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南での三日間
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「ねえ、みんな結婚しないの?」
「でしょう?」
もっと言え言えとばかりにバアバには言われたが、夏樹も那智も背も高いし二人はよく似ている。
モテないわけないのだが……
「雪翔、おかわり」
「あ、はい……って、ここ下宿じゃないから!」
「あ、そうだった。お前の家に行った時は常にしてもらってたからつい」
「誤魔化したでしょー!ねえ、好きな人とかいないの?」
水をブッと吐くのをこらえたのか、鼻をつまみながら、給仕からお代わりのカレーをもらい、上にチーズを乗せているが、なかなか答えてくれない。
こういうとこは冬弥さんにも似てる気がしてならない。
「京弥さんと幸さんのはドラマみたいな恋愛だったのに」
「お前なぁ、あんなのは京弥位だ!俺も聞いた時は笑うしかなかったが、冬弥も散々見合は断ってただろう?それに、那智も断ってるじゃないか」
「だから夏樹、貴方なのよ!」
「しないから!断っておいて。父上も持って帰ってこないでほしいんだけど」
「でしょう?」
もっと言え言えとばかりにバアバには言われたが、夏樹も那智も背も高いし二人はよく似ている。
モテないわけないのだが……
「雪翔、おかわり」
「あ、はい……って、ここ下宿じゃないから!」
「あ、そうだった。お前の家に行った時は常にしてもらってたからつい」
「誤魔化したでしょー!ねえ、好きな人とかいないの?」
水をブッと吐くのをこらえたのか、鼻をつまみながら、給仕からお代わりのカレーをもらい、上にチーズを乗せているが、なかなか答えてくれない。
こういうとこは冬弥さんにも似てる気がしてならない。
「京弥さんと幸さんのはドラマみたいな恋愛だったのに」
「お前なぁ、あんなのは京弥位だ!俺も聞いた時は笑うしかなかったが、冬弥も散々見合は断ってただろう?それに、那智も断ってるじゃないか」
「だから夏樹、貴方なのよ!」
「しないから!断っておいて。父上も持って帰ってこないでほしいんだけど」
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