107 / 110
10 すべてが愛でしょ?
10ー4 私が許さん!
しおりを挟む
10ー4 私が許さん!
舌先が入ってくる。
僕は、舌と共に流れ込んでくる大量の魔力に喘いでいた。
それは、凄まじい魔力の奔流だった。
僕は、快楽の激流に翻弄されて悶えた。
身体中の孔という孔から魔力が流し込まれてくる。
「んっ・・ぅぐっ!」
口も後孔も串刺しにされて僕は、身悶えた。
魔王が、くぐもった声を漏らした。
「これは・・いいっ」
「んぅっ!ふぁっ!」
僕は、全身を快楽に犯されてもう、どろどろに蕩けていた。
魔王の魔力は、いままでのどんな魔力よりも純度が高く僕のことを狂わせた。
僕は、泣き狂い、乱れ、そして意識が飛ぶまで魔王のことを求め続けた。
ぴちゃぴちゃ、という水音が聞こえてくる。
うっすらと目を開くと僕の下腹部で何かが蠢いているのがわかった。
「ん・・」
ゆっくりと体を起こす。
辺りは、明るくなっていた。
僕は、大きな寝台の上で横たえられていた。
「はっ・・んっ・・」
僕は、下腹部の方を舐めまわしている何かを凝視した。
そこには僕と同じくらいの大きさの巨大な黒猫がうずくまっていた。
黒猫は、そのざらざらした舌で僕の体をくまなく舐めまわしていた。
くすぐったいような、痛いような感覚に僕は、身を捩った。
「も、わかったから、やめてっ!」
僕が目尻に涙を滲ませて見つめると、黒猫は僕のことを舐めるのを止めた。
「よかった・・無事だったのだな」
黒猫は、そう言うと僕のことを体の上へと覆い被さってきた。
柔らかな毛並みに刺激されて僕は、びくん、と体を震わせた。
「あぁっ!」
黒猫に首筋を舐めあげられて僕は、よがり泣いた。
「ぁんっ!だめだってばぁっ!」
「すまぬ」
黒猫は、僕を舐めるのを止めるともう仕分けなさげに項垂れた。
「あまりにお前が美味だった故に止められぬのだ」
僕は、その黒猫をじっと見つめた。
魔獣?
そう呼ぶにはその猫は、あまりにも美しかった。
黒々とした毛並みに黄金色の瞳。
長い尾の先はいくつにもわかれている。
しばらく僕は、その黒猫に見とれていた。
だが、すぐに自分が裸だということに気づいて慌ててシーツを引き寄せて体を隠そうとした。
が、その巨大な黒猫がそれを許さなかった。
「なぜ、隠そうとする?」
僕は、両手を黒手のように伸ばされた毛に掴まれて呻いた。
「あっ・・離し、て・・」
涙ぐむ僕に鼻先を寄せて黒猫は目を細める。
「こんな美しいものを隠すことはこの私が許さん!」
舌先が入ってくる。
僕は、舌と共に流れ込んでくる大量の魔力に喘いでいた。
それは、凄まじい魔力の奔流だった。
僕は、快楽の激流に翻弄されて悶えた。
身体中の孔という孔から魔力が流し込まれてくる。
「んっ・・ぅぐっ!」
口も後孔も串刺しにされて僕は、身悶えた。
魔王が、くぐもった声を漏らした。
「これは・・いいっ」
「んぅっ!ふぁっ!」
僕は、全身を快楽に犯されてもう、どろどろに蕩けていた。
魔王の魔力は、いままでのどんな魔力よりも純度が高く僕のことを狂わせた。
僕は、泣き狂い、乱れ、そして意識が飛ぶまで魔王のことを求め続けた。
ぴちゃぴちゃ、という水音が聞こえてくる。
うっすらと目を開くと僕の下腹部で何かが蠢いているのがわかった。
「ん・・」
ゆっくりと体を起こす。
辺りは、明るくなっていた。
僕は、大きな寝台の上で横たえられていた。
「はっ・・んっ・・」
僕は、下腹部の方を舐めまわしている何かを凝視した。
そこには僕と同じくらいの大きさの巨大な黒猫がうずくまっていた。
黒猫は、そのざらざらした舌で僕の体をくまなく舐めまわしていた。
くすぐったいような、痛いような感覚に僕は、身を捩った。
「も、わかったから、やめてっ!」
僕が目尻に涙を滲ませて見つめると、黒猫は僕のことを舐めるのを止めた。
「よかった・・無事だったのだな」
黒猫は、そう言うと僕のことを体の上へと覆い被さってきた。
柔らかな毛並みに刺激されて僕は、びくん、と体を震わせた。
「あぁっ!」
黒猫に首筋を舐めあげられて僕は、よがり泣いた。
「ぁんっ!だめだってばぁっ!」
「すまぬ」
黒猫は、僕を舐めるのを止めるともう仕分けなさげに項垂れた。
「あまりにお前が美味だった故に止められぬのだ」
僕は、その黒猫をじっと見つめた。
魔獣?
