異世界カフェの雇われ店長になりました~常連の騎士様や幼馴染みの聖者の熱愛に絆されそうです~

トモモト ヨシユキ

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1 異世界でスカウトされました!

1ー5 客

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 1ー5 客

 ちなみにオーナーは、とっても美人だけど男の人だし。
 というか。
 僕も初めてオーナーにあった時、驚いたんだけど、オーナーは、なんとアレクセイ王太子殿下だった。
 まあ、本人も自分が趣味で市井で経営してる店っていってたけど、まさか、王太子殿下がほんとにオーナーやってるなんて思わないし!
 というか、女装って!
 いや。
 すごく綺麗なんだけどさ!
 ヒールの高い靴をはいて靴音高く歩いている姿とか、噂にきく悪役令嬢そのもの。
 いや、悪役王女、か?
 しかし、このオーナーの趣味っていうとやっぱり女装関係かな?
 でも、僕がこの店に来てからまだお客さんが1人しか来てないのではっきりとはわからない。
 そのたった1人のお客様というのは、アレクセイ王太子殿下のいとこである騎士団長のグレイシス様というわけ。
 グレイシス様。
 正式には、グレイシス・ミア・ティナ・ゴールディ。
 この国の筆頭公爵家の嫡男で年頃の貴族の令嬢から町娘のみなさんまでみんなが憧れる騎士様。
 オーナーが店に来ると警備のためとかいってついてくるんだけど、決して二階の仕立て屋に入ることはない。
 それは、オーナーとの取り決めなんだとか。
 この店を彼が訪れることは許すが、神聖なる二階の仕立て屋には、そういった趣味を持たない者が入ることは許さない。
 それがオーナーの矜持なんだとか。
 だから、オーナーと一緒に店に来るとグレイシス様は、カフェで時間を過ごすことになる。
 ほんとなら僕は、王宮の関係者とは関わりたくないんだけど、お客様だし。
 仕方なく会話する仲になってしまった。
 話しているとグレイシス様が不眠に悩んでいることがわかった。
 騎士という仕事柄、強い薬などは使いたくないとのことなので僕は、店で出しているハーブティーをすすめてみた。
 「寝る前にこのお茶を飲んでみてください」
 僕からすれば、ちょっとした軽いアドバイスぐらいのつもりだったんだけど、思いの外、ハーブティーが効果があったらしくて。
 それ以来、グレイシス様の僕に対する態度が変わった。
 どう変わったかというと、なんか、獲物をみる獣みたいな獰猛さが見えるようになってきた。
 隙があればボディタッチしようとするし!
 この前なんて、プロポーズされた上にき、キスまでされちゃったし!
 でも、これは、この世界ではそんなにヘンなことじゃないらしい。
 というのもこの世界って男女比が7対3で圧倒的に男の方が多いんだとか。
 だから、男同士の恋愛や結婚も認められているし、なんなら男が子供を産む魔法まであるとか。
 
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