八百万の学校 其の弐

浅井 ことは

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神気と力

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絶対に暴れる!そう思ったので、奥のテーブル二つにしたが、目をキラキラさせているのは迦具土……だけではなく、大国さんに石長さんまで。

「じ、純平さん。これはクルクルと回ってるのは……」

「皿が通り過ぎてくぞ?」

「なんだ、皿は回らんのか」

それぞれの思いを言いながらも、タッチパネルを兄が触ればそこに興味津々の大国さん。

迦具土は恐る恐る皿を取り、皿が回転してるのかと思ったと言いながらもマグロを食べ、石長さんは兄に取ってもらい、大国さんは祖父に大トロを強請っている。

祖父母と大国さん。

兄と石長さんに迦具土と俺。

なんの組み合わせだ?

タッチパネルで茶碗蒸しとうどんを頼むと、それもレーンで流れてくるのでとって目の前に置くと、隣の席からも目の前からもじーっと見てくる神様。

「た、頼みます?」

こちらの分は頼んで、大国さんのは祖父に任せて食べていると、「うどん屋じゃないのに……」「あら?山芋が……」等と好きに頼んでテーブルの上はパーティの様に……

責任もって食えよ?

「迦具土、ネギトロ取って」

「どれだ?」

「ほら、きたきた!」

サッと取ってくれたのはいいが、手に取ったのは納豆巻き。

「これの前のやつがネギトロ……」

「す、すまん。でも、結構早く流れていかないか?」

「そう?」

「翔平、この唐揚げ食べてくれ」

「兄貴達頼みすぎ」

「隣りみてみろ。こっちは四人なのに可愛いもんだぞ?」

隣を見ると、各種類取ったのか?というほど並んでいて、巻物など祖父母と仲良く分けて食べている……曾孫?

もう、曾孫認定でいいんじゃあないだろうか?

「石長さん、茶碗蒸し冷めますよ?」

「え?あ、うどんに夢中で……」

「兄貴、スプーン渡してあげてよ」

「おお、俺も忘れてた」

「バカップル……」

ボソッという迦具土が何だか可愛いなと思いながら、赤面してる二人を見て少しほっこりするが、これからこの二人大丈夫なんだろうか?

「この機械で寿司が来るのか?」

そう言いながら色々と見ている迦具土だが、鯖……と言いながら、軍艦のハンバーグで手が止まっている。

「頼めば?」

「これは……寿司なのか?」

お子様用だ!と手を伸ばしてひとつ注文する。

自分のテーブルに乗ってるのは最早フードメニューとデザート。

たこ焼き・ポテト・メロンソーダ・りんごジュース・唐揚げ……上げだしたらキリがない。

迦具土に席を変わってもらい、食べ損ねてなるものかと、ブリやマグロ、タコやえんがわなど注文してひたすら食べる。

「あ、かっぱ巻き頼もう。迦具土食べる?」

「鉄火巻も食べたい」

半分こにしようと注文ボタンを押し、兄達は他に頼まないのきと聞くと、石長さんがハマチを食べながら、「穴子!穴子!」と言っているので穴子を頼み、積まれたお皿を見ると兄五皿。石長さん八皿とがん日っている中、俺は既に十皿を超えている。

「なぁ、兄貴って少食だっけ?」

「いや?1人の時なんて十五は食べるぞ?でもほら、唐揚げとかで腹一杯になってきて……」

そう言いながらもポテトを食べている。

迦具土はハンバーグとシャリを解体して食べているし、隣の席ではメロンが既に乗っている。

婆ちゃんたち食べれたんだろうか?
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