そう呼ぶにはその猫は、あまりにも美しかった。
黒々とした毛並みに黄金色の瞳。
長い尾の先はいくつにもわかれている。
しばらく僕は、その黒猫に見とれていた。
だが、すぐに自分が裸だということに気づいて慌ててシーツを引き寄せて体を隠そうとした。
が、その巨大な黒猫がそれを許さなかった。
「なぜ、隠そうとする?」
僕は、両手を黒手のように伸ばされた毛に掴まれて呻いた。
「あっ・・離し、て・・」
涙ぐむ僕に鼻先を寄せて黒猫は目を細める。
「こんな美しいものを隠すことはこの私が許さん!」
51
あなたにおすすめの小説
冤罪で追放された王子は最果ての地で美貌の公爵に愛し尽くされる 凍てついた薔薇は恋に溶かされる
尾高志咲/しさ
BL
旧題:凍てついた薔薇は恋に溶かされる
🌟第10回BL小説大賞(2022年)奨励賞。2025年11月アンダルシュノベルズより刊行🌟
ロサーナ王国の病弱な第二王子アルベルトは、突然、無実の罪状を突きつけられて北の果ての離宮に追放された。王子を裏切ったのは幼い頃から大切に想う宮中伯筆頭ヴァンテル公爵だった。兄の王太子が亡くなり、世継ぎの身となってからは日々努力を重ねてきたのに。信頼していたものを全て失くし向かった先で待っていたのは……。
――どうしてそんなに優しく名を呼ぶのだろう。
お前に裏切られ廃嫡されて最北の離宮に閉じ込められた。
目に映るものは雪と氷と絶望だけ。もう二度と、誰も信じないと誓ったのに。
ただ一人、お前だけが私の心を凍らせ溶かしていく。
執着攻め×不憫受け
美形公爵×病弱王子
不憫展開からの溺愛ハピエン物語。
◎書籍掲載は、本編と本編後の四季の番外編:春『春の来訪者』です。
四季の番外編:夏以降及び小話は本サイトでお読みいただけます。
なお、※表示のある回はR18描写を含みます。
🌟第10回BL小説大賞での応援ありがとうございました!
🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。
お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。
僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!
「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!
だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
【完結】健康な身体に成り代わったので異世界を満喫します。
白(しろ)
BL
神様曰く、これはお節介らしい。
僕の身体は運が悪くとても脆く出来ていた。心臓の部分が。だからそろそろダメかもな、なんて思っていたある日の夢で僕は健康な身体を手に入れていた。
けれどそれは僕の身体じゃなくて、まるで天使のように綺麗な顔をした人の身体だった。
どうせ夢だ、すぐに覚めると思っていたのに夢は覚めない。それどころか感じる全てがリアルで、もしかしてこれは現実なのかもしれないと有り得ない考えに及んだとき、頭に鈴の音が響いた。
「お節介を焼くことにした。なに心配することはない。ただ、成り代わるだけさ。お前が欲しくて堪らなかった身体に」
神様らしき人の差配で、僕は僕じゃない人物として生きることになった。
これは健康な身体を手に入れた僕が、好きなように生きていくお話。
本編は三人称です。
R−18に該当するページには※を付けます。
毎日20時更新
登場人物
ラファエル・ローデン
金髪青眼の美青年。無邪気であどけなくもあるが無鉄砲で好奇心旺盛。
ある日人が変わったように活発になったことで親しい人たちを戸惑わせた。今では受け入れられている。
首筋で脈を取るのがクセ。
アルフレッド
茶髪に赤目の迫力ある男前苦労人。ラファエルの友人であり相棒。
剣の腕が立ち騎士団への入団を強く望まれていたが縛り付けられるのを嫌う性格な為断った。
神様
ガラが悪い大男。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
当て馬的ライバル役がメインヒーローに喰われる話
屑籠
BL
サルヴァラ王国の公爵家に生まれたギルバート・ロードウィーグ。
彼は、物語のそう、悪役というか、小悪党のような性格をしている。
そんな彼と、彼を溺愛する、物語のヒーローみたいにキラキラ輝いている平民、アルベルト・グラーツのお話。
さらっと読めるようなそんな感じの短編です。
【本編完結】最強魔導騎士は、騎士団長に頭を撫でて欲しい【番外編あり】
ゆらり
BL
帝国の侵略から国境を守る、レゲムアーク皇国第一魔導騎士団の駐屯地に派遣された、新人の魔導騎士ネウクレア。
着任当日に勃発した砲撃防衛戦で、彼は敵の砲撃部隊を単独で壊滅に追いやった。
凄まじい能力を持つ彼を部下として迎え入れた騎士団長セディウスは、研究機関育ちであるネウクレアの独特な言動に戸惑いながらも、全身鎧の下に隠された……どこか歪ではあるが、純粋無垢であどけない姿に触れたことで、彼に対して強い庇護欲を抱いてしまう。
撫でて、抱きしめて、甘やかしたい。
帝国との全面戦争が迫るなか、ネウクレアへの深い想いと、皇国の守護者たる騎士としての責務の間で、セディウスは葛藤する。
独身なのに父性強めな騎士団長×不憫な生い立ちで情緒薄めな甘えたがり魔導騎士+仲が良すぎる副官コンビ。
甘いだけじゃない、骨太文体でお送りする軍記物BL小説です。番外は日常エピソード中心。ややダーク・ファンタジー寄り。
※ぼかしなし、本当の意味で全年齢向け。
★お気に入りやいいね、エールをありがとうございます! お気に召しましたらぜひポチリとお願いします。凄く励みになります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる