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12 まだ見ぬ未来へ
12ー5 ダンスパーティー
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12ー5 ダンスパーティー
こうしてめでたく、俺とエリュメは、婚約を破棄することになった。
俺たちの婚約破棄とそれぞれの新しい婚約の発表は、年度末のダンスパーティーの席でということにした。
俺がアンドレア様との婚約を考えていることを知ったエリュメは、ふふっと微笑んだ。
「わかってたわ、エドワード君」
エリュメも俺とアンドレア様のことは、薄々わかっていたのだという。
「きっと、あなたたちは、結ばれると思っていたわ」
そうして。
学年末の王立学園でのダンスパーティーの夜。
俺は、アンディー様、いや、アンドレア様をエスコートし、ローベルト皇子は、エリュメをエスコートしてパーティー会場に向かった。
パーティーには、クロニス国王陛下もお出になるとのことで俺は、緊張していた。
馬車の中で隣に座ったアンドレア様がそっと俺の手の上に自分の手を重ねて囁いた。
「大丈夫です。エドワード様は、素敵な方ですもの。お父様も認めてくださいますわ」
「アンドレア様」
俺にアンドレア様がふふっと笑いかける。
「もう、アンドレア、とお呼びくださいませ、エドワード様」
俺は、かすれた声で呟く。
「アンドレア…」
見つめ合う俺たちを見てルシリアさんがこほん、と咳払いをしたので俺たちは、慌てて体を離した。
「お二人とも、まだ、婚約が認められたわけではないのですからね」
そうして。
パーティー会場である王立モスキュラード学園の大講堂へと到着し、俺は、アンドレアの手をとって馬車を降りた。
と。
入り口の所で美しいピンクのドレスを身にまとったエリュメと黒い礼服を着たローベルト皇子の姿があった。
「エドワード君!」
エリュメが声をかけてきた。
俺たちは、お互いに視線を交わして頷く。
ルシリアさんが扉を開き、俺たちは、会場へと入っていった。
俺たちの姿を見て、みながざわつく。
それもそうだな。
お互いのエスコートするべき相手が違っているのだから。
それでも俺たちは、怯むことなく赤い絨毯の敷き詰められた舞踏会の会場へと進んでいく。
一段高い場所に腰かけているクロニス国王陛下が射るような目で俺を見つめているのが痛い!
それでも、俺は、止まることなく国王陛下の眼前までアンドレアとともに進み出ると跪き頭を下げた。
「お前が私のアンドレアをたぶらかしたのか?」
国王陛下の声が震えている?
俺と同じように跪いていたアンドレアが顔を上げて声を発した。
「私は、たぶらかされてなどおりません!」
こうしてめでたく、俺とエリュメは、婚約を破棄することになった。
俺たちの婚約破棄とそれぞれの新しい婚約の発表は、年度末のダンスパーティーの席でということにした。
俺がアンドレア様との婚約を考えていることを知ったエリュメは、ふふっと微笑んだ。
「わかってたわ、エドワード君」
エリュメも俺とアンドレア様のことは、薄々わかっていたのだという。
「きっと、あなたたちは、結ばれると思っていたわ」
そうして。
学年末の王立学園でのダンスパーティーの夜。
俺は、アンディー様、いや、アンドレア様をエスコートし、ローベルト皇子は、エリュメをエスコートしてパーティー会場に向かった。
パーティーには、クロニス国王陛下もお出になるとのことで俺は、緊張していた。
馬車の中で隣に座ったアンドレア様がそっと俺の手の上に自分の手を重ねて囁いた。
「大丈夫です。エドワード様は、素敵な方ですもの。お父様も認めてくださいますわ」
「アンドレア様」
俺にアンドレア様がふふっと笑いかける。
「もう、アンドレア、とお呼びくださいませ、エドワード様」
俺は、かすれた声で呟く。
「アンドレア…」
見つめ合う俺たちを見てルシリアさんがこほん、と咳払いをしたので俺たちは、慌てて体を離した。
「お二人とも、まだ、婚約が認められたわけではないのですからね」
そうして。
パーティー会場である王立モスキュラード学園の大講堂へと到着し、俺は、アンドレアの手をとって馬車を降りた。
と。
入り口の所で美しいピンクのドレスを身にまとったエリュメと黒い礼服を着たローベルト皇子の姿があった。
「エドワード君!」
エリュメが声をかけてきた。
俺たちは、お互いに視線を交わして頷く。
ルシリアさんが扉を開き、俺たちは、会場へと入っていった。
俺たちの姿を見て、みながざわつく。
それもそうだな。
お互いのエスコートするべき相手が違っているのだから。
それでも俺たちは、怯むことなく赤い絨毯の敷き詰められた舞踏会の会場へと進んでいく。
一段高い場所に腰かけているクロニス国王陛下が射るような目で俺を見つめているのが痛い!
それでも、俺は、止まることなく国王陛下の眼前までアンドレアとともに進み出ると跪き頭を下げた。
「お前が私のアンドレアをたぶらかしたのか?」
国王陛下の声が震えている?
俺と同じように跪いていたアンドレアが顔を上げて声を発した。
「私は、たぶらかされてなどおりません!」
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