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7 領地開拓ですか?
7ー9 平和と闘争
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7ー9 平和と闘争
「では、完成した薬を全て騎士団で買い取ろう!」
バルトレット王女殿下が申し出たので俺は、同席していた母上を見た。
母上は、俺に頷く。
「わかりました」
俺は、バルトレット王女殿下に告げた。
「我が領地で作られたポーションは全て騎士団へ卸させていただきます。そのかわり、お願いがあります」
「なんだ?」
身を乗り出してくるバルトレット王女殿下に俺は、辺境の森の開拓計画書を見せて話した。
「我々、エルガーナの者と隣国バサーラ王国の民が交易をすることをお許しください。できれば、バサーラ王国との和平の話をまとめてください」
「なんだと?」
バルトレット王女殿下は、愕然としていた。
王女殿下は、しばらくぶつぶついいながら俺が作った開拓計画書を見ていた。
そして、顔をあげて俺に訊ねた。
「この計画は、本気でいっているのか?」
「もちろんです」
俺は、バルトレット王女殿下に向かって頷いた。
「もし、バルトレット王女殿下がバサーラ王国と交易の話をまとめてくださったらこのルシナード王国の将来は、間違いなく安泰です」
「しかし、この魔法を誰もが使用できるものにするというのはどうかと思うのだが」
バルトレット王女殿下が言うので俺は、王女殿下に力説した。
「今だって多くの民には生活魔法は、使われているではないですか。それがさらに便利なものになるというだけです」
「しかし・・将来、この力を使って王家に反乱を企てる者がいないとも限らんだろう?」
バルトレット王女殿下が俺と母上を交互に見た。
「できればこの魔法石については王家の管理下に置きたいものだが」
「わかりました」
俺は、快く応じた。
「ならば、こうしては?」
俺は、バルトレット王女殿下に話した。
「魔法石の交易については、王家に一任し、我々は、王家より魔法石を購入するということでは?」
「購入、か」
バルトレット王女殿下が目を細めた。
俺は、付け足した。
「もちろん、この魔法石は、我がエルガーナ辺境伯家が責任を持って管理いたします。外部に流したりはいたしません」
「では、完成した薬を全て騎士団で買い取ろう!」
バルトレット王女殿下が申し出たので俺は、同席していた母上を見た。
母上は、俺に頷く。
「わかりました」
俺は、バルトレット王女殿下に告げた。
「我が領地で作られたポーションは全て騎士団へ卸させていただきます。そのかわり、お願いがあります」
「なんだ?」
身を乗り出してくるバルトレット王女殿下に俺は、辺境の森の開拓計画書を見せて話した。
「我々、エルガーナの者と隣国バサーラ王国の民が交易をすることをお許しください。できれば、バサーラ王国との和平の話をまとめてください」
「なんだと?」
バルトレット王女殿下は、愕然としていた。
王女殿下は、しばらくぶつぶついいながら俺が作った開拓計画書を見ていた。
そして、顔をあげて俺に訊ねた。
「この計画は、本気でいっているのか?」
「もちろんです」
俺は、バルトレット王女殿下に向かって頷いた。
「もし、バルトレット王女殿下がバサーラ王国と交易の話をまとめてくださったらこのルシナード王国の将来は、間違いなく安泰です」
「しかし、この魔法を誰もが使用できるものにするというのはどうかと思うのだが」
バルトレット王女殿下が言うので俺は、王女殿下に力説した。
「今だって多くの民には生活魔法は、使われているではないですか。それがさらに便利なものになるというだけです」
「しかし・・将来、この力を使って王家に反乱を企てる者がいないとも限らんだろう?」
バルトレット王女殿下が俺と母上を交互に見た。
「できればこの魔法石については王家の管理下に置きたいものだが」
「わかりました」
俺は、快く応じた。
「ならば、こうしては?」
俺は、バルトレット王女殿下に話した。
「魔法石の交易については、王家に一任し、我々は、王家より魔法石を購入するということでは?」
「購入、か」
バルトレット王女殿下が目を細めた。
俺は、付け足した。
「もちろん、この魔法石は、我がエルガーナ辺境伯家が責任を持って管理いたします。外部に流したりはいたしません」
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