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2.半獣半機と機械のタネ
機械のタネについて
しおりを挟むかつての人間たちは、ある目的を持って動物たちの体に「機械のタネ」を植えた。
それは多くは軍事目的であり、動物を制御して兵器化したり、索敵や通信能力を与えたりするものであった。
このタネは元の個体のDNAに作用し目的に応じて徐々にその形質を変えていく。
本来目的を達するか、目的を失うかした場合はその個体ごと死ぬようにプログラムされていたはずだが、
そのどちらの指令も出さずに生み出した側がいなくなったか、別の何かに置き換わったため、
無数に作られたそれらのうち、いくつかの種は今も生き残り、独自の進化を遂げている。
タネとの適合が良好な場合、その個体は生殖能力を失くすが、ほぼ不老不死となる。
タネは肉体を修復し老化を抑え、ケガを修復する。全てははるか昔に託された目的を達するために、そして生き残るために。
延命の限界が来た生体の細胞は徐々に機械的な細胞に置き換わっていく。代謝方法も変わり、エサも変わる。
また、変わりゆく地球環境、生態系の変化に合わせるために必要な能力を拡張し、感覚器を増やし、より強く進化していった。
目が多くなったり、付属肢が増えたり、体が大きくなるのはそのためだ。
さらに、非常に稀ではあるが、複数の違う性質のタネを取り込み、融合させ、全く違うイキモノへと変化したものもいる。
長い長い年月を経て、そうした半獣たちは地球の生態系の中で独自の地位を占めるようになっていた。
中にはヒトに利用されて共生するものもいれば、ヒトに脅威を与える野生、自然の一部として恐れられるものもいる。
どちらの場合でも、紛れもなくそれらは、この星のLifeイキモノだ。
ああ、そしてもちろん、このテクノロジーは、ヒト自身にも使われた。
当初は兵器を生み出すために。そして後にはただただこの星で生き残るためにタネを自らの体に植えた。
紛れもなく、彼らもこの星のLifeイキモノだ。
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