魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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9 ライゾソープ商会

9ー6 物産展

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 9ー6 物産展

 「ぶっさんてん?」
 キョトンとしているカインさんに俺は、説明した。
 「地方の名産物を紹介する催しのことです。今回、新しく観光地として売り出すことになっているマルムトの町の名産物をこのライゾソープ商会で期間限定で売り出して欲しいんです」
 「うん?」
 カインさんの目がきらっと光った。
 「なるほど。ちょっと面白いかもしれないな。だが、見ず知らずの町の名産品を限られた期間売り出して何か、いいことがあるのかね?」
 「ありますよ」
 俺は、カインさんに話した。
 「実際に遠くの町まで避暑に行けない人たちにもバカンスの気分を味わってもらえますし、知らない町の珍しいものを味わうことができたら、その、いつか行ってみたいなんて夢も持てたりするんじゃないでしょうか」
 「夢、か」
 カインさんが考え込む。
 「夢は、ともかく、王都の大多数の平民たちにとっては、バカンスで遠くの町を訪れた気分を味わえることはいいかもしれないな」
 俺は、こくこくと頷いた。
 カインさんがふっと口許を緩める。
 「どうだろう。君にこのライゾソープ商会の店先を貸してあげようじゃないか。そして、君がいう、そのぶっさんてん、とやらをしてみたらどうだろう?」
 マジですか?
 これは、チャンス?
 俺は、カインさんの提案に飛び付いた。
 「ぜひ、やらせてください!」
 こうして2週間後に俺は、ライゾソープ商会の店先を借りてマルムトの物産展を行うことになった。
 寮に戻ると俺は、すぐにルーゼント様に手紙を書き、それを『魔法』で飛ばした。
 もう、時間がない!
 俺は、ルカに頼んでアイスクリームを作ってもらうことにする。
 ルカにアイスクリームの作り方を見せ、こつを伝授する。
 すると、ルカは、どういう仕組みになっているのかはわからないが、異空間の中にアイスクリームの材料を取り込むと、数分でアイスクリームを製造して手元に出した。
 「どういう仕組み?」
 俺がきくとルカは、ちょっと口ごもる。
 「説明はしにくいのですが…エドワード様がお持ちの空間収納の中に職人が何人かいて、それがこれを作っているというような感じです」
 うん?
 俺は、頭を傾げる。
 ぜんぜん理解できないし!
 でも、すごく便利だってことはわかる!
 後は。
 俺は、ルカに頼んで長細い浅めの桶を作ってもらうことにする。
 その中に『忘却のダンジョン』の温泉の湯を流し込み足湯を作るのだ!
 
 
 
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