70 / 71
5 愛とダンジョン
5ー14 これから
しおりを挟む
5ー14 これから
なんのことだかわからない。
といってとぼけることはもう、できそうになかった。
僕は、仕方なく全てを母さんに話すことにした。
何にしても、悪意のあるおっさんから聞くのと、僕本人から話すのとでは違うこともあるかもだし!
アーキライトと一緒に添い寝してたこと。
そして。
王立学院に行ってからも、僕らは、心で繋がっていたこと。
王立学院の卒業パーティーの夜、アーキライトと結ばれたこと。
それから。
離れていたけど、変わらず、お互いを思いあっていたこと。
エリザベスちゃんのことが心配で戻ってきた僕をアーキライトが巣に連れ込んでいたこと。
母さんは、全てを黙って聞いてくれた。
僕は。
涙目になっていた。
「僕・・こんなことになってしまって・・でも、僕もアーキライトが好き、なんだ!」
「そうなのね」
母さんは、にこりと微笑んだ。
「ルルシアは、優しすぎて心配してたのよ。いつだって他人の幸せばかりを優先してるから。でも、アーキライトちゃんのこと、好きだって言えたのね」
母さんは、少し涙目になっていた。
「あなたが幸せになれるなら、私は、嬉しいわ。私には、あなたが1番、大事だもの」
魔王のおっさんがちょっと悲しげな顔をしてるのを見て、僕は、にやっとしてしまった。
それから、僕たち家族は、ゆっくりとこれからのことを話し合った。
この農場のこと。
王都の商会のこと。
これからの家族のこと。
「私は、これからもロニアの町の酒場で働くつもり。元気なうちは、ずっと働くわ!」
母さんが言うと魔王のおっさんが頷いた。
「リリアが望むならそれでかまわない。私も、これからもこの町でリリアと暮らすつもりだしな」
「私は、ルルシアがいる場所が私の居場所だと思っている。だが、できればこの農場で暮らしたいな」
アーキライトが答える。
「ルルシアは?」
「僕は・・」
僕は、どうしたいんだろう?
僕は、しばらく考えてから口を開いた。
「僕は、商会を続けたい。それに農場も。だから、これからもこの農場に住んで牛(カーブ)を飼いたいし、野菜も育てたい。この農場を大きくしたい!」
「協力するわ!シア」
母さんが言うと、魔王のおっさんもしぶしぶ同意した。
「ああ、私も協力する」
「もちろん、私も協力する」
アーキライトが僕を見つめて微笑んだ。
なんのことだかわからない。
といってとぼけることはもう、できそうになかった。
僕は、仕方なく全てを母さんに話すことにした。
何にしても、悪意のあるおっさんから聞くのと、僕本人から話すのとでは違うこともあるかもだし!
アーキライトと一緒に添い寝してたこと。
そして。
王立学院に行ってからも、僕らは、心で繋がっていたこと。
王立学院の卒業パーティーの夜、アーキライトと結ばれたこと。
それから。
離れていたけど、変わらず、お互いを思いあっていたこと。
エリザベスちゃんのことが心配で戻ってきた僕をアーキライトが巣に連れ込んでいたこと。
母さんは、全てを黙って聞いてくれた。
僕は。
涙目になっていた。
「僕・・こんなことになってしまって・・でも、僕もアーキライトが好き、なんだ!」
「そうなのね」
母さんは、にこりと微笑んだ。
「ルルシアは、優しすぎて心配してたのよ。いつだって他人の幸せばかりを優先してるから。でも、アーキライトちゃんのこと、好きだって言えたのね」
母さんは、少し涙目になっていた。
「あなたが幸せになれるなら、私は、嬉しいわ。私には、あなたが1番、大事だもの」
魔王のおっさんがちょっと悲しげな顔をしてるのを見て、僕は、にやっとしてしまった。
それから、僕たち家族は、ゆっくりとこれからのことを話し合った。
この農場のこと。
王都の商会のこと。
これからの家族のこと。
「私は、これからもロニアの町の酒場で働くつもり。元気なうちは、ずっと働くわ!」
母さんが言うと魔王のおっさんが頷いた。
「リリアが望むならそれでかまわない。私も、これからもこの町でリリアと暮らすつもりだしな」
「私は、ルルシアがいる場所が私の居場所だと思っている。だが、できればこの農場で暮らしたいな」
アーキライトが答える。
「ルルシアは?」
「僕は・・」
僕は、どうしたいんだろう?
僕は、しばらく考えてから口を開いた。
「僕は、商会を続けたい。それに農場も。だから、これからもこの農場に住んで牛(カーブ)を飼いたいし、野菜も育てたい。この農場を大きくしたい!」
「協力するわ!シア」
母さんが言うと、魔王のおっさんもしぶしぶ同意した。
「ああ、私も協力する」
「もちろん、私も協力する」
アーキライトが僕を見つめて微笑んだ。
349
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!
ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。
らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。
なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
悪役令嬢の兄、閨の講義をする。
猫宮乾
BL
ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。
シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました
無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。
前世持ちだが結局役に立たなかった。
そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。
そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。
目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。
…あれ?
僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる