188 / 491
6
187.白虎さんのブラッシング
しおりを挟む
「んっふっふ~、んっふっふ~」
「そんなに喜んでもらえるなんて、虎冥利に尽きるよ、アリー嬢」
僕はまたまた現在進行形ですこぶる上機嫌だ!
自然現象の鼻歌ものりに乗ってる。
新たに用意したブラシでこれまた髪の毛を軽くブラッシングしてから、ぴょこんと頭で主張する白に黒の虎柄をしたお耳様にブラシを走らせる。
白虎のウィンスさんを含む別室メンバーはカンガルーさんのブラッシングが終わってしばらくしたら戻ってきたんだ。
すぐに選手交代してもらうに決まってる。
「改良したのかな?
更に気持ち良くなったね」
「そう言って貰えて嬉しいです。
バゴラさんとペルジアさんのもお土産にしますね」
「いつもありがとう、アリー嬢。
それにお陰様で良い取り引き話もいただけたんだ」
「こちらこそ、お祭りの一件ではグレインビル家の事についても抗議していただいたとか。
ありがとうございます」
「当然だよ」
例によってブラシは一旦ニーアにトスだ。
ニーアはそのまま後ろに下がると最後のお茶を給仕しにかかる。
「それでは····」
「好きにしてね」
言葉のチョイスが気になるけど、もちろんお言葉に甘えちゃう!
ウィンスさんのお耳様も初めは軽く揉んで様子を見つつ、もふっていく。
もふもふもふもふ。
ふわあ!
ウィンスさんのケモ耳様はちょっぴり肉厚で柔らかい毛なんだ!
3兄弟の中でも一番柔らかいよ。
今までは義兄様達のお約束が何故かタイミング良く働いて軽くしか触った事なかったんだけど、今日はお許しが出てるからね!
ウィンスさんも少しお疲れなのかな?
ちょっぴりお耳に硬さがあるね。
指の腹でちゃんと揉み解すよ!
「あ····それ····すごく、いい····」
「痛かったり不快感があったら教えてくださいね」
へっへっへ、こってますねえ、お客さん。
なんて例に違わず今回も心でマッサージ屋さんをイメージしながらこりこりした部分を解す。
にしても気持ち良くなってくれてるのか少し力の抜けた声に言葉のチョイスがちょっぴり····気になる。
「何だろうね····」
「健全な会話のはずなんだが····」
対面に座るロイヤル兄弟のひそひそ話。
「わかるぜ。
アリー嬢のゴッドハンドはやべえ」
「確かにアリーちゃんなら獣人の耳と尻尾のマッサージもマスタークラスだろうねえ」
僕達の横に位置するソファに座る東と南の商会長さん達に同意するようにロイヤル達の後ろに立ってる銀灰狼さんと黒豹さんがうんうんと頷く。
やべえくらい皆気持ち良くなってくれたんだね。
嬉しいな。
そうこうしてる間にニーアはホットミルクを置いていく。
皆ミルクは普通に飲める人達ばかりなのは確認済みだよ。
「昔からアリーに撫でられると人も動物も皆あんな顔をするんだよね」
「気持ち良さそうだな····」
(僕も撫でてほ····ヒィッ)
会長達の対面にいる従兄様に同意するように隣国王子が呟く。
兄弟の隣に座る王子の頭に居座り続ける闇の精霊さんは撫でて欲しそうにこっちを見たんだけど、何で悲鳴あげたの?
できる僕の専属侍女は騒がしさを全く意に介さずお砂糖の入った器をテーブルに数ヶ所、焦げ茶のお粉の入った小さな器を個々に置く。
「皆様、ホットミルクにそちらの焦げ茶のお粉をお好みで入れて溶かしてお飲み下さい。
甘味が欲しい方はそちらのお砂糖をどうぞ」
「アリー、そろそろ時間だからね。
今日はウィンスでおしまいだよ」
「俺の天使はそろそろここに来てもいいんじゃないか」
僕の説明が終わるのを待って義兄様達が口を開く。
そろそろ日も傾いてきてるし、きっと僕の体を心配してくれてる背後のレイヤード義兄様と、自分の隣のスペースをぽんぽんとするバルトス義兄様。
僕を心配してくれてるんだから、もちろん頷くよね。
その間にもお客様達は思い思いに黒と白のお粉を入れてティースプーンでかき混ぜて飲んでいく。
「やはりカハイだな、兄上!」
「香りでわかったけど、シロップよりこちらの方が甘味を好きに調整できていいね」
「カハイにも色々な飲み方があるのだな」
ロイヤル達は感心した様子で自分好みのカフェオレに仕上げていく。
それを横目に僕は仕上げにブラシで白いお髪を整えた。
ウィンスさんも好奇心に駆られたようにお粉の香りを嗅いだりしつつ、自分好みのカフェオレを作っていく。
ニーアは最後にバルトス義兄様の前に白湯を置き、僕にレイヤード義兄様の白湯を手渡す。
義兄様達はブラック派なんだ。
ちなみに僕はレイヤード義兄様のテーブル代わり。
本当は義兄様達のはニーアに作ってもらってから給仕しても良かったんだけど、そこはプレゼンの場だからね。
利用するようで申し訳ないけど、狙い通り商会長さん達はガッツリ義兄様達の手元に集中してたよ。
「これ、カハイの粉だよな?
