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252.ホームシックで義兄突撃
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「俺の可愛い天使!
会いたかった!」
「えっ、バルトス兄様?!
どうして?!」
やっと起き上がれるようになってから1週間が経った。
僕が昏倒してからはすでに1ヶ月半くらい経過してる。
この1週間、落ちきった体力を戻すのに寝る時以外、いつもの暖炉の前にあるソファで過ごすようにしているんだ。
当然だけどここはヒュイルグ国のお城の一角で····。
ちょっと待って!
突然他国のお城のお部屋にバルトス義兄様が転移してきたら驚いちゃうよ?!
それに頭と肩に雪乗せてるけど、お風邪引いちゃうよ?!
しれっと一緒に来た人押し退けた?!
ね、ねえ、義兄様、その人すっごく見覚えあるよ?!
だけど思わずどうしてなんて言っちゃったけど、何となく理由はわかる。
大股で素早く僕の前に移動した長身の義兄様を呆然と見上げる。
「俺の可愛い天使が可愛くめそめそしてたら、来るに決まってるだろう!」
そう言うが早いか体に乗った雪をパパッと洗浄魔法で消して、ソファに座ったまま固まってる僕の脇に両手を差し込むと、そのまま抱き上げて腕に乗せる。
やっぱり?!
うん、確かにめそめそした。
ベッドから起き上がれるようになってからは落ち着いてきてたけど、それでもずっと感情が不安定だったんだ。
そのせいか今朝はどうしようもなく堪えられないレベルでホームシックに陥ったんだ。
レイヤード義兄様の作った高性能な通信用魔具で倒れてた時以外、ほぼ毎日お昼過ぎにバルトス義兄様とも連絡してずっと会いたい気持ちを慰めてた。
だけど昨日の夜くらいからどうしても我慢できなくなってきて、とうとう早朝の起きぬけに連絡しちゃったんだ。
この国に来てから初めてバルトス義兄様に会いたいとか帰りたいとか、泣きながら言っちゃった。
バルトス義兄様と連絡つかなかったら、きっと義父様にも連絡してたと思う。
後で落ち着いてからは早朝から非常識な事してごめんなさいもしたし、ちゃんと我慢するって言ったんだよ?
それにバルトス義兄様の魔力でもこの国に転移するのは難しいはずなんだ。
距離ももちろんだし、そもそも義兄様はこのお城に来た事もない。
転移魔法は知らない場所には行けないし、距離が遠くなるほど魔力の消費やコントロールが難しくなるからね。
無理なのはわかってて言ったのは、言うだけ言ってホームシックな衝動を軽減したかったから、なんだけど····。
もちろん後でレイヤード義兄様にずっと抱っこしてもらって背中をよしよししてもらってたよ?
それでだいぶ落ち着いたし、レイヤード義兄様の方からもバルトス義兄様に落ち着いたから大丈夫だよってお昼頃には伝えてもらえたはず。
で、今夕方。
レイヤード義兄様はルドルフ王子から呼び出しを受けたみたいで、ジャス様が呼びに来たから今はいない。
少し慌ててたから、小康状態を保ちなからもそこそこしぶとく落ち着いてきてた大公に何かあったのかな、とかのほほんと思ってた。
ジャス様はコード伯爵令息の愛称。
お見舞いに来てくれてるうちに仲良くなったんだ。
僕が目覚めてからこの国の国王と側近が何度か訪ねて来てるけど、あの人達といると感情がどうにも落ち着かなくて、今はお断りしてる。
あっちの望み通り大公を助けるとしても、どのみち今は僕の体があと少し回復しないと色々難しい。
大公を助けるのに僕が反動でまた死にかけるなんてごめんだし、それは懐中時計のあの子も許さない。
間に合わなかったら····まあそれは仕方ないよ。
冷たいようだけど、あの子の協力が無いなら無理なんだもの。
僕のできる専属侍女であるニーアはちょうど夕食を厨房に作りに行ってくれてる。
ニーアは僕が生死を彷徨う事になった時の病人食に関しては昔から調理を誰にも任せない。
そうそう、ニーアとは起きてからすぐに和解したよ。
僕が意固地になって感情的に怒っちゃったのはわかってたから、素直にごめんなさいしたんだ。
マーサはニーアと交代する形で僕のこのお城での侍女役からは外れたらしい。
このお部屋から出たらちゃんとお礼のご挨拶をするつもり。
ちなみにこのお部屋にはレイヤード義兄様が守護の魔法やらそれ系統の魔具やら使ってて、僕に害を成そうとしてたら入れない仕様になってる。
だから誰もいない時、僕はこのお部屋からは絶対に出ないようにしてるんだ。
まあ今はぶり返さないように気をつけてるから出るつもりもないけど。
それよりも、バルトス義兄様達だよ!
どこからどうやって転移してきたの?!
「バルトスは相変わらずだよね」
「え····っと、王太子殿下?」
義兄様が出現した途端に押し退けた人はやっぱりギディアス王太子っぽい。
何で自国の王太子が一緒に?!
彼も雪が乗ってるんだけど····主に顔とか体の前面に····。
「そうだよ。
久しぶりだね。
あ、楽にして?
