魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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3 楽しい学園生活?

3ー9 親の気持ち

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 3ー9 親の気持ち

 カインさんの目がぴっかりと光る。
 もしかして『魔眼』?
 俺は、ソファの上で姿勢をただす。
 「なぜ、君は、嘘をついているんだ?エドワード君」
 カインさんに問われて俺は、すぅっと息を吸い込む。
 「俺は、確かにエリュメさんのことを愛して婚約するのではありません」
 「エドワード君?」
 「しかし!」
 俺は、右目の『魔眼』を発動させる。
 「あなたが無理矢理結婚させようとしている連中よりは、ずっとエリュメのことを理解しているつもりです」
 「理解、だと?」
 カインさんがぎん、と俺を睨み付ける。
 「お前ごときがエリュメの何を理解しているっていうんだ?」
 ごぅっと音がしてカインさんと俺の魔力がせめぎ合っている。
 俺は、右目に力を込めた。
 「俺は…エリュメがいい奴で、優しくて、頭がよくて、思いやりがある奴だってことを知っている!それに!」
 俺は、言葉に魔力を乗せる。
 「あんたのことが好きだってこともな!エリュメは、あんたのことが好きだから、だから、俺を婚約者にして円満に事を納めようとしたんだ!」
 カインさんがはっと息を飲むのがわかった。
 じょじょにカインさんからの圧力が消えていく。
 俺も、それに合わせて魔力を収束させていく。
 「な!何、だったの?今のは?」
 エリュメが立ち上がって声を荒げる。
 カインさんがさっと手を振る。
 「君たちの婚約を認めよう」
 「えっ?」
 エリュメがキョトンとしている。
 カインさんは、にっこりと微笑んだ。
 「認めようじゃないか。確かに、エドワード君なら婿として申し分がない」
 カインさんがふっと視線を和らげる。
 「私も彼が気に入ったよ、エリュメ」
 「お父様?」
 エリュメがとすとんと、ソファに腰を下ろした。
 ちらっと俺の方を見るので俺は、肩をすくめて見せる。
 その後、カインさんは、エリュメに夕食の準備を確認するように告げて席を外させた。
 エリュメは、心配そうな顔で出ていくが俺は、にっこりと笑って手を振った。
 扉が閉まるとカインさんがふぅっと吐息をつく。
 「まったく。どこの馬の骨かと思っていたんだが、まさか『魔眼』の持ち主とはな」
 カインさんが俺を正面から見つめる。
 「しかも、この私より上位の、な。こんな相手を見つけてこられては、反対することなどできんじゃないか!」
 「無理矢理婚約などさせずに好きにさせてあげればいいのでは?」
 俺は、提案する。
 カインさんが頭を振った。
 「私は…これでもあの子に幸せになって欲しいと思っているんだよ?」
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