何で溶けるんだ?」
「カハイって溶ける種類もあるのかい?」
「アリー、何か手を加えたの?」
「俺はこちらの方がカハイの苦味が更にまろやかになって好きだね」
ダンニョルさん、カイヤさんは溶けるカハイに不思議顔だ。
従兄様は僕の事わかってるね。
溶けるカハイは僕的には苦味と独特の風味が物足りなくなるけど、獣人さんにはちょうどいいのかな。
溶けるカハイ、そう、それはスプレードライ方式で作ったインスタントコーヒーだよ。
フリーズドライ方式で作ってもいいんだけど、これには技術的な問題の他にも別の問題が出てきそうだから今は触れない。
「僕はやっぱり濾したのをそのままで飲むのがいいね」
「俺もだ」
「私も父様もそうなのでグレインビル家は抽出派ですね」
もちろん僕もだよ。
嬉しくなっちゃう。
「なるほど。
確かに独特の風味は濾した方がいいものね」
とはウィンスさん。
「アリー嬢、この溶けるカハイはどうやったんだ?
カハイの粉を溶かしてるのか?」
「違いますよ。
でもこれには技術や必要な物があるんです。
なのでここでは秘密です」
「成る程な!
アリー嬢もやり手ってわけか!」
「今はこういう事もできる、と思っておいて下さい。
ダンニョルさんはそういうのも含めて採算が取れるよう、まずは南国の物流を確保していって下さいね」
そう、ダンニョルさんの言う通り、僕は全てをタダになんかしないのだ。
それに少量だからこそ義兄様達にお願いして作れるけど、国外流通レベルになるとさすがに設備投資も必要だから今の南国の各商会の力では色々と難しい。
それでも教えたのは僕がコーヒー大好き人間だから!
後はこれをヒントに誰か別の人が考案してくれないかなあと期待して。
だってこの製法使うと飲み物だけじゃなくてスープなんかもインスタント化出来ちゃう。
あんまり派手にやると国家レベルで話がきそうだから今は黙っておいた方がいいよね。
兵糧とか考えるのは僕でなくていいもの。
ギディ様の視線はもちろん無視だよ、無視。
「次は尻尾ですね!」
なんて言いつつ、ソファに移動するとカップの中身をゆっくり飲んでるウィンスさんも斜めに座り直してくれたよ。
あれ、もしかして虎さんは猫舌だったのかな?
なんて思ってると義兄様達もそれぞれなでなでとぎゅっとしてくれる。
「尻尾に触りますね」
「いつでもどうぞ」
僕の言葉に人好きのする優しげなお顔が振り向いて微笑む。
お言葉に甘えてまずはブラッシングだ。
やっぱりお尻尾様の毛も柔らかいんだね。
にこにこしつつ、ブラッシングも丁寧にしつつ、皆の歓談に何となく耳を傾ける。
ダンニョルさんは海外進出をスムーズに漕ぎ出せそうで良かったね。
他の人達もそれぞれ収穫はあったみたいだし、僕も思わぬ信仰を深めるいい機会になったよ。
ブラシを横に置いてさあ、次は信仰のクライマックス!
お尻尾様だよ!
もふもふもふもふ。
「へへへへへへへへ」
やばい、もうお顔が緩みっぱなしだ。
「俺の天使はどんな時も可愛いな」
「僕のアリーはどんな時もぶれないところが魅力的ですから」
ふふふ、僕のこのケモ耳ケモ尻尾様信仰は一生涯ぶれないだろうね。
理解がある家族で良かった。
「そんなに喜んでもらえるなんて、虎冥利に尽きるよ、アリー嬢」
僕はまたまた現在進行形ですこぶる上機嫌だ!
