悪役令息物語~呪われた悪役令息は、追放先でスパダリたちに愛欲を注がれる~

トモモト ヨシユキ

文字の大きさ
32 / 110
3 望まぬ妊娠

3ー10 残滓

 3ー10 残滓

 僕たちは、そのまま飛竜にのってメイソン辺境伯の屋敷へと戻った。
 メイソン辺境伯は、僕を抱いたまま竜から降りると屋敷の部屋まで運んでくれた。
 「しばらくゆっくりと休むといい」
 そういってメイソン辺境伯が部屋からでていくのを待ってキーンが僕に抱きついてきた。
 「心配したんですよ、ラムダ様!」
 「キーン」
 僕は、泣きながら僕を抱き締めているキーンの背中をポンポンと軽く叩く。
 「大丈夫だよ、キーン」
 いや。
 ほんとは、大丈夫なんかじゃないけど。
 僕は、キーンに笑って見せた。
 キーンは、涙をいっぱいためた瞳で僕を見つめた。
 「無理しないでください、ラムダ様」
 キーンは、僕に言いにくそうに告げた。
 「ヤマトに捕らえられていた上に、その有り様。きっと想像もできないぐらいひどいことをされたんでしょう?」
 「キーン」
 僕は、目を伏せた。
 キーンは、僕から離れると鼻をすすりながら浴室へと向かった。
 「すぐにお風呂の用意をしますね、ラムダ様」
 僕は、一人になってため息をついた。
 このままここに残ってはいけない。
 たぶん、すぐにヤマトにここのことは、感づかれるに違いない。
 いつまでもここにいてはメイソン辺境伯に迷惑がかかるに違いない。
 僕は、ここをでていくことを決意していた。
 キーンは、風呂の用意をすると僕を風呂場へとつれていき服を脱がせた。
 僕の全身につけられた噛みあとやらアザやらを目にするとショックを受けた様子だった。
 キーンは、僕を洗い場で椅子に座らせると身体中を洗い流した。
 「こんな、ひどい目にあわせるなんて許せない!」
 泣きながら僕の体を洗っているキーンに僕は、慰めの言葉をかけようとしたけど声が出なかった。
 「こんなこと、許されるわけがありません」
 キーンは、僕を壁の前にたたせると足を開かせ後孔へと手を伸ばした。
 「ここ、しっかりと洗っておきますね、ラムダ様」
 「んんっ!」
 キーンは、僕のそこを押し広げると指を入れて中からヤマトの残滓を掻き出し始めた。
 僕は、壁に手をついてなんとか体を支えていたが堪えきれなくなって訴えた。
 「も、いいから、キーン。あとは、僕がする」
 「いけません、ラムダ様」
 キーンがきっぱりと告げた。
 「きれいにしておかなくては、お体に障りますから」
 キーンは、そう言うと僕の中を指先で掻いた。
ゴポッっと音がしてヤマトが僕の中に放ったものが流れ出していく。
 「あっ、はっ」
 「もう少しで終わりますからね、ラムダ様」
 
感想 2

あなたにおすすめの小説

当て馬的ライバル役がメインヒーローに喰われる話

屑籠
BL
 サルヴァラ王国の公爵家に生まれたギルバート・ロードウィーグ。  彼は、物語のそう、悪役というか、小悪党のような性格をしている。  そんな彼と、彼を溺愛する、物語のヒーローみたいにキラキラ輝いている平民、アルベルト・グラーツのお話。  さらっと読めるようなそんな感じの短編です。

魔王に転生したら、イケメンたちから溺愛されてます

トモモト ヨシユキ
BL
気がつくと、なぜか、魔王になっていた俺。 魔王の手下たちと、俺の本体に入っている魔王を取り戻すべく旅立つが・・ なんで、俺の体に入った魔王様が、俺の幼馴染みの勇者とできちゃってるの⁉️ エブリスタにも、掲載しています。

悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!

ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。 らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。 なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。

悪辣と花煙り――悪役令嬢の従者が大嫌いな騎士様に喰われる話――

BL
「ずっと前から、おまえが好きなんだ」 と、俺を容赦なく犯している男は、互いに互いを嫌い合っている(筈の)騎士様で――――。 「悪役令嬢」に仕えている性悪で悪辣な従者が、「没落エンド」とやらを回避しようと、裏で暗躍していたら、大嫌いな騎士様に見つかってしまった。双方の利益のために手を組んだものの、嫌いなことに変わりはないので、うっかり煽ってやったら、何故かがっつり喰われてしまった話。 ※ムーンライトノベルズでも公開しています(https://novel18.syosetu.com/n4448gl/)

幼馴染が結婚すると聞いて祝いに行ったら、なぜか俺が抱かれていた。

夏八木アオ
BL
金髪碧眼の優男魔法使いx気が強くてお人好しな元騎士の幼馴染の二人です。

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた

やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。 俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。 独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。 好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け ムーンライトノベルズにも掲載しています。 挿絵をchat gptに作成してもらいました(*'▽'*)

元執着ヤンデレ夫だったので警戒しています。

くまだった
BL
 新入生の歓迎会で壇上に立つアーサー アグレンを見た時に、記憶がざっと戻った。  金髪金目のこの才色兼備の男はおれの元執着ヤンデレ夫だ。絶対この男とは関わらない!とおれは決めた。 貴族金髪金目 元執着ヤンデレ夫 先輩攻め→→→茶髪黒目童顔平凡受け ムーンさんで先行投稿してます。 感想頂けたら嬉しいです!

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。