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12 まだ見ぬ未来へ
12ー6 親バカ
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12ー6 親バカ
「アンドレア…」
黙り込んだ国王陛下に俺は、うっかりと『魔眼』を向けてしまった。
『クロニス・クルス・ディアグラートス(54)
ディアグラートス王国現国王でありアンドレア王女の父。親バカ。娘に関しては、甘く、娘に近づく虫をこれまで数々、葬ってきた』
なんですと?
俺は、ぎょっとしていた。
不意にクロニス国王陛下と目があう。
国王陛下の目が血走っている?
「ところで、お前は、どこの誰なんだ?」
「はっ!」
クロニス国王陛下に問われて俺は、応じた。
「エドワード・フォン・レイダール男爵と申します。陛下におかれましては」
「その男爵とやらが、なぜ、私の娘をエスコートしているのだ?」
いやっ!
国王陛下の目が怖いんだけど!
俺が答えようとするのを制してアンドレアが前に出る。
「お父様は、私に好きにしてもよいとおっしゃったではないですか。その言葉に嘘偽りはないのでございましょう?」
「ぐぅっ!」
クロニス国王陛下が呻く。
気のせいかぎりぎりという歯軋りが聞こえてくる?
俺は。
アンドレアの手をとると顔を上げてしっかりと国王陛下の顔を見つめて告げた。
「絶対に幸せにしますから、アンドレアを俺にください!」
「エドワード様…」
瞳を潤ませるアンドレアの手を俺は、強く握りしめた。
しばらく声も出さなかった国王陛下が低い声を発した。
「いいだろう。その代わり、アンドレアを不幸にしたら、その時は!覚悟しておけ!こわっぱが!」
「はっ!」
俺は、跪く。
「仰せのままに!」
国王陛下は、この後、すぐに王宮へと戻っていった。
なんでも執務が忙しいとか、なんとか。
ほんとは、愛しい娘のためにやけ酒をあおって管をまくつもり満々なのだがそれは、秘密にしておく。
ダンスが始まり、俺とアンドレア、エリュメとローベルト皇子は、人々の見守る中、ダンスを踊る。
俺は、実は、ダンスが苦手だ。
2、3日前から離宮の方でルシリアさんの特訓を受けていたのだが、それでもよたつきそうだし!
でも、アンドレアがしっかりとフォローしてくれているからなんとかなっているし!
俺は、励ますようなアンドレアの青紫の瞳を見つめ返した。
そして。
ファーストダンスが終わると地獄が待っていた。
カインさんが笑顔で俺たちを待っていたのだ。
うぅっ!
目が笑ってないし!
俺は、ちらっとエリュメをうかがう。
エリュメがひきつった笑みを浮かべた。
「アンドレア…」
黙り込んだ国王陛下に俺は、うっかりと『魔眼』を向けてしまった。
『クロニス・クルス・ディアグラートス(54)
ディアグラートス王国現国王でありアンドレア王女の父。親バカ。娘に関しては、甘く、娘に近づく虫をこれまで数々、葬ってきた』
なんですと?
俺は、ぎょっとしていた。
不意にクロニス国王陛下と目があう。
国王陛下の目が血走っている?
「ところで、お前は、どこの誰なんだ?」
「はっ!」
クロニス国王陛下に問われて俺は、応じた。
「エドワード・フォン・レイダール男爵と申します。陛下におかれましては」
「その男爵とやらが、なぜ、私の娘をエスコートしているのだ?」
いやっ!
国王陛下の目が怖いんだけど!
俺が答えようとするのを制してアンドレアが前に出る。
「お父様は、私に好きにしてもよいとおっしゃったではないですか。その言葉に嘘偽りはないのでございましょう?」
「ぐぅっ!」
クロニス国王陛下が呻く。
気のせいかぎりぎりという歯軋りが聞こえてくる?
俺は。
アンドレアの手をとると顔を上げてしっかりと国王陛下の顔を見つめて告げた。
「絶対に幸せにしますから、アンドレアを俺にください!」
「エドワード様…」
瞳を潤ませるアンドレアの手を俺は、強く握りしめた。
しばらく声も出さなかった国王陛下が低い声を発した。
「いいだろう。その代わり、アンドレアを不幸にしたら、その時は!覚悟しておけ!こわっぱが!」
「はっ!」
俺は、跪く。
「仰せのままに!」
国王陛下は、この後、すぐに王宮へと戻っていった。
なんでも執務が忙しいとか、なんとか。
ほんとは、愛しい娘のためにやけ酒をあおって管をまくつもり満々なのだがそれは、秘密にしておく。
ダンスが始まり、俺とアンドレア、エリュメとローベルト皇子は、人々の見守る中、ダンスを踊る。
俺は、実は、ダンスが苦手だ。
2、3日前から離宮の方でルシリアさんの特訓を受けていたのだが、それでもよたつきそうだし!
でも、アンドレアがしっかりとフォローしてくれているからなんとかなっているし!
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そして。
ファーストダンスが終わると地獄が待っていた。
カインさんが笑顔で俺たちを待っていたのだ。
うぅっ!
目が笑ってないし!
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エリュメがひきつった笑みを浮かべた。
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