみたいだったけど」と聞いてみる。
「あいつも八咫烏だぞ?」
「うっそだー!だって色が黒じゃなかったもん」
「一羽、変なのが生まれたって話は聞いて見に行ったら、八上が色が変わらないのはおかしいと言っていてな、親鳥のところにいるやつに聞きに行ったら、稀にあるそうだ」
「俺、スズメかなんかだと思ってちゅん助って名前付けちゃったよ」
だが目の前は鬼ヶ城!
いざ鬼退治!ではないのだが、入口のオブジェが真実の口のようになっていたので、風太の手を入れようとして鳴かれ、写真を撮りまくり。
「ご、ごめん風太。中には風太入れない……」
「えっ!」
「姿だけ見えなくしてやるからそばにいろよ?」
「うん!いい子にするよ!」
中に入って二階へ食事に行き、見えないながらも風太がいるからとテラス席で食べるが、やはり観光地のご飯はちょっと高い。
「見晴らし代だな」
「美味しいし満足!」
一応軽めにしたのだが、飲み物を買っていざ!
「おおおおお!すげぇぇ!風太、そこに座って」
「やだよ!落ちちゃうよ!」
「いいから!」と断崖絶壁で写真を撮っている間、闇之助は壁をみながらブツブツ。
「凄いよね。自然でできたんだって!写真より迫力あるよ」
「色んなところに名前がついてるんだな。全部歩くのか?」
「なんで?」
地図だと……と見せられ、まさか!と思っていると「俺と風太は車で先回りして……」と言うので、一人じゃつまらない!と風太を抱っこ!
「仕方ないなぁ」
「お兄様、足元にお気をつけくださぁーい」と歩くが、狭いところもあれば、階段のようで階段ではないところや、隙間を跨いだりと危なそうな所は風太はリュックの中。
「海も凄いね」
「お前、海の神様って誰か知ってるか?正確には海を治めてる神様な」
「海神?ポセイドン?」
「日本の神様だ」
「知らない!」
「太陽は天照。月は月読といえば?」
「す、須佐之男?」
「そういうこと」と先に行かれ、なんだかんだと付き合ってくれて、時々説明もしてくれる闇之助は本当に兄なら良かったのにと思うことも多くなってきた。
「俺、ブラコンみたい……」
「んー?着いた?」
「何が着いただ。着いたぞ桃太郎君!」
「なんで桃太郎なんだよ」と最初に丈太郎となった時を思い出す。
「ちゅん助に風太に、あと猿がいたら俺、本当に丈太郎だった……」と鬼ヶ城を見てしみじみ。
「その話は聞いたが、そのちゅん助は運が良ければ明日には会えるぞ」
「何してんのあいつ」
「主に伝達の仕事だ。八咫烏共に紛れてちびっ子ながら奮闘中って所かな」
そういえば、ちゅん助の足も三本だったし。
「ちゅん助ってスズメみたいだったけど」と聞いてみる。
「あいつも八咫烏だぞ?」
「うっそだー!だって色が黒じゃなかったもん」
「一羽、変なのが生まれたって話は聞いて見に行ったら、八上が色が変わらないのはおかしいと言っていてな、親鳥のところにいるやつに聞きに行ったら、稀にあるそうだ」
「俺、スズメかなんかだと思ってちゅん助って名前付けちゃったよ」
だが目の前は鬼ヶ城!
いざ鬼退治!ではないのだが、入口のオブジェが真実の口のようになっていたので、風太の手を入れようとして鳴かれ、写真を撮りまくり。
「ご、ごめん風太。中には風太入れない……」
「えっ!」
「姿だけ見えなくしてやるからそばにいろよ?」
「うん!いい子にするよ!」
中に入って二階へ食事に行き、見えないながらも風太がいるからとテラス席で食べるが、やはり観光地のご飯はちょっと高い。
「見晴らし代だな」
「美味しいし満足!」
一応軽めにしたのだが、飲み物を買っていざ!
「おおおおお!すげぇぇ!風太、そこに座って」
「やだよ!落ちちゃうよ!」
「いいから!」と断崖絶壁で写真を撮っている間、闇之助は壁をみながらブツブツ。
「凄いよね。自然でできたんだって!写真より迫力あるよ」
「色んなところに名前がついてるんだな。全部歩くのか?」
「なんで?」
地図だと……と見せられ、まさか!と思っていると「俺と風太は車で先回りして……」と言うので、一人じゃつまらない!と風太を抱っこ!
「仕方ないなぁ」
「お兄様、足元にお気をつけくださぁーい」と歩くが、狭いところもあれば、階段のようで階段ではないところや、隙間を跨いだりと危なそうな所は風太はリュックの中。
「海も凄いね」
「お前、海の神様って誰か知ってるか?正確には海を治めてる神様な」
「海神?ポセイドン?」
「日本の神様だ」
「知らない!」
「太陽は天照。月は月読といえば?」
「す、須佐之男?」
「そういうこと」と先に行かれ、なんだかんだと付き合ってくれて、時々説明もしてくれる闇之助は本当に兄なら良かったのにと思うことも多くなってきた。
「俺、ブラコンみたい……」
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