160 / 491
6
159.神出鬼没
しおりを挟む
「それで、グリッゲンはどうやって調理するんですか?」
「おっと、そうだったな。
まずグリッゲンは生の香辛料を使うのが特徴的なんだ。
つっても激辛過ぎて食べるのは人属の1部と獣人でも爺婆がほとんどだな。
カハイと一緒で年々癖になるらしい」
コーヒーを飲み干した僕に気を取られて進行が止まったおじさんに先を促す。
王子は隣で意を決した様子で一気飲みして悶絶してるよ。
おじさんは説明しながら手際よく材料を並べ始める。
あっちの世界と同じで目にも鮮やかな緑色がほとんどだね。
ヤッツは既に上を少し切ってあるから中の液体は出してあるのかな。
よく見ると実の真ん中を一周するように線が入れられてるから、下準備は終わってるね。
「まず1番大事なのがヤッツと南国ではよく見る辛青カコだ。
ちなみに辛赤カコもあるし、辛くないカコもあんだよ」
なるほど。
ココナッツと青唐辛子の事だね。
唐辛子は茄子科植物で、茄子を一纏めにしてこっちではカコって言うみたい。
こっちにもちゃんと黒紫色の茄子は存在してるよ。
おじさんは青唐辛子を1本両手で持って真ん中からプチンと割る。
あ、小さく飛んだ汁がテーブルのヤミーに····。
(ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!)
「あっ」
断末魔のような雄叫びを上げて小さい妖精が走り回る。
惨劇を目視できる王子が思わず声を洩らして立ち上がりかけると、彼を素通りして後ろの護衛、リューイさんの胸元に飛びついて大慌てで顔を擦りつける。
「ごほん。
何でもない。
続けてくれ」
王子はチラリと後ろを見てから座り直して誤魔化す。
リューイさんはこっそり下位レベルの治癒魔法をヤミーにかけてあげている。
あ、ヤミーが泣きながら王子の指輪に帰って行っちゃった。
そんなやり取りを目視できないおじさんは怪訝な顔をしながらも説明を再開する。
「それとこれ。
ウナ。
すっげえ臭いするけど、南国ではよく使う魚の塩漬けを発酵させたやつ」
パカリと瓶の蓋を開けるとあの独特の香りがする。
「うっ、腐ってないか?!」
王子、失礼。
「魚の発酵臭ですね」
「嬢ちゃん、わかってんじゃねえか。
これは炒め物にも使ってるぞ。
こっちはその上澄み液で、どっちもウナっつうんだ」
ふんふん、魚醤だね。
あっちの世界ではナンプラーって言葉の方がイメージしやすいかもしれないけど、ナンプラーも魚醤だし、僕の頭の中の識別は魚醤でいっか。
カイヤさんの商会でも東の国々で扱う魚醤は何種類かあるんだ。
「あとはペル、ボウ、ツァサ、レネなんかを刻んだりペーストにしたりして入れる」
パセリ、バジル、パクチー、レモングラスだね。
パクチーとレモングラス以外はこの国でもよく見るハーブ草だ。
王子がパクチーを手に取って香りを嗅ぐけど、すぐに元に戻す。
パクチーは人によっては受けつけない人もいるからね。
他にコリアンダーとクミンはアボット商会でも取り扱いがあるけど、そういえば全部乾燥させたものばかりだったっけ。
乾燥した香辛料を使うのがリー、そのままの状態で使うのがグリッゲンだよ。
かなり大ざっぱだけど。
「それとここらへんはどの国でもあるやつだ」
そうだね。
玉ねぎ、ニンニク、塩胡椒は本当にどこにでもあるんだよね。
「ヤッツなんだが、上切って中の液体をそのまま飲んでるのがヤッツジュースで、グリッゲンに使うのはヤッツミルクになる」
おじさんは奥に目配せしてから両手でヤッツを掴むとパカッと2つに割った。
ほうほう、こっちの世界の果肉はほんのりだけど薄い蛍光グリーンだ。
南国は蛍光色を纏う決まりでもあるのかな?!
「この果肉を潰して水か、中の果汁で撹拌して濾したらヤッツミルクの出来上がりだ。
搾りかすは乾燥させて料理の風味付けに使ったりする」
「どうぞ」
再び猫耳少女がタイミングを見計らって冷えたヤッツミルクを置いてささっと奥に走る。
····素早い。
交流する暇がない。
僕のケモ耳センサーが獲物は向こうだと反応し続けるのが切ない。
「飲んでみてくれ」
そんな僕の様子を気にもせず、おじさんはすすめてくれる。
ただグリッゲンの説明に入ってからは香りにやられっぱなしだったからか、王子は警戒しまくりだ。
でもヤッツジュース飲まなかった?
