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1 異世界でスカウトされました!
1ー4 趣味
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1ー4 趣味
店の居住スペースには、僕の他にも1人住人がいた。
メガネをかけたボサボサの赤毛の青年でキュリアという名前らしい。
というのもまだ1回も彼とゆっくりと顔を合わせたことがなかったから。
朝早くから深夜まで二階の仕事場でお針子として働いているんだとか。
「ほどほどに無理なく働けばいいっていってるんだけどぉ」
オーナーは、僕を部屋に案内してくれた時に話していた。
「ほんとに服作りが好きなのよ、あの子」
僕は、深夜まで明かりが消えない仕事部屋の扉の前に片手で摘まめるような簡単な食事を届けるのが日課になってしまった。
朝になれば三階の共同の台所のテーブルに空になった皿が置かれているので食事は、きちんと食べてくれているようだ。
カフェも仕立て屋も会員制なので心配になるぐらいお客さんは、こない。
だから、王宮の人たちから隠れている僕には、この職場はちょうどいい。
カフェで使う材料は、オーナーに頼めば手配してくれる。
毎日の食材も新鮮なお肉や野菜を近所の店の人が届けてくれているから店から外に出れなくても生活していくのに困ることはない。
ただ。
僕は、一つだけ困っていることがあった。
それは、下着のことだ。
服は、前に住んでいた人が置いていったものがあるので不自由していない。
下着も、まあ、あることはある。
だが、下着には、個人個人の好みというか趣味というものがあるのだ。
というか、前の住人の下着の趣味がすごく変わってて!
なんというか、セクシー系?
すけすけのレースの小さな下着とか、そういうのしかなくって!
仕方ないのでできるだけ使用感がないものを選んで身に付けているんだけどなんか、恥ずかしい。
まあ。
誰に見せるってこともないわけだしそこは、割りきってるんだけど。
でも、こんな下着をはいてた前の住人ってどんな人だったのかな?
オーナーの話では、僕の前にカフェの店長をしてた人なんだとか。
どんな人なのかオーナーにきいたらオーナーは、笑顔で答えた。
「そうね。彼は、とってもかわいい犬だったわぁ」
うん?
犬みたいに人懐っこいってことかな?
「アリオは、ね。散歩に連れていってもらうのがとっても好きだったわ。なんでも言うことをよくきけるかわいい犬だったのにまさか、逃げ出すなんて!きっと、どこまで逃げても探しだして連れ戻すわ」
はい?
僕は、なんとなくアリオさんが見つからないことを祈ってしまった。
というか、オーナーの趣味の店って?
会員制だっていってたけど、なんの店なの?
僕の質問にオーナーは、片目を閉じて口角を上げる。
「言ったでしょ?ここは、私の趣味のお店だって」
オーナーの趣味。
僕は、沈黙した。
これは、触れない方がいいのかもしれない。
店の居住スペースには、僕の他にも1人住人がいた。
メガネをかけたボサボサの赤毛の青年でキュリアという名前らしい。
というのもまだ1回も彼とゆっくりと顔を合わせたことがなかったから。
朝早くから深夜まで二階の仕事場でお針子として働いているんだとか。
「ほどほどに無理なく働けばいいっていってるんだけどぉ」
オーナーは、僕を部屋に案内してくれた時に話していた。
「ほんとに服作りが好きなのよ、あの子」
僕は、深夜まで明かりが消えない仕事部屋の扉の前に片手で摘まめるような簡単な食事を届けるのが日課になってしまった。
朝になれば三階の共同の台所のテーブルに空になった皿が置かれているので食事は、きちんと食べてくれているようだ。
カフェも仕立て屋も会員制なので心配になるぐらいお客さんは、こない。
だから、王宮の人たちから隠れている僕には、この職場はちょうどいい。
カフェで使う材料は、オーナーに頼めば手配してくれる。
毎日の食材も新鮮なお肉や野菜を近所の店の人が届けてくれているから店から外に出れなくても生活していくのに困ることはない。
ただ。
僕は、一つだけ困っていることがあった。
それは、下着のことだ。
服は、前に住んでいた人が置いていったものがあるので不自由していない。
下着も、まあ、あることはある。
だが、下着には、個人個人の好みというか趣味というものがあるのだ。
というか、前の住人の下着の趣味がすごく変わってて!
なんというか、セクシー系?
すけすけのレースの小さな下着とか、そういうのしかなくって!
仕方ないのでできるだけ使用感がないものを選んで身に付けているんだけどなんか、恥ずかしい。
まあ。
誰に見せるってこともないわけだしそこは、割りきってるんだけど。
でも、こんな下着をはいてた前の住人ってどんな人だったのかな?
オーナーの話では、僕の前にカフェの店長をしてた人なんだとか。
どんな人なのかオーナーにきいたらオーナーは、笑顔で答えた。
「そうね。彼は、とってもかわいい犬だったわぁ」
うん?
犬みたいに人懐っこいってことかな?
「アリオは、ね。散歩に連れていってもらうのがとっても好きだったわ。なんでも言うことをよくきけるかわいい犬だったのにまさか、逃げ出すなんて!きっと、どこまで逃げても探しだして連れ戻すわ」
はい?
僕は、なんとなくアリオさんが見つからないことを祈ってしまった。
というか、オーナーの趣味の店って?
会員制だっていってたけど、なんの店なの?
僕の質問にオーナーは、片目を閉じて口角を上げる。
「言ったでしょ?ここは、私の趣味のお店だって」
オーナーの趣味。
僕は、沈黙した。
これは、触れない方がいいのかもしれない。
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