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9 黄金の小都
9ー9 発情
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9ー9 発情
俺は、防壁の上から沼地を見下ろした。
「まずは、この地を米を作れる場所に変えなくては」
しかし、俺は、米作りのことを何も知らない。
イメージができないのだ。
そこでイキナムチ、だ。
イキナムチは、米作のためにアララギたちに力を貸していた。
そこで俺は、イキナムチを捧げ持ち防壁の外に向かって魔力を放った。
イキナムチを通して魔力を放つことでイキナムチの知識が俺に流れ込んできて米作に必要な土地のイメージが浮かべられた。
そして、広大な沼地の土地改良に必要な魔力をイキナムチの神力が補ってくれて。
夕刻になってリュートが迎えに来る頃には、眼下には立派な田んぼが拡がっていた。
俺は、防壁の通路に壁にもたれて座り込んでいた。
荒い呼吸を繰り返す俺を見つけて驚いて駆け寄ってくる。
「大丈夫か?アンリ」
「だいじょぶ、だから」
俺は、熱い吐息をつきながらリュートを熱に潤んだ瞳で見上げた。
「たぶん、ちょっと、いつものやつ」
「魔力切れ、か?」
リュートが咎めるように俺を見た。
「魔力を使うときは、必ず私にいうようにと言っておいた筈だが?」
「ちょっと、その、イキナムチ様と話があったから」
俺が言うとリュートは、ちっと舌打ちした。
「ともかくここではまずい」
リュートが俺を抱き上げるとぶわっとつむじ風が巻き起こり、俺たちの前にイキナムチの使い魔であるクロとシロが現れた。
「な、なんだ?」
俺を抱いたまま身構えるリュートの首もとを咥えるとクロが俺たちを背中に投げ上げた。
そのまま、俺たちを背に乗せて空中を駆け出す。
俺を抱え込んでクロにしがみつくリュート。
クロとシロは、瞬きする間に領主の屋敷まで俺たちを運んでくれた。
「お前たち、礼を言うぞ!」
リュートは、俺を抱いて屋敷の中へと向かった。
2階へと続く階段を上がり、俺の部屋まで急いだ。
「まったく!もっと自分を大切にしないか、アンリ」
俺を抱いて走りながらリュートがこぼした。
「お前は!もう、1人の体じゃないんだからな!」
ええっ?
俺は、小首を傾げていた。
子供もいないのに、なんで?
俺の反応を敏感に察知したリュートが冷たい声を出す。
「お前は、私のかけがえのない伴侶だからな、アンリ」
伴侶
俺は、なんだかくすぐったくて。
顔が熱くなる。
部屋に入るとリュートは、俺をクッションを敷いて作られた寝床に横たえ上着を脱ぎ、シャツのボタンをはずした。
リュートのたくましい腹筋に俺は、目を奪われる。
リュートは、手早く俺の服も脱がしていく。
「自分、でやるからっ!」
俺が抵抗しようとするとリュートは、ふっと笑った。
「すっかり発情して、力も入らないくせに?」
は、発情って!?
俺は、かぁっと全身が恥ずかしさに火照っていた。
俺は、防壁の上から沼地を見下ろした。
「まずは、この地を米を作れる場所に変えなくては」
しかし、俺は、米作りのことを何も知らない。
イメージができないのだ。
そこでイキナムチ、だ。
イキナムチは、米作のためにアララギたちに力を貸していた。
そこで俺は、イキナムチを捧げ持ち防壁の外に向かって魔力を放った。
イキナムチを通して魔力を放つことでイキナムチの知識が俺に流れ込んできて米作に必要な土地のイメージが浮かべられた。
そして、広大な沼地の土地改良に必要な魔力をイキナムチの神力が補ってくれて。
夕刻になってリュートが迎えに来る頃には、眼下には立派な田んぼが拡がっていた。
俺は、防壁の通路に壁にもたれて座り込んでいた。
荒い呼吸を繰り返す俺を見つけて驚いて駆け寄ってくる。
「大丈夫か?アンリ」
「だいじょぶ、だから」
俺は、熱い吐息をつきながらリュートを熱に潤んだ瞳で見上げた。
「たぶん、ちょっと、いつものやつ」
「魔力切れ、か?」
リュートが咎めるように俺を見た。
「魔力を使うときは、必ず私にいうようにと言っておいた筈だが?」
「ちょっと、その、イキナムチ様と話があったから」
俺が言うとリュートは、ちっと舌打ちした。
「ともかくここではまずい」
リュートが俺を抱き上げるとぶわっとつむじ風が巻き起こり、俺たちの前にイキナムチの使い魔であるクロとシロが現れた。
「な、なんだ?」
俺を抱いたまま身構えるリュートの首もとを咥えるとクロが俺たちを背中に投げ上げた。
そのまま、俺たちを背に乗せて空中を駆け出す。
俺を抱え込んでクロにしがみつくリュート。
クロとシロは、瞬きする間に領主の屋敷まで俺たちを運んでくれた。
「お前たち、礼を言うぞ!」
リュートは、俺を抱いて屋敷の中へと向かった。
2階へと続く階段を上がり、俺の部屋まで急いだ。
「まったく!もっと自分を大切にしないか、アンリ」
俺を抱いて走りながらリュートがこぼした。
「お前は!もう、1人の体じゃないんだからな!」
ええっ?
俺は、小首を傾げていた。
子供もいないのに、なんで?
俺の反応を敏感に察知したリュートが冷たい声を出す。
「お前は、私のかけがえのない伴侶だからな、アンリ」
伴侶
俺は、なんだかくすぐったくて。
顔が熱くなる。
部屋に入るとリュートは、俺をクッションを敷いて作られた寝床に横たえ上着を脱ぎ、シャツのボタンをはずした。
リュートのたくましい腹筋に俺は、目を奪われる。
リュートは、手早く俺の服も脱がしていく。
「自分、でやるからっ!」
俺が抵抗しようとするとリュートは、ふっと笑った。
「すっかり発情して、力も入らないくせに?」
は、発情って!?
俺は、かぁっと全身が恥ずかしさに火照っていた。
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