あ、ヤッツを切ってるとこ見なかったからわからなかったのかな。
仕方ないから僕が先に飲む。
「甘さもくどくないし、ミルクにするとヤッツの独特の風味も強くなって良いですね。
美味しいです」
それを聞いてから王子も一口。
僕をスケープゴートにしたのは気づかなかった事にしてあげるよ。
「これは旨い!
屋台で飲んだジュースと同じ味だが、こっちの方が濃厚だな!
これを入れるからグリッゲンは独特の甘さがあったのか」
「ああ。
南国じゃこのヤッツミルクを使った料理も多いぞ」
一気に明るくなったお客様のお顔におじさんもほっとしたみたいだね。
「南国にはベイは無いんですか?」
「ベイって東の国々の主食だよな。
南国にはねえよ。
西国と同じで平べったいパンが主食なんだ」
「····そうですか」
そう、インディカ米やタイ米は無いらしい。
小麦や大麦、ライ麦はあるよ。
餅米だってあるんだけど····これはいつか現地調査を····。
「アリー、駄目だからね」
そう、義兄様達が反対····ん?
「なっ?!
えっ?!
あ、ああ、レイヤード殿か」
「誰だ?!」
僕の背後から急に声がしたかと思うと、そっと僕の肩を後ろから優しく叩く。
後ろを振り向くと頬っぺたにふにゅりと人差し指がめり込む。
もう、イタズラ好きな義兄様も可愛いんだから!
おじさんはいつぞやのダンニョルさんと同じようにピョーンと跳躍してファイティングポーズを決めた。
さすが親子だ。
椅子が派手に倒れたけど全く気にしてないみたい。
王子はもはや神出鬼没なレイヤード義兄様には慣れきった模様。
まあ転移をしょっちゅう使う義兄様達だし、この国の王太子もマスターしてたものね。
でも今回のは転移じゃないよ。
※※※※※※※※※
お知らせ
※※※※※※※※※
新作を本日から投稿しています。
全4話完結のホラージャンルです。
同時進行中の小説【溺愛中】~のお話の関係者が登場しますが、そちらを知らなくても問題ない作りとなっています。
タイトルは【かくしおに】です。
恐怖を自家発電しようとしましたが、怖くありません。
ホラーは難しいですね。
お暇な時に読んでいただけると幸いです。
「おっと、そうだったな。
まずグリッゲンは生の香辛料を使うのが特徴的なんだ。
つっても激辛過ぎて食べるのは人属の1部と獣人でも爺婆がほとんどだな。
カハイと一緒で年々癖になるらしい」
コーヒーを飲み干した僕に気を取られて進行が止まったおじさんに先を促す。
王子は隣で意を決した様子で一気飲みして悶絶してるよ。
おじさんは説明しながら手際よく材料を並べ始める。
あっちの世界と同じで目にも鮮やかな緑色がほとんどだね。
ヤッツは既に上を少し切ってあるから中の液体は出してあるのかな。
よく見ると実の真ん中を一周するように線が入れられてるから、下準備は終わってるね。
「まず1番大事なのがヤッツと南国ではよく見る辛青カコだ。
ちなみに辛赤カコもあるし、辛くないカコもあんだよ」
なるほど。
ココナッツと青唐辛子の事だね。
唐辛子は茄子科植物で、茄子を一纏めにしてこっちではカコって言うみたい。
こっちにもちゃんと黒紫色の茄子は存在してるよ。
おじさんは青唐辛子を1本両手で持って真ん中からプチンと割る。
あ、小さく飛んだ汁がテーブルのヤミーに····。
(ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!)
