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浮遊城の水盆
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「そう言って、ノートの解読したやつはどうなの?」
「不完全ですが、日々の記録と、これを書いたものから見た陰陽師とは?って感じですかねぇ?体験談を書いてあるのかと思いますが、抜けてるところが多いのでまだ断定はしない方がいいでしょう。私、夜食作ってきますから、頑張ってくださいよ?」
楽しそうに広間を出ていったのはいいが、肝心のノートには『指ひとつで自分の分身を出し、あたかも本人と変わりなく動く姿は見ていて奇っ怪なものである。』と書いてあるので、式神のことだろうことだけは想像がつく。
「これってさ、前の本と違って、普段の陰陽師の生活が書かれてるとかかな?」
「航平ちゃん、それを僕にしろってことなら出来ないよ?」
「分かってるけど、なんだろ?ゾワゾワっとするんだよ」
「風邪ひいたのかな?」
「違うから!俺も続き早くやってしまうから、雪翔も分かるところだけ書き出してよ。那智さん達は進んでないみたいだから、この本だけでもやってしまわないと、冬弥さんが持ってきた本も気になるだろ?」
「うん」
「不完全ですが、日々の記録と、これを書いたものから見た陰陽師とは?って感じですかねぇ?体験談を書いてあるのかと思いますが、抜けてるところが多いのでまだ断定はしない方がいいでしょう。私、夜食作ってきますから、頑張ってくださいよ?」
楽しそうに広間を出ていったのはいいが、肝心のノートには『指ひとつで自分の分身を出し、あたかも本人と変わりなく動く姿は見ていて奇っ怪なものである。』と書いてあるので、式神のことだろうことだけは想像がつく。
「これってさ、前の本と違って、普段の陰陽師の生活が書かれてるとかかな?」
「航平ちゃん、それを僕にしろってことなら出来ないよ?」
「分かってるけど、なんだろ?ゾワゾワっとするんだよ」
「風邪ひいたのかな?」
「違うから!俺も続き早くやってしまうから、雪翔も分かるところだけ書き出してよ。那智さん達は進んでないみたいだから、この本だけでもやってしまわないと、冬弥さんが持ってきた本も気になるだろ?」
「うん」
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