3 / 234
第1部 運命の再会
第1話 緑の瞳と髪を抱く森の女神
しおりを挟む
シチリア島で嘗てエンナと呼称された地域の森の懐、フォレスタ家の屋敷は密かに息づいていた。
この島にありがちな白い建築物ではなく、茶色の煉瓦に蔦が這うのをそのままにしている質素なるものだ。
自分達は自然を間借りしてる身の上──故に、家も森の樹々へ鳥の巣が如く溶け込む佇まい、フォレスタ家の家柄を反映していた。
13年前、謎の超巨大噴火によって隣接するこの地域の森も、こっぴどく焼かれた。
金色の髪揺らした男と剣で踊った二人の炎痕。未だ深い爪痕が至る各所に点在していた。
家柄が示す通り、フォレスタ家は代々この森の守り手として存在してきた。依って荒れ果てた森へ植樹し、復興活動に尽力していた。
コンコンッ。
「──ファウナ様、入りますよ」
中低音の効いた女性の声がファウナと名乗る、独り娘の部屋の扉を親しみ込めて叩く。柔らかな笑み浮かべて入って来たのはラディアンヌと云うファウナの御付きだ。
ボブカットの金髪透かした豊かな緑湛えた瞳。女性にしては背丈が高い。服装も特徴的、まるで東洋の武闘家好む胴着の様。
白を基調にした緑色の肩と袖口、腹絞める帯も緑だ。西洋に似つかわしくない装いだが、森の民であるフォレスタ家に仕える者としてなら似合いの姿形。
御令嬢ファウナの自部屋──この家が贅沢を好まぬのは外見通り承知の上、それにしても、女の子の部屋とは思えぬほど可愛げというものが見当たらない。
床の板の間は剝き出しのまま。ラグすら敷いてない殺風景。部屋の真ん中に来客向け、木製のテーブルと椅子。ファウナ当人が勉学に使う机とて飾り付けが寂し気なのだ。
この部屋で一番悪目立ちしているのが天井まで届いた本棚。飾り棚も皆無、一度本を抜いたら崩れるのではないか案ずるほど分厚い背表紙が肩を寄せ合っていた。
加えて入居出来なかった本達が床へ平積みなる無造作。これだけの本が在る所為か、慣れない者が訪れると、カビ臭に思わず顔を顰めるのだ。
御付きのラディアンヌが手慣れた様子で入室するも、部屋主のファウナは素知らぬ顔で、窓際に置いた椅子に行儀良く腰掛けていた。
絵師がファウナをモデルにした絵画をキャンバスに描いてる中途であった。
「ふぅ……ファウナ様。まぁたマドウショとやらに自分を書き残しているのですか?」
呆れたラディアンヌが溜息を一つ零した日常。ラディアンヌ、マドウショと云う言葉の意味を解読出来ぬ鬱なる顔。
「ラディアンヌ……いつか貴女にも、この本の価値を判る日が必ず訪れるわ」
毎度のやり取り、ファウナが顔色ひとつ変えず、まるで絵の方が語り掛けた仕草みせる。
ガチャッ。
次にノックはおろか、挨拶不要を態度に示した身勝手なる来客が現れた。
「オルティスタ、貴女って人はもぅっ……」
これに立腹したのは部屋主でなく、ラディアンヌの方であった。両腰に手を当て、膨れた面をオルティスタに押し付ける。
「同じ女が部屋に入るだけで何が悪い? 第一ファウナに万が一の事態が有れば、そんな悠長な言ってられん」
ラディアンヌの呆れ顔を悠々大きな果実押し付け、ヅカヅカと部屋に押し入るオルティスタ。おまけにファウナと主様を呼び捨てにした横柄。
オルティスタ、彼女もラディアンヌと同じファウナの身辺警護が役割の女剣士だ。背の高いラディアンヌを越えた高嶺の華。控え目だがヒールさえ履いている。
