勇者一行から追放された大魔法使い、伝説の男娼になる。

トモモト ヨシユキ

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7 冒険者と男娼

7ー7 お前が好きだ!

 7ー7 お前が好きだ!

 俺がパーティから追放された後、しばらくは、うまくいっていたのだとクルーゼは、話した。
 「ダンジョンにも次々潜って攻略してたし、セシーともうまくいってたんだ。それが・・」
 俺が奴隷堕ちして男娼になったことを知ってから全てがおかしくなったのだという。
 「俺・・できなくなった」
 クルーゼは、ぐすっと鼻をすすった。
 「セシーのことも・・どんな女のことも抱けなくなった」
 最初は、セシーも優しかった。
 「セシーは、俺が疲れてるんだって。しばらく田舎に行ってのんびりすればよくなるって言ったんだ」
 そこでクルーゼとセシーは、養生のため王家の保養所でしばらくすごした。でも、クルーゼは、よくならなかった。
 「できないって・・そんなことなかったよな?」
 俺は、クルーゼにきいた。だって、俺のことは、抱いてたし!
 俺がそう言うとクルーゼが俯いた。
 「それは・・」
 クルーゼは、言いにくげに呟いた。
 「お前だから・・」
 はい?
 俺は、クルーゼをじぃっと見ていた。クルーゼは、きっと俺の方を見て告げた。
 「俺は・・もう、お前以外、抱けないんだ!」
 なんで?
 キョトンとしている俺にクルーゼは、語りだした。
 「俺・・ほんとは、いつもビビってた。ほんとは、邪神となんて戦いたくなかった。でも、回りの連中が『勇者』とか言い出してさ」
 仕方なくクルーゼは、勇者の勤めを果たそうと彼なりにがんばっていたらしい。
 「でも、邪神なんて、無理だし」
 そんなときに王太子殿下に俺のことをパーティから外して欲しいと言われて、クルーゼは、カチン、ときた。
 なんで関係のない王太子殿下にそんなことを言われるのか。
 「俺は、お前を外す気はなかったんだ。でも、セシーが」
 聖女であるセシーが俺の闇魔法が気持ち悪いとかいって王太子殿下の言う通りに俺をパーティから追い出したほうがいいと言い出した。
 「それで、俺は、お前をパーティから追放した。でも・・」
 その後、俺が男娼に身を堕としたことを知ってクルーゼは、気がついたのだと言う。
 「俺、は・・お前のことが好きなんだ!ルシウス」
 
 
 
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