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暴露
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「あれ?居ない」
家の裏に回ると闇之助と祖父がひたすら木を削っていて、「なにしてんの朝から」と呆れる。
「神棚の話しただろう?いい置き場所を聞かれたから教えたら、そのまま付けられないって言うから、補強するのに……あっ!それ以上切るな!」
なんだか忙しそうにしていたが、仲がいいのは良い事だと「朝ごはん食べないと婆ちゃんに怒られるよ?」とだけ言う。
我が家は朝昼夜としっかりと食べないと怒られると言うより心配される。
俺がちゃんと同じ時間に食べる健康体だから余計に!
リビングに戻ると、親父は二日酔い。
母は買い物に行くと言っていて、「母さん、買い物に行くなら……」と買ってきて欲しいものを頼む。
「そうよね。買ってくるわ」
後はバイトの時間までのんびりとしたいのだが、風呂から出てきた闇之助に、「今日の昼前に志那が来る」と言われてドキリとする。
「顔に出てんぞ!志那は男だからな?」
「分かってるよ。最近祭事の案内が多いんだけど」
「大抵の神社ではそろそろ祭事があるからだろう。滞りなく進めるのは人の役目でもあるが、社にいる神もそこそこ忙しくなる」
「お祭りとは違うの?」
「祭りのようにするところもあるし、そうでないところもある。俺も一度京都に帰る」
そんなに変な顔をしていたのか、直ぐに戻ると言われ、俺の方が子供じゃないかと桃ちゃんを見ると、キッチンが気になるのか、ずーっと料理をしている祖母や母を見ている。
「桃ちゃんや。ここは危ないからお椅子に座っててちょうだいね」
「はーい」
お返事はとってもいいのに、椅子に座ってやはり見ているので、何か気になる?と聞くと「あのね、木に火をつけないのに、ジュワーって音がするの」と言うので闇之助を見る。
「昔は竈だったからだろうな。前の家では台所には行かなかったのかもしれないし」
「これから覚えていけばいいんだよ。で、いつから行くの?」
「ゴールデンウィーク明けすぐに。半月ほどで戻る。なんだよ」
「八つ橋買ってきてよ。柔らかいあんこの方」
「お前なぁ、俺は遊びに行くんじゃ……桃、なんだ?」
「あんこ、すき」
「分かったよ!買ってくる!」
結局闇之助も桃ちゃんに甘い!
家の裏に回ると闇之助と祖父がひたすら木を削っていて、「なにしてんの朝から」と呆れる。
「神棚の話しただろう?いい置き場所を聞かれたから教えたら、そのまま付けられないって言うから、補強するのに……あっ!それ以上切るな!」
なんだか忙しそうにしていたが、仲がいいのは良い事だと「朝ごはん食べないと婆ちゃんに怒られるよ?」とだけ言う。
我が家は朝昼夜としっかりと食べないと怒られると言うより心配される。
俺がちゃんと同じ時間に食べる健康体だから余計に!
リビングに戻ると、親父は二日酔い。
母は買い物に行くと言っていて、「母さん、買い物に行くなら……」と買ってきて欲しいものを頼む。
「そうよね。買ってくるわ」
後はバイトの時間までのんびりとしたいのだが、風呂から出てきた闇之助に、「今日の昼前に志那が来る」と言われてドキリとする。
「顔に出てんぞ!志那は男だからな?」
「分かってるよ。最近祭事の案内が多いんだけど」
「大抵の神社ではそろそろ祭事があるからだろう。滞りなく進めるのは人の役目でもあるが、社にいる神もそこそこ忙しくなる」
「お祭りとは違うの?」
「祭りのようにするところもあるし、そうでないところもある。俺も一度京都に帰る」
そんなに変な顔をしていたのか、直ぐに戻ると言われ、俺の方が子供じゃないかと桃ちゃんを見ると、キッチンが気になるのか、ずーっと料理をしている祖母や母を見ている。
「桃ちゃんや。ここは危ないからお椅子に座っててちょうだいね」
「はーい」
お返事はとってもいいのに、椅子に座ってやはり見ているので、何か気になる?と聞くと「あのね、木に火をつけないのに、ジュワーって音がするの」と言うので闇之助を見る。
「昔は竈だったからだろうな。前の家では台所には行かなかったのかもしれないし」
「これから覚えていけばいいんだよ。で、いつから行くの?」
「ゴールデンウィーク明けすぐに。半月ほどで戻る。なんだよ」
「八つ橋買ってきてよ。柔らかいあんこの方」
「お前なぁ、俺は遊びに行くんじゃ……桃、なんだ?」
「あんこ、すき」
「分かったよ!買ってくる!」
結局闇之助も桃ちゃんに甘い!
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