自然現象の鼻歌ものりに乗ってる。
新たに用意したブラシでこれまた髪の毛を軽くブラッシングしてから、ぴょこんと頭で主張する白に黒の虎柄をしたお耳様にブラシを走らせる。
白虎のウィンスさんを含む別室メンバーはカンガルーさんのブラッシングが終わってしばらくしたら戻ってきたんだ。
すぐに選手交代してもらうに決まってる。
「改良したのかな?
更に気持ち良くなったね」
「そう言って貰えて嬉しいです。
バゴラさんとペルジアさんのもお土産にしますね」
「いつもありがとう、アリー嬢。
それにお陰様で良い取り引き話もいただけたんだ」
「こちらこそ、お祭りの一件ではグレインビル家の事についても抗議していただいたとか。
ありがとうございます」
「当然だよ」
例によってブラシは一旦ニーアにトスだ。
ニーアはそのまま後ろに下がると最後のお茶を給仕しにかかる。
「それでは····」
「好きにしてね」
言葉のチョイスが気になるけど、もちろんお言葉に甘えちゃう!
ウィンスさんのお耳様も初めは軽く揉んで様子を見つつ、もふっていく。
もふもふもふもふ。
ふわあ!
ウィンスさんのケモ耳様はちょっぴり肉厚で柔らかい毛なんだ!
3兄弟の中でも一番柔らかいよ。
今までは義兄様達のお約束が何故かタイミング良く働いて軽くしか触った事なかったんだけど、今日はお許しが出てるからね!
ウィンスさんも少しお疲れなのかな?
ちょっぴりお耳に硬さがあるね。
指の腹でちゃんと揉み解すよ!
「あ····それ····すごく、いい····」
「痛かったり不快感があったら教えてくださいね」
へっへっへ、こってますねえ、お客さん。
なんて例に違わず今回も心でマッサージ屋さんをイメージしながらこりこりした部分を解す。
にしても気持ち良くなってくれてるのか少し力の抜けた声に言葉のチョイスがちょっぴり····気になる。
「何だろうね····」
「健全な会話のはずなんだが····」
対面に座るロイヤル兄弟のひそひそ話。
「わかるぜ。
アリー嬢のゴッドハンドはやべえ」
「確かにアリーちゃんなら獣人の耳と尻尾のマッサージもマスタークラスだろうねえ」
僕達の横に位置するソファに座る東と南の商会長さん達に同意するようにロイヤル達の後ろに立ってる銀灰狼さんと黒豹さんがうんうんと頷く。
やべえくらい皆気持ち良くなってくれたんだね。
嬉しいな。
そうこうしてる間にニーアはホットミルクを置いていく。
皆ミルクは普通に飲める人達ばかりなのは確認済みだよ。
「昔からアリーに撫でられると人も動物も皆あんな顔をするんだよね」
「気持ち良さそうだな····」
(僕も撫でてほ····ヒィッ)
会長達の対面にいる従兄様に同意するように隣国王子が呟く。
兄弟の隣に座る王子の頭に居座り続ける闇の精霊さんは撫でて欲しそうにこっちを見たんだけど、何で悲鳴あげたの?
できる僕の専属侍女は騒がしさを全く意に介さずお砂糖の入った器をテーブルに数ヶ所、焦げ茶のお粉の入った小さな器を個々に置く。
「皆様、ホットミルクにそちらの焦げ茶のお粉をお好みで入れて溶かしてお飲み下さい。
甘味が欲しい方はそちらのお砂糖をどうぞ」
「アリー、そろそろ時間だからね。
今日はウィンスでおしまいだよ」
「俺の天使はそろそろここに来てもいいんじゃないか」
僕の説明が終わるのを待って義兄様達が口を開く。
そろそろ日も傾いてきてるし、きっと僕の体を心配してくれてる背後のレイヤード義兄様と、自分の隣のスペースをぽんぽんとするバルトス義兄様。
僕を心配してくれてるんだから、もちろん頷くよね。
その間にもお客様達は思い思いに黒と白のお粉を入れてティースプーンでかき混ぜて飲んでいく。
「やはりカハイだな、兄上!」
「香りでわかったけど、シロップよりこちらの方が甘味を好きに調整できていいね」
「カハイにも色々な飲み方があるのだな」
ロイヤル達は感心した様子で自分好みのカフェオレに仕上げていく。
それを横目に僕は仕上げにブラシで白いお髪を整えた。
ウィンスさんも好奇心に駆られたようにお粉の香りを嗅いだりしつつ、自分好みのカフェオレを作っていく。
ニーアは最後にバルトス義兄様の前に白湯を置き、僕にレイヤード義兄様の白湯を手渡す。
義兄様達はブラック派なんだ。
ちなみに僕はレイヤード義兄様のテーブル代わり。
本当は義兄様達のはニーアに作ってもらってから給仕しても良かったんだけど、そこはプレゼンの場だからね。
利用するようで申し訳ないけど、狙い通り商会長さん達はガッツリ義兄様達の手元に集中してたよ。
「これ、カハイの粉だよな?
何で溶けるんだ?」
「カハイって溶ける種類もあるのかい?」
「アリー、何か手を加えたの?」
「俺はこちらの方がカハイの苦味が更にまろやかになって好きだね」
ダンニョルさん、カイヤさんは溶けるカハイに不思議顔だ。
従兄様は僕の事わかってるね。
溶けるカハイは僕的には苦味と独特の風味が物足りなくなるけど、獣人さんにはちょうどいいのかな。
溶けるカハイ、そう、それはスプレードライ方式で作ったインスタントコーヒーだよ。
フリーズドライ方式で作ってもいいんだけど、これには技術的な問題の他にも別の問題が出てきそうだから今は触れない。
「僕はやっぱり濾したのをそのままで飲むのがいいね」
「俺もだ」
「私も父様もそうなのでグレインビル家は抽出派ですね」
もちろん僕もだよ。
嬉しくなっちゃう。
「なるほど。
確かに独特の風味は濾した方がいいものね」
とはウィンスさん。
「アリー嬢、この溶けるカハイはどうやったんだ?
カハイの粉を溶かしてるのか?」
「違いますよ。
でもこれには技術や必要な物があるんです。
なのでここでは秘密です」
「成る程な!
アリー嬢もやり手ってわけか!」
「今はこういう事もできる、と思っておいて下さい。
ダンニョルさんはそういうのも含めて採算が取れるよう、まずは南国の物流を確保していって下さいね」
そう、ダンニョルさんの言う通り、僕は全てをタダになんかしないのだ。
それに少量だからこそ義兄様達にお願いして作れるけど、国外流通レベルになるとさすがに設備投資も必要だから今の南国の各商会の力では色々と難しい。
それでも教えたのは僕がコーヒー大好き人間だから!
後はこれをヒントに誰か別の人が考案してくれないかなあと期待して。
だってこの製法使うと飲み物だけじゃなくてスープなんかもインスタント化出来ちゃう。
あんまり派手にやると国家レベルで話がきそうだから今は黙っておいた方がいいよね。
兵糧とか考えるのは僕でなくていいもの。
ギディ様の視線はもちろん無視だよ、無視。
「次は尻尾ですね!」
なんて言いつつ、ソファに移動するとカップの中身をゆっくり飲んでるウィンスさんも斜めに座り直してくれたよ。
あれ、もしかして虎さんは猫舌だったのかな?
なんて思ってると義兄様達もそれぞれなでなでとぎゅっとしてくれる。
「尻尾に触りますね」
「いつでもどうぞ」
僕の言葉に人好きのする優しげなお顔が振り向いて微笑む。
お言葉に甘えてまずはブラッシングだ。
やっぱりお尻尾様の毛も柔らかいんだね。
にこにこしつつ、ブラッシングも丁寧にしつつ、皆の歓談に何となく耳を傾ける。
ダンニョルさんは海外進出をスムーズに漕ぎ出せそうで良かったね。
他の人達もそれぞれ収穫はあったみたいだし、僕も思わぬ信仰を深めるいい機会になったよ。
ブラシを横に置いてさあ、次は信仰のクライマックス!
お尻尾様だよ!
もふもふもふもふ。
「へへへへへへへへ」
やばい、もうお顔が緩みっぱなしだ。
「俺の天使はどんな時も可愛いな」
「僕のアリーはどんな時もぶれないところが魅力的ですから」
ふふふ、僕のこのケモ耳ケモ尻尾様信仰は一生涯ぶれないだろうね。
理解がある家族で良かった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
悪役令嬢の騎士
コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。
異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。
少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。
そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。
少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる