ゴミ拾いで3体の夫ができた人間

那原涼

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【R18】欲に溺れる

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「私だってアロンのことであれば詳しい!」

エルヴィスがどこか負けじと言い返すが、エルドからどこか冷めた視線をもらい、

「過呼吸になるまで追い込んだひとが何を言っている」

わりと一発で追い返された。

アロンがいい加減姿勢の恥ずかしさに身をよじると抱きかかえてくる腕にぐっと力が加わった。

「暴れるな」

「暴れてねぇよ!スウスウして冷たいんだよ!」

恥ずかしさを誤魔化すためになんとか理由つけたのだが、ハッとしたエルヴィスが近づき、まだ何もされていない締まりにそっと触れた。その手につている液体の冷たさにももの内側が思わずひくりと震える。

「すまない!すぐに暖かくするから」

言いながらもみこみ、アロンの羞恥心が一気に爆発ーーしようとする寸前に頭をなでられた。エルドである。

「大丈夫、すぐに慣れる」

「慣れるわけねぇだろ!」

「うん、最初は辛いと思う」

エルドの両手が頬に伸び、顔全体を包み込むようにゆっくりとなではじめた。強過ぎでもなく弱過ぎでもなく、ちょうどいい力加減にアロンがぐむむと口を閉ざした。

少し気持ちいいと思ったのは何がなんでも知られたくなく、ぎゅっと唇を噛んだ。するとキツく噛んだ部分を親指でさすっとなでられた。

「そんなに力込めると皮が破ける」

親指でなでられ、不思議と力をゆるめると噛んで赤くなった部分をなで、歯をなで、親指は口の中にすぅと入ってきた。

「んっ」

「口の中にも傷がないか確かめたい」

「んな、とこに…ねぇだろ」

指を入れられているせいで少ししゃべりづらく、アロンはその恥ずかしさに顔をそらそうとした。

しかし、頬をなでていた手がそれを許さず、またくいっと戻される。

「大丈夫、確認するだけだ。口を開けてくれないか」

エルドの手つきがあまりにも気持ちいいせいか、アロンは知らず知らずのうちに言いなりになり、拒んでいたはずなのに口を開けてしまった。

両手の親指が口の中でいろんな箇所をなで、歯をなでられることすら気持ちよくなってくる。

なんなんだよ……本当に……。

気持ちよさに目を細めると、ほんのずらした視線の先にちょうどライネスの目があった。

視線が合ってしまい、アロンのなかの羞恥心がふたたびぶわっと起き上がる。

「ぁ………はっ」

何か言おうと口を動かすとぐっと舌を上から押さえつけられた。

舌を弄ぶようにいじられ、閉じれない口から唾液があふれてあごを伝っていった。

その時である。

「そろそろ指挿れるよ」

エルヴィスの声に続いて下部にずぶっと何かが侵ってくるのを感じた。

「んっ!」

アロンは抵抗感に身を動かすも体はライネスに抱きかかえられてどこにも逃げられなかった。

下をいじる指にアロンが耐え難い恥ずかしを感じ、目に涙を浮かばせた。

「痛がっているのか、これは」

ライネスの声にエルヴィスが驚いた目を向け、手の動きを止めた。

しかしエルドはゆっくりと首を振って言う。

「たぶん違う。大丈夫、続けても問題はない」

「よかった……」

エルヴィスがホッと息をつくとふたたび手を動かし始めた。

アロンが抵抗するにできないあいだ、指の本数は1本、2本、ついに3本まで増え、どんどん入り口を広げられていくのがわかる。

エルドはそろそろ頃合いかと指を抜き、指についたアロンの唾液を本人が見ている前でぺろっとなめた。

「お、お前………」

「よくできた、アロン。これはご褒美だ」

エルドはポケットから小瓶の中に入れた赤い何かを取り出した。

それを口にはさみ、アロンに口移しをする。

「うっ」

口の中に押し込まれたものは柔らかく、妙な甘みを感じた。

それが何かはわからないが、どこか食べたことのある味に、頭の中でとある情景が浮かぶ。

それは暗い部屋の中でエルドが見下ろし、全身を蝕む熱にさいなまされ、アロンが相手に抱きついている情景である。

記憶にない情景にアロンがほんの少し混乱したが、考え事をしているあいだに口の中で溶け出した甘い蜜のようなものを唾液と一緒にごくっと飲み込んだ。

「もうすぐ気持ちよくなれる」

そう言うがアロンは今がだいぶ気持ちよく感じた。

いうことを聞いた子犬を褒めるようにエルドの手は頬をなでてきた。アロンはそれに目を細めると後孔にぐっと何かを当てられた。

「へ……?」

視線を向けるとエルヴィスが手に何かを持って後孔に押し当てている。

「アロン、これからこれ挿れるから、キツかったら言ってね」

「え?あ、いや……待っーーひっ!」

ぐっと先端がなかにもぐり込み、指とは比較にならない圧迫感に悲鳴をもらしそうになった。

だが以前結婚式の時に挿れられたような痛みはなく、難なく飲み込んでいくことにアロンのほうが不思議に感じていた。

とはいえ、やはりこの状況自体が非常に恥ずかしい。しかもなぜか下腹部に先ほどまで感じなかった熱がだんだんと湧き上がってくるのを感じた。

「もう……っ、うっ」

エルヴィスが持っている器具がぐっと敏感な場所をかすめた。

それが気持ちよく、我慢していた声が出かかりそうになる。

ぬちゃぬちゃとした淫靡な水音が部屋の中に響いた。

「んっ………ぅ」

「アロン、ここがいいのかい?」

そう言ってエルヴィスは敏感な場所を器具で何度も擦り上げた。

「あぁっ……!」

「初めてかもしれないね。こんなに受け入れてくれたのは。今まであんなに嫌がっていたのに」

別に今が嫌じゃないわけがない、と言い返そうとしても声が上ずってうまくしゃべれない。

やがて全身が熱に包まれるような気がして、触れられる部分全てが敏感になって気持ちよく感じてきた。

おかしい……なんだ、この感覚……。

口のなかに残留する甘い味にアロンが舌なめずりをした。

全身が力なくライネスに寄りかかり、自分で動くことが酷く怠惰たいだになってくる。

「ぁ、ぁあ……!んっ、はぁ!」

下をいじられる快感にアロンが耐えきれなかった喘ぎをもらした。

「そろそろ離しても大丈夫だろう」

「もういいのか?」

ライネスが聞き返すとエルドは小さくうなずいた。

アロンの体はベッドの上にゆっくりと置かれ、両脚だけエルヴィスに向かって大きく広げる体制になった。

「今回は私も実践役としてアロンと交わっていい約束があったはずだ」

「それはそうだけど……」

エルヴィスはどこか名残惜しそうに器具によって広げられたアロンの後孔のふちをなぞり、器具をゆっくりとぬいだ。

「んぁ……」

「アロン」

名前を呼ばれ、アロンが視線を向けるとエルドの目と合った。

「………エルド」

「ああ、ここにいる」

エルドはアロンの両脚を持ち上げ、人間に模した性器を当てた。

それにエルヴィスが顔を寄せてじっと見つめた。

「……なんだ」

「いや、ただ興味があってね。伴侶型にしかこういう機能は装着されないからね」

「そこまで見つめるものでもない。お前達では一生手に入らないからな」

「こ、この……!なぐさめるかと思えばっ!」

「私がお前達をなぐさめるわけがないだろ」

そう言ってエルドはアロンの両脚を持ち上げながらゆっくりとなかへ挿った。

「………あ"っ!」

器具よりもなかを圧迫する感じにアロンは思わず背中を反らした。

ぐっと突き上げられて、より敏感な箇所をかすめてしまう質量にアロンは水あげされた魚のようにぱくぱくと口を動かした。

「や、やめ………はあっ!」

抽挿を繰り返し、何度も何度も気持ちいい箇所をこすられて、アロンは声にならない声をもらした。

どんどん堆積されていく快感に涙を流し、ふつふつと湧き上がってくる異様な感覚に思わず両手を伸ばした。

それを片方がエルド、もう片方がエルヴィスにつかまれた。

エルドは恋人同士のように全ての指をからませ、エルヴィスは宝物を捧げ持つように両手で握りしめた。

「アロン、その姿素敵だよ。本当に可愛いね」

「あ、ぁあ……!はぁっ!も、もう……無理っ」

「大丈夫だ。アロン」

「ンンッーー!ま、待って……!もっと、ゆっくりに……あぁ!」

快感に混じって何かが湧き上がってくるような感覚にアロンはダメだと感じ、エルドを止めようとするが、阻止できる前に大きく体を反らした。

「ぁああーーっ!!」

噴き出すような快感にアロンは目を剥き、体をガクガクと痙攣させた。

「これもしかしてイったのかい!?」

エルヴィスが興奮した声を出した。エルドはアロンの表情や反応、なかの収縮の頻率から確かにイッたのだとわかった。

ふたりが確信している一方で、そばでずっと観察するように見ていたライネスはあごをなでながらじっとアロンの表情を見つめた。

エルヴィスのうれしそうな反応とエルドの焦りのない反応から、おそらくアロンは苦しんでいないはずである。

しかしライネスから見ればアロンの表情はずっと苦しげなそれにしか見えない。特に「無理」や「やめ」と言っているところを考えるに阻止しに入ったほうがいいのだろうが、他のふたりは特に気にする様子はない。むしろよりアロンを喜ばせようとしている。

目を剥き、涙を流し、酸素を求めるように口を開け、そして体を痙攣させる姿はどちらかといえば拷問された人間の姿に見える。

それがライネスの素直な感想だった。

実際に人間を幾度か拷問したことがあるライネスは今のアロンとよく似た表情を見る。ただあちらはより苦しく泣き叫び、顔を酷く歪ませていた。

どれほどじっくり見てもアロンが気持ちよくなっているようには見えなかった。

エルドはともかくエルヴィスもアロンが気持ちいいと感じているとわかるのだろうか?

やがてあきらめ、ライネスは上を見て小さなため息を吐き出した。

エルドの言う通り、伴侶型や補助型でもなければ人間のことはわからないのかもしれない。

特にライネスのような軍用アンドロイドは人間と接する機会がほかのアンドロイドよりも少ない。

「わからねぇな……」

アロンの小さな喘ぎを聞きながらライネスはぽつりともらした。








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