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南での三日間
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その後は楓に乗って何周も庭を回ってもらったが、その隣には桔花に乗る重次さん。
「すいません、私まで乗らせていただいてしまって」
「いや、家に置いていると言うだけで、元々は重次の馬じゃないか。乗ってやらんと可愛そうだぞ?」
「そうなのですが……」
「俺たちに遠慮入らんから、たまには山を駆けてこい。雪翔が帰ったら楓もな」
「ありがとうございます」
夏樹と重次の話を聞きながら、それでももうお尻が限界だからと下ろしてもらう。
車椅子に座った頃には腰も少し痛く、その事を言うと「今夜は筋肉痛決定だな」とみんなに笑われてしまう。
夕食を食べる前にと重次と三郎、四郎からリハビリを受けて、周太郎も真似をしていたが、「坊ちゃん、このリハビリというのは全身の筋肉が解れるようでいい運動になりますね」と言われ、そういえばいつもとは違うなと思っていたと聞くと、普段使わない筋肉を使っているので、そこを解してマッサージして終わりだと言われ、終わってからはお風呂に入って休憩……と思っているうちに熟睡してしまい、気がつけばもう三日目の朝になっていた。
「すいません、私まで乗らせていただいてしまって」
「いや、家に置いていると言うだけで、元々は重次の馬じゃないか。乗ってやらんと可愛そうだぞ?」
「そうなのですが……」
「俺たちに遠慮入らんから、たまには山を駆けてこい。雪翔が帰ったら楓もな」
「ありがとうございます」
夏樹と重次の話を聞きながら、それでももうお尻が限界だからと下ろしてもらう。
車椅子に座った頃には腰も少し痛く、その事を言うと「今夜は筋肉痛決定だな」とみんなに笑われてしまう。
夕食を食べる前にと重次と三郎、四郎からリハビリを受けて、周太郎も真似をしていたが、「坊ちゃん、このリハビリというのは全身の筋肉が解れるようでいい運動になりますね」と言われ、そういえばいつもとは違うなと思っていたと聞くと、普段使わない筋肉を使っているので、そこを解してマッサージして終わりだと言われ、終わってからはお風呂に入って休憩……と思っているうちに熟睡してしまい、気がつけばもう三日目の朝になっていた。
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