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9 迷宮とドラゴン
9ー1 神?
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9ー1 神?
気がつくと俺たちは、別の階層らしき場所に立っていた。
そこは、深い霧の中だった。
白狼がくんくんっと鼻を蠢かす。
『特に変わった匂いはしないな』
俺たちは、魔方陣のある場所から出ると辺りを見回した。
そこは、どうやら森の中の様だ。
リリウスが一歩足を踏み出すと、すぐに地面が沈み込んだ。
「なんだ?」
そこは、底無し沼の様にリリウスを飲み込んでいく。
俺は、すぐにリリウスの手をとり引き上げる。
なんとかもとの魔方陣のある場所へと戻るとリリウスは、地面に座り込んだ。
「やばいぞ、ここは!」
リリウスがわめく。
「なんか、この森は、やばい!」
「森全体が捕食植物みたいなものなのかな?」
ロナードが森の中を覗き込むとどこからか蔦が伸びてきてロナードの手足に絡み付く。
「あぶない!」
リリウスが剣を抜くと、ロナードを捕らえている蔦を切り払った。
「はやく、ここから逃げないと!」
「どうやって?」
エディットがきく。
俺は、すぐに使い魔のロロを呼び出すと巨大化させる。
「みんな、ロロに乗るんだ!」
白狼が俺を咥えるとロロの背に飛び乗る。
リリウスと、エディットを抱き上げたロナードもなんとかロロの背によじ登るとすぐにロロは空へと飛び立った。
その瞬間に森が襲いかかってきた。
俺たちは、ぎりぎりのところで森の上空へと逃れた。
上空から見るといくつのも緑のドームが見える。
たぶん、これがすべて捕食植物なのだろう。
俺たちを乗せたロロは、森の上空を飛んでいった。
「下には降りられそうにないな」
ロナードが呟いた。
「どうする?」
俺は、空を見た。
なんか、浮かんでいる?
ロロが近づいていくにつれてはっきりと見えてきたそれは、空に浮かんだ島のようだった。
「あの島に上陸してみよう」
俺は、ロロに命じて島へと向かった。
島は、天空に浮かんだ岩の塊のようだった。
俺たちは、そこに降り立った。
「誰だ?」
背後から不意に声がきこえて俺は、振り向いた。
そこには、槍の刃先を俺たちに向けている人々の姿があった。
その人々は、エルフのように耳が長く、青黒い肌の色をしていた。
服装や、装備からするとどうやらかなり文化的には遅れているようだった。
「お前たちは、何者だ?」
「俺たちは、敵じゃない」
俺は、ロロの背から降りると人々に話した。
「俺たちは、外の世界からきた」
「外の世界だって?」
人々が何やらぼそぼそと話し合い始める。
しばらくするとその人々は、俺の足元へとひれ伏した。
「よくおいでくださいました、我が神よ」
はい?
気がつくと俺たちは、別の階層らしき場所に立っていた。
そこは、深い霧の中だった。
白狼がくんくんっと鼻を蠢かす。
『特に変わった匂いはしないな』
俺たちは、魔方陣のある場所から出ると辺りを見回した。
そこは、どうやら森の中の様だ。
リリウスが一歩足を踏み出すと、すぐに地面が沈み込んだ。
「なんだ?」
そこは、底無し沼の様にリリウスを飲み込んでいく。
俺は、すぐにリリウスの手をとり引き上げる。
なんとかもとの魔方陣のある場所へと戻るとリリウスは、地面に座り込んだ。
「やばいぞ、ここは!」
リリウスがわめく。
「なんか、この森は、やばい!」
「森全体が捕食植物みたいなものなのかな?」
ロナードが森の中を覗き込むとどこからか蔦が伸びてきてロナードの手足に絡み付く。
「あぶない!」
リリウスが剣を抜くと、ロナードを捕らえている蔦を切り払った。
「はやく、ここから逃げないと!」
「どうやって?」
エディットがきく。
俺は、すぐに使い魔のロロを呼び出すと巨大化させる。
「みんな、ロロに乗るんだ!」
白狼が俺を咥えるとロロの背に飛び乗る。
リリウスと、エディットを抱き上げたロナードもなんとかロロの背によじ登るとすぐにロロは空へと飛び立った。
その瞬間に森が襲いかかってきた。
俺たちは、ぎりぎりのところで森の上空へと逃れた。
上空から見るといくつのも緑のドームが見える。
たぶん、これがすべて捕食植物なのだろう。
俺たちを乗せたロロは、森の上空を飛んでいった。
「下には降りられそうにないな」
ロナードが呟いた。
「どうする?」
俺は、空を見た。
なんか、浮かんでいる?
ロロが近づいていくにつれてはっきりと見えてきたそれは、空に浮かんだ島のようだった。
「あの島に上陸してみよう」
俺は、ロロに命じて島へと向かった。
島は、天空に浮かんだ岩の塊のようだった。
俺たちは、そこに降り立った。
「誰だ?」
背後から不意に声がきこえて俺は、振り向いた。
そこには、槍の刃先を俺たちに向けている人々の姿があった。
その人々は、エルフのように耳が長く、青黒い肌の色をしていた。
服装や、装備からするとどうやらかなり文化的には遅れているようだった。
「お前たちは、何者だ?」
「俺たちは、敵じゃない」
俺は、ロロの背から降りると人々に話した。
「俺たちは、外の世界からきた」
「外の世界だって?」
人々が何やらぼそぼそと話し合い始める。
しばらくするとその人々は、俺の足元へとひれ伏した。
「よくおいでくださいました、我が神よ」
はい?
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