ちゃんとギディって呼んでね。
体調はどう?
気分は落ち着いてる?」
ブルブルしてまずは雪を飛ばす。
一応ここ、僕のお部屋····あ、火と風の魔法で落ちた雪を溶かして蒸発させてくれたからいっか。
「ギディ様、そちらにおかけになって下さい。
暖炉が近いので温まります」
「わあ、ありがとう。
久々にこの国に来たけど、さすが最北端の国だよね。
凍死するかと思った」
すぐに暖炉に手をかざして温め始めた。
バルトス義兄様は僕をお膝に横向きに乗せて僕の座ってたソファに腰かける。
「体力が落ちてしまったのでまだ長く動くのはつらいですが、熱も微熱になったのでお部屋の中を少しずつ動くようにしています」
「俺の天使。
まだ熱があるんだから、ちゃんと寝てた方がいいんじゃないのか?」
バルトス義兄様の優しげなお顔が心配そうになるけど、今はどんなお顔でも見ていたい。
「ううん、それじゃ駄目なの。
今回は2週間も眠ってたし、起きてからも高熱で1ヶ月もベッドから起きられなかったの。
やっとここ1週間で起き上がってもふらつかないようになってきたんだから。
微熱くらいでこれ以上寝てたら、寝たきりになって歩けなくなっちゃう」
熱が微熱になってようやく咳や胸の重圧感が治まって呼吸も楽になった。
そろそろ起きないと筋力が戻りにくくなる。
それにしても今は吹雪が常の真冬に突入してたんだなって2人に積もってた雪を見てしみじみしちゃう。
再来月くらいには吹雪も落ち着いて、アドライド国の南側ではアリリアが咲き始める季節になっちゃうんだよ?!
びっくりだ。
「ていうか、聞いてくれる?!
バルトスが私を盾にしたせいで吹雪が全部私を攻撃したんだよ!
アリーからも叱ってよ!」
あ、だからあんな惨事に····。
さすがにギディ様も少し怒ってる?
「バルトス兄様?」
「ん?
何だい、俺の可愛い天使?」
うっ、久々のご尊顔はずるい!
僕に微笑むバルトス義兄様が尊い!
「だ····大好き!
ぎゅってして、兄様!
会いたかったの!」
「もちろんだよ!
俺の天使!」
ホームシックを患う僕に注意なんてできないよ!
バルトス義兄様大好きー!
バルトス義兄様は僕を抱き上げたまま、すぐさまギュッと抱擁してくれる。
「ブラコンにシスコン····」
ギディ様のつぶやきなんて聞こえない!
大きく息を吸えば、久々のバルトス義兄様の香り!
滾る!!
会いたかった!」
「えっ、バルトス兄様?!
どうして?!」
やっと起き上がれるようになってから1週間が経った。
僕が昏倒してからはすでに1ヶ月半くらい経過してる。
この1週間、落ちきった体力を戻すのに寝る時以外、いつもの暖炉の前にあるソファで過ごすようにしているんだ。
当然だけどここはヒュイルグ国のお城の一角で····。
ちょっと待って!
突然他国のお城のお部屋にバルトス義兄様が転移してきたら驚いちゃうよ?!
それに頭と肩に雪乗せてるけど、お風邪引いちゃうよ?!
しれっと一緒に来た人押し退けた?!
ね、ねえ、義兄様、その人すっごく見覚えあるよ?!
だけど思わずどうしてなんて言っちゃったけど、何となく理由はわかる。
大股で素早く僕の前に移動した長身の義兄様を呆然と見上げる。
「俺の可愛い天使が可愛くめそめそしてたら、来るに決まってるだろう!」
そう言うが早いか体に乗った雪をパパッと洗浄魔法で消して、ソファに座ったまま固まってる僕の脇に両手を差し込むと、そのまま抱き上げて腕に乗せる。
やっぱり?!
うん、確かにめそめそした。
ベッドから起き上がれるようになってからは落ち着いてきてたけど、それでもずっと感情が不安定だったんだ。
そのせいか今朝はどうしようもなく堪えられないレベルでホームシックに陥ったんだ。
レイヤード義兄様の作った高性能な通信用魔具で倒れてた時以外、ほぼ毎日お昼過ぎにバルトス義兄様とも連絡してずっと会いたい気持ちを慰めてた。
だけど昨日の夜くらいからどうしても我慢できなくなってきて、とうとう早朝の起きぬけに連絡しちゃったんだ。
この国に来てから初めてバルトス義兄様に会いたいとか帰りたいとか、泣きながら言っちゃった。
バルトス義兄様と連絡つかなかったら、きっと義父様にも連絡してたと思う。
後で落ち着いてからは早朝から非常識な事してごめんなさいもしたし、ちゃんと我慢するって言ったんだよ?
それにバルトス義兄様の魔力でもこの国に転移するのは難しいはずなんだ。
距離ももちろんだし、そもそも義兄様はこのお城に来た事もない。
転移魔法は知らない場所には行けないし、距離が遠くなるほど魔力の消費やコントロールが難しくなるからね。
無理なのはわかってて言ったのは、言うだけ言ってホームシックな衝動を軽減したかったから、なんだけど····。
もちろん後でレイヤード義兄様にずっと抱っこしてもらって背中をよしよししてもらってたよ?