「あっ」
断末魔のような雄叫びを上げて小さい妖精が走り回る。
惨劇を目視できる王子が思わず声を洩らして立ち上がりかけると、彼を素通りして後ろの護衛、リューイさんの胸元に飛びついて大慌てで顔を擦りつける。
「ごほん。
何でもない。
続けてくれ」
王子はチラリと後ろを見てから座り直して誤魔化す。
リューイさんはこっそり下位レベルの治癒魔法をヤミーにかけてあげている。
あ、ヤミーが泣きながら王子の指輪に帰って行っちゃった。
そんなやり取りを目視できないおじさんは怪訝な顔をしながらも説明を再開する。
「それとこれ。
ウナ。
すっげえ臭いするけど、南国ではよく使う魚の塩漬けを発酵させたやつ」
パカリと瓶の蓋を開けるとあの独特の香りがする。
「うっ、腐ってないか?!」
王子、失礼。
「魚の発酵臭ですね」
「嬢ちゃん、わかってんじゃねえか。
これは炒め物にも使ってるぞ。
こっちはその上澄み液で、どっちもウナっつうんだ」
ふんふん、魚醤だね。
あっちの世界ではナンプラーって言葉の方がイメージしやすいかもしれないけど、ナンプラーも魚醤だし、僕の頭の中の識別は魚醤でいっか。
カイヤさんの商会でも東の国々で扱う魚醤は何種類かあるんだ。
「あとはペル、ボウ、ツァサ、レネなんかを刻んだりペーストにしたりして入れる」
パセリ、バジル、パクチー、レモングラスだね。
パクチーとレモングラス以外はこの国でもよく見るハーブ草だ。
王子がパクチーを手に取って香りを嗅ぐけど、すぐに元に戻す。
パクチーは人によっては受けつけない人もいるからね。
他にコリアンダーとクミンはアボット商会でも取り扱いがあるけど、そういえば全部乾燥させたものばかりだったっけ。
乾燥した香辛料を使うのがリー、そのままの状態で使うのがグリッゲンだよ。
かなり大ざっぱだけど。
「それとここらへんはどの国でもあるやつだ」
そうだね。
玉ねぎ、ニンニク、塩胡椒は本当にどこにでもあるんだよね。
「ヤッツなんだが、上切って中の液体をそのまま飲んでるのがヤッツジュースで、グリッゲンに使うのはヤッツミルクになる」
おじさんは奥に目配せしてから両手でヤッツを掴むとパカッと2つに割った。
ほうほう、こっちの世界の果肉はほんのりだけど薄い蛍光グリーンだ。
南国は蛍光色を纏う決まりでもあるのかな?!
「この果肉を潰して水か、中の果汁で撹拌して濾したらヤッツミルクの出来上がりだ。
搾りかすは乾燥させて料理の風味付けに使ったりする」
「どうぞ」
再び猫耳少女がタイミングを見計らって冷えたヤッツミルクを置いてささっと奥に走る。
····素早い。
交流する暇がない。
僕のケモ耳センサーが獲物は向こうだと反応し続けるのが切ない。
「飲んでみてくれ」
そんな僕の様子を気にもせず、おじさんはすすめてくれる。
ただグリッゲンの説明に入ってからは香りにやられっぱなしだったからか、王子は警戒しまくりだ。
でもヤッツジュース飲まなかった?
あ、ヤッツを切ってるとこ見なかったからわからなかったのかな。
仕方ないから僕が先に飲む。
「甘さもくどくないし、ミルクにするとヤッツの独特の風味も強くなって良いですね。
美味しいです」
それを聞いてから王子も一口。
僕をスケープゴートにしたのは気づかなかった事にしてあげるよ。
「これは旨い!
屋台で飲んだジュースと同じ味だが、こっちの方が濃厚だな!
これを入れるからグリッゲンは独特の甘さがあったのか」
「ああ。
南国じゃこのヤッツミルクを使った料理も多いぞ」
一気に明るくなったお客様のお顔におじさんもほっとしたみたいだね。
「南国にはベイは無いんですか?」
「ベイって東の国々の主食だよな。
南国にはねえよ。
西国と同じで平べったいパンが主食なんだ」
「····そうですか」
そう、インディカ米やタイ米は無いらしい。
小麦や大麦、ライ麦はあるよ。
餅米だってあるんだけど····これはいつか現地調査を····。
「アリー、駄目だからね」
そう、義兄様達が反対····ん?
「なっ?!
えっ?!
あ、ああ、レイヤード殿か」
「誰だ?!」
僕の背後から急に声がしたかと思うと、そっと僕の肩を後ろから優しく叩く。
後ろを振り向くと頬っぺたにふにゅりと人差し指がめり込む。
もう、イタズラ好きな義兄様も可愛いんだから!
おじさんはいつぞやのダンニョルさんと同じようにピョーンと跳躍してファイティングポーズを決めた。
さすが親子だ。
椅子が派手に倒れたけど全く気にしてないみたい。
王子はもはや神出鬼没なレイヤード義兄様には慣れきった模様。
まあ転移をしょっちゅう使う義兄様達だし、この国の王太子もマスターしてたものね。
でも今回のは転移じゃないよ。
※※※※※※※※※
お知らせ
※※※※※※※※※
新作を本日から投稿しています。
全4話完結のホラージャンルです。
同時進行中の小説【溺愛中】~のお話の関係者が登場しますが、そちらを知らなくても問題ない作りとなっています。
タイトルは【かくしおに】です。
恐怖を自家発電しようとしましたが、怖くありません。
ホラーは難しいですね。
お暇な時に読んでいただけると幸いです。
3
あなたにおすすめの小説
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる