下宿屋 東風荘 8

浅井 ことは

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南での三日間

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ご飯を食べたあとにちゃんと薬を飲んで、早速出てきてくれた三郎と四郎。そして周太郎と一緒に台所へと向かう。


薪割りをしている人、荷受をしている人、届いたものを閉まったり調理に取り掛かる人と居たが、昨日よりも人数は少ない。


「どうかしたのかな?」

「昨日が集まりすぎだったのです。普段はお館様の家でもこんなものですよ?」

「掃除とか?」

「そうです。後、屋敷を風の一族が守っていますので安心してください」

「三郎さん、もう全部終わって平和になったんだよ?」

「それでもです。悪いものは野党だけでは無いですから」

「そうだけど……」


屋根を見ても、周りを見ても気配を消すのがやはりうまいのか、誰の存在も感じないが、人間界で時折感じた視線は気のせいだったのかな?とここに居るとそう思う。

まだ冬弥達には話してないが、白も黒も気づかないのならば何も無いのだろうが、時折後ろ首にある星のマークのアザが痒くなる程度。

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