それでだいぶ落ち着いたし、レイヤード義兄様の方からもバルトス義兄様に落ち着いたから大丈夫だよってお昼頃には伝えてもらえたはず。
で、今夕方。
レイヤード義兄様はルドルフ王子から呼び出しを受けたみたいで、ジャス様が呼びに来たから今はいない。
少し慌ててたから、小康状態を保ちなからもそこそこしぶとく落ち着いてきてた大公に何かあったのかな、とかのほほんと思ってた。
ジャス様はコード伯爵令息の愛称。
お見舞いに来てくれてるうちに仲良くなったんだ。
僕が目覚めてからこの国の国王と側近が何度か訪ねて来てるけど、あの人達といると感情がどうにも落ち着かなくて、今はお断りしてる。
あっちの望み通り大公を助けるとしても、どのみち今は僕の体があと少し回復しないと色々難しい。
大公を助けるのに僕が反動でまた死にかけるなんてごめんだし、それは懐中時計のあの子も許さない。
間に合わなかったら····まあそれは仕方ないよ。
冷たいようだけど、あの子の協力が無いなら無理なんだもの。
僕のできる専属侍女であるニーアはちょうど夕食を厨房に作りに行ってくれてる。
ニーアは僕が生死を彷徨う事になった時の病人食に関しては昔から調理を誰にも任せない。
そうそう、ニーアとは起きてからすぐに和解したよ。
僕が意固地になって感情的に怒っちゃったのはわかってたから、素直にごめんなさいしたんだ。
マーサはニーアと交代する形で僕のこのお城での侍女役からは外れたらしい。
このお部屋から出たらちゃんとお礼のご挨拶をするつもり。
ちなみにこのお部屋にはレイヤード義兄様が守護の魔法やらそれ系統の魔具やら使ってて、僕に害を成そうとしてたら入れない仕様になってる。
だから誰もいない時、僕はこのお部屋からは絶対に出ないようにしてるんだ。
まあ今はぶり返さないように気をつけてるから出るつもりもないけど。
それよりも、バルトス義兄様達だよ!
どこからどうやって転移してきたの?!
「バルトスは相変わらずだよね」
「え····っと、王太子殿下?」
義兄様が出現した途端に押し退けた人はやっぱりギディアス王太子っぽい。
何で自国の王太子が一緒に?!
彼も雪が乗ってるんだけど····主に顔とか体の前面に····。
「そうだよ。
久しぶりだね。
あ、楽にして?
ちゃんとギディって呼んでね。
体調はどう?
気分は落ち着いてる?」
ブルブルしてまずは雪を飛ばす。
一応ここ、僕のお部屋····あ、火と風の魔法で落ちた雪を溶かして蒸発させてくれたからいっか。
「ギディ様、そちらにおかけになって下さい。
暖炉が近いので温まります」
「わあ、ありがとう。
久々にこの国に来たけど、さすが最北端の国だよね。
凍死するかと思った」
すぐに暖炉に手をかざして温め始めた。
バルトス義兄様は僕をお膝に横向きに乗せて僕の座ってたソファに腰かける。
「体力が落ちてしまったのでまだ長く動くのはつらいですが、熱も微熱になったのでお部屋の中を少しずつ動くようにしています」
「俺の天使。
まだ熱があるんだから、ちゃんと寝てた方がいいんじゃないのか?」
バルトス義兄様の優しげなお顔が心配そうになるけど、今はどんなお顔でも見ていたい。
「ううん、それじゃ駄目なの。
今回は2週間も眠ってたし、起きてからも高熱で1ヶ月もベッドから起きられなかったの。
やっとここ1週間で起き上がってもふらつかないようになってきたんだから。
微熱くらいでこれ以上寝てたら、寝たきりになって歩けなくなっちゃう」
熱が微熱になってようやく咳や胸の重圧感が治まって呼吸も楽になった。
そろそろ起きないと筋力が戻りにくくなる。
それにしても今は吹雪が常の真冬に突入してたんだなって2人に積もってた雪を見てしみじみしちゃう。
再来月くらいには吹雪も落ち着いて、アドライド国の南側ではアリリアが咲き始める季節になっちゃうんだよ?!
びっくりだ。
「ていうか、聞いてくれる?!
バルトスが私を盾にしたせいで吹雪が全部私を攻撃したんだよ!
アリーからも叱ってよ!」
あ、だからあんな惨事に····。
さすがにギディ様も少し怒ってる?
「バルトス兄様?」
「ん?
何だい、俺の可愛い天使?」
うっ、久々のご尊顔はずるい!
僕に微笑むバルトス義兄様が尊い!
「だ····大好き!
ぎゅってして、兄様!
会いたかったの!」
「もちろんだよ!
俺の天使!」
ホームシックを患う僕に注意なんてできないよ!
バルトス義兄様大好きー!
バルトス義兄様は僕を抱き上げたまま、すぐさまギュッと抱擁してくれる。
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