ラディアンヌより数年先、この家に仕えている云わば姉貴分。見た目さえも似通っているので、まるで本物の姉妹の様。
少し灰色混じる金髪を肩で散らした好い女。彼女も色彩豊かな森思わす緑色の瞳。然も羽織っている衣装も東洋の風、ラディアンヌの胴着よりも緑の面積が多い。
腰に二刀を差している辺りがラディアンヌとの多大な差。先の尖った長めの丸刀がメイン。
それの半分の長さといった感じの三日月刀を、同じ様な形に沿った鞘へ納刀している。つがいの刃が際立たせる流麗な輪郭なぞる体現。
姉上達のやり取り意に介さずなファウナ、乙女の風格漂わす。
スッと伸びた背中、穢れ忘れた長き金髪の川、流れる景色。
シチリアの蒼き海を彷彿させる瞳が実に艶やか。本の虫にしとくには勿体ない美貌を兼ね備えていた。
そんな彼女だが、この姉貴肌二人の間に割って入れば、憐れ小柄の部類に入るのだ。身長も立ち姿さえも抜群過ぎた御姉様方。
戦うには少々邪魔ではなかろうか? 余分な邪推したくなる程、両者共に大層御立派なものを揺らして、揺らしていらっしゃる。
今日も今日とて警備と称し、ファウナの部屋で入り浸る二人の御付き。
ラディアンヌ24歳、オルティスタ25歳。ファウナは未だ17歳だ。けれどもこの三者三様、主従関係と歳の差を超えた間柄で仲良くしていた。
「ファウナ様……私いつもこの絵を見て思うのです。何故髪色も瞳ですらも緑なのですか?」
──そうなのだ。
ラディアンヌの疑問は尤もである。
自分の書く本の挿絵にすべく、ファウナは自分の絵をしばしば絵師に描かせるのだが、決まって髪と瞳の色だけ、現実と剥離させるのだ。
ラディアンヌにしてみれば、もう自分の部屋に飾って愛でたきほど、ファウナという娘は大層可愛いらしい。
特にその吸い込まれそうな蒼き瞳と、叶うものなら永遠に撫でたい長き金髪。何故それを絵に於いて捨て置くのか理解に苦しむ。
「それはとても良い質問よラディアンヌ。私はね、やがてこの魔導書と共に森を守護する女神になるの」
何度も語るがファウナは絵のモデルになっている真っ最中、だから身体を動かすつもりはない。されど声音が動いた様に大きく弾んだ。
教師が生徒へ論ずるかの如く『我、女神の化身也』堂々と言ってのける天然匂わす。
「は、はぁ……」
「森と云ったら緑色でしょ? 森の女神様なのに髪の毛は金髪で、青色の瞳じゃ全然格好つかないじゃない!?」
理由を聴いてもやはり解せないラディアンヌの呆け。本来の見た目こそ女神に値すると感じてる彼女、納得出来る道理がない。
陽が沈み往く最中──森の闇は早めに訪れるもの。近隣の住居が少ないことも重なり夜に至ると、この家は暗闇の中へと沈む。
「──鳥達が…暴れてる?」
聴覚なのか、或いは五感全てが鋭いのか。護衛の二人よりも直ぐに気が付くファウナの震え。
「なんだなんだぁ、また見知らぬ客か?」
オルティスタが面倒そうな顔をしつつ刀の柄へ手を伸ばす。ファウナが16に成った辺りから招かねざる客が途端に増えた。
貴族の御令嬢でかつ大層な美少女、野良犬の如き鼻の利く馬鹿共が、湧き出して来るのも止むを得ない。
されど悪い虫なぞ、この二人の護衛に掛かれば、あっと云う間に蜘蛛の子散らす。同じ者は二度と訪れやしない。
「違う、人らしいけど刺す様な感覚が痛い」
普段物事に動じないファウナが両腕を組み、曇った顔色で俯き加減。珍しき怯え声。
ファウナ突然の変遷──。
ラディアンヌとオルティスタも只事ではないと緊張の度合いを顕著に増す。姉妹遊びは陽の陰りと共に暗闇へ沈み逝く様を肌で感じた。
この島にありがちな白い建築物ではなく、茶色の煉瓦に蔦が這うのをそのままにしている質素なるものだ。
自分達は自然を間借りしてる身の上──故に、家も森の樹々へ鳥の巣が如く溶け込む佇まい、フォレスタ家の家柄を反映していた。
13年前、謎の超巨大噴火によって隣接するこの地域の森も、こっぴどく焼かれた。
金色の髪揺らした男と剣で踊った二人の炎痕。未だ深い爪痕が至る各所に点在していた。
家柄が示す通り、フォレスタ家は代々この森の守り手として存在してきた。依って荒れ果てた森へ植樹し、復興活動に尽力していた。
コンコンッ。
「──ファウナ様、入りますよ」
中低音の効いた女性の声がファウナと名乗る、独り娘の部屋の扉を親しみ込めて叩く。柔らかな笑み浮かべて入って来たのはラディアンヌと云うファウナの御付きだ。
ボブカットの金髪透かした豊かな緑湛えた瞳。女性にしては背丈が高い。服装も特徴的、まるで東洋の武闘家好む胴着の様。
白を基調にした緑色の肩と袖口、腹絞める帯も緑だ。西洋に似つかわしくない装いだが、森の民であるフォレスタ家に仕える者としてなら似合いの姿形。
御令嬢ファウナの自部屋──この家が贅沢を好まぬのは外見通り承知の上、それにしても、女の子の部屋とは思えぬほど可愛げというものが見当たらない。
床の板の間は剝き出しのまま。ラグすら敷いてない殺風景。部屋の真ん中に来客向け、木製のテーブルと椅子。ファウナ当人が勉学に使う机とて飾り付けが寂し気なのだ。
この部屋で一番悪目立ちしているのが天井まで届いた本棚。飾り棚も皆無、一度本を抜いたら崩れるのではないか案ずるほど分厚い背表紙が肩を寄せ合っていた。
加えて入居出来なかった本達が床へ平積みなる無造作。これだけの本が在る所為か、慣れない者が訪れると、カビ臭に思わず顔を顰めるのだ。
御付きのラディアンヌが手慣れた様子で入室するも、部屋主のファウナは素知らぬ顔で、窓際に置いた椅子に行儀良く腰掛けていた。
絵師がファウナをモデルにした絵画をキャンバスに描いてる中途であった。
「ふぅ……ファウナ様。まぁたマドウショとやらに自分を書き残しているのですか?」
呆れたラディアンヌが溜息を一つ零した日常。ラディアンヌ、マドウショと云う言葉の意味を解読出来ぬ鬱なる顔。
「ラディアンヌ……いつか貴女にも、この本の価値を判る日が必ず訪れるわ」
毎度のやり取り、ファウナが顔色ひとつ変えず、まるで絵の方が語り掛けた仕草みせる。
ガチャッ。
次にノックはおろか、挨拶不要を態度に示した身勝手なる来客が現れた。
「オルティスタ、貴女って人はもぅっ……」
これに立腹したのは部屋主でなく、ラディアンヌの方であった。両腰に手を当て、膨れた面をオルティスタに押し付ける。
「同じ女が部屋に入るだけで何が悪い? 第一ファウナに万が一の事態が有れば、そんな悠長な言ってられん」
ラディアンヌの呆れ顔を悠々大きな果実押し付け、ヅカヅカと部屋に押し入るオルティスタ。おまけにファウナと主様を呼び捨てにした横柄。
オルティスタ、彼女もラディアンヌと同じファウナの身辺警護が役割の女剣士だ。背の高いラディアンヌを越えた高嶺の華。控え目だがヒールさえ履いている。
ラディアンヌより数年先、この家に仕えている云わば姉貴分。見た目さえも似通っているので、まるで本物の姉妹の様。
少し灰色混じる金髪を肩で散らした好い女。彼女も色彩豊かな森思わす緑色の瞳。然も羽織っている衣装も東洋の風、ラディアンヌの胴着よりも緑の面積が多い。
腰に二刀を差している辺りがラディアンヌとの多大な差。先の尖った長めの丸刀がメイン。
それの半分の長さといった感じの三日月刀を、同じ様な形に沿った鞘へ納刀している。つがいの刃が際立たせる流麗な輪郭なぞる体現。
姉上達のやり取り意に介さずなファウナ、乙女の風格漂わす。
スッと伸びた背中、穢れ忘れた長き金髪の川、流れる景色。
シチリアの蒼き海を彷彿させる瞳が実に艶やか。本の虫にしとくには勿体ない美貌を兼ね備えていた。
そんな彼女だが、この姉貴肌二人の間に割って入れば、憐れ小柄の部類に入るのだ。身長も立ち姿さえも抜群過ぎた御姉様方。
戦うには少々邪魔ではなかろうか? 余分な邪推したくなる程、両者共に大層御立派なものを揺らして、揺らしていらっしゃる。
今日も今日とて警備と称し、ファウナの部屋で入り浸る二人の御付き。
ラディアンヌ24歳、オルティスタ25歳。ファウナは未だ17歳だ。けれどもこの三者三様、主従関係と歳の差を超えた間柄で仲良くしていた。
「ファウナ様……私いつもこの絵を見て思うのです。何故髪色も瞳ですらも緑なのですか?」
──そうなのだ。
ラディアンヌの疑問は尤もである。
自分の書く本の挿絵にすべく、ファウナは自分の絵をしばしば絵師に描かせるのだが、決まって髪と瞳の色だけ、現実と剥離させるのだ。
ラディアンヌにしてみれば、もう自分の部屋に飾って愛でたきほど、ファウナという娘は大層可愛いらしい。
特にその吸い込まれそうな蒼き瞳と、叶うものなら永遠に撫でたい長き金髪。何故それを絵に於いて捨て置くのか理解に苦しむ。
「それはとても良い質問よラディアンヌ。私はね、やがてこの魔導書と共に森を守護する女神になるの」
何度も語るがファウナは絵のモデルになっている真っ最中、だから身体を動かすつもりはない。されど声音が動いた様に大きく弾んだ。
教師が生徒へ論ずるかの如く『我、女神の化身也』堂々と言ってのける天然匂わす。
「は、はぁ……」
「森と云ったら緑色でしょ? 森の女神様なのに髪の毛は金髪で、青色の瞳じゃ全然格好つかないじゃない!?」
理由を聴いてもやはり解せないラディアンヌの呆け。本来の見た目こそ女神に値すると感じてる彼女、納得出来る道理がない。
陽が沈み往く最中──森の闇は早めに訪れるもの。近隣の住居が少ないことも重なり夜に至ると、この家は暗闇の中へと沈む。
「──鳥達が…暴れてる?」
聴覚なのか、或いは五感全てが鋭いのか。護衛の二人よりも直ぐに気が付くファウナの震え。
「なんだなんだぁ、また見知らぬ客か?」
オルティスタが面倒そうな顔をしつつ刀の柄へ手を伸ばす。ファウナが16に成った辺りから招かねざる客が途端に増えた。
貴族の御令嬢でかつ大層な美少女、野良犬の如き鼻の利く馬鹿共が、湧き出して来るのも止むを得ない。
されど悪い虫なぞ、この二人の護衛に掛かれば、あっと云う間に蜘蛛の子散らす。同じ者は二度と訪れやしない。
「違う、人らしいけど刺す様な感覚が痛い」
普段物事に動じないファウナが両腕を組み、曇った顔色で俯き加減。珍しき怯え声。
ファウナ突然の変遷──。
ラディアンヌとオルティスタも只事ではないと緊張の度合いを顕著に増す。姉妹遊びは陽の陰りと共に暗闇へ沈み逝く様を肌で感じた。
12
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
