下宿屋 東風荘 8

浅井 ことは

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浮遊城の水盆

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裏に周り、周太郎のところに行こうとするものの、まだ纏めてない木が沢山落ちていたので、「周太郎さーん」と呼ぶと、ヒョコッと顔を出してくれたので、祖母に言われたことを伝えると、直ぐに一束持ってきてくれた。


「あれ、全部割ったの?」

「はい。残りも少なくなっていたので、作っておいたら皆さん楽になるかなと思いまして」


周太郎は優しいなぁと思いながら、他に手伝うことはないかと言うと、「もうみんな広間にいると思うから行ってきたらどう?」と言われる。


少し考えたあと、やはり朝ごはんを食べてからにしようと思い、周太郎は残りの薪を片付けてくると裏に戻ったので、味噌汁があるのを確認して、漬物を切っていく。


「朝からご馳走だね」

「解読というのをしないといけないのでしょう?せめて美味しいものをとね。それに、雪翔も春のお休みの間だけでしょう?今のうちにお婆ちゃんのご飯を沢山食べて欲しくてねぇ」

「お婆ちゃん、ありがとう。僕、お婆ちゃんのご飯大好きだよ」

「あら、それなら毎日頑張らないと。そうだわ、あのペットボトルという飲み物。こちらの井戸の方でも冷やしてあるんだけど、追加で入れて置いてくれるかしら?」

「うん。ジュースも入れていい?」

「好きなのを入れていいとは言われてるけど、お茶くらいしかお婆ちゃんには分からないから、あなた達が好きなものを入れといたらいいと思うわよ?」


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みんなの感想(2件)

poramama
2022.01.03 poramama

ずっと読んでいます 早く続きをお願いします。

浅井 ことは
2022.01.03 浅井 ことは

こちらはシリーズ作品となっています。
下宿屋 東風荘から7まであるので楽しんでいただければ嬉しいです(*・ω・)*_ _)ペコリ

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桐乃 藍
2020.08.10 桐乃 藍

とても面白いです😆
お気に入り登録しました👍

浅井 ことは
2020.08.11 浅井 ことは

ありがとうございます😊
シリーズものになっていますので、お時間のある時に1から読んで貰えたらとても嬉しいです(๑•̀ㅁ•́๑)✧

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