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0 『異界ゼータ』の『姫』
0ー4 『姫』の務め
0ー4 『姫』の務め
それから。
チャラいお兄さんは、俺にゆっくりと説明してくれた。
この『異界ゼータ』の全ての人類のデータの中から俺が異世界の王に嫁ぐ『姫』として選ばれたこと。
異世界では、この世界よりもっとずっと魔法がすすんでいて『姫』の性別は、問われないこと。
つまり、男であっても子供を産めるんだとか。
そして、『姫』の1番の務めは、王の子をなすことだと。
俺は、呆気にとられて黙っていたが、ここまで説明されて、慌ててお兄さんに訴えた。
「ムリムリムリ!ムリだから!」
男なのに子供を産むとか、男の王に嫁ぐとか。
全てムリだから!
俺は、お兄さんに主張した。
「俺、絶対にムリだから!」
「しかし、データ上、王ともっとも相性がいい魔力の持ち主と思われるのは、春田 ミコト様、あなたなのです」
お兄さんが顔色1つ変えることなく俺に話した。
「しかし、あなたがどうしても無理だというなら、あなたの次に王と相性がいい魔力を持つ人物を王のもとに嫁がせるしかありませんが」
「そうしてくれよ!」
俺がいうとお兄さんが問いかけた。
「本当にそれでよろしいのですか?」
お兄さんは、俺に告げた。
「仕方がないですね。それでは、あなたの妹様に『姫』として異世界の王のもとへと嫁いでいただくことにしましょうか」
はい?
俺の中で何かが壊れる音が聞こえたような気がした。
チャラいお兄さんは、続けた。
「まったくの見ず知らずの異世界で100人もの側妃たちの内の1人として暮らすのはお辛いことかもしれませんがそれも、この『異界ゼータ』に生きる全ての人類のため。あきらめていただくしかありませんね」
「・・ざけんな」
俺は、拳が白くなるほど握りしめていた。
あいつを、俺の大切な妹を不幸な目にあわせて俺が生きていけるわけがないし!
あいつだけは、絶対に幸せにならなくちゃダメなんだ!
腹立たしいことにチャラ男は、俺がもう、断れないことを知っていて俺に確認するかのように訊ねた。
「この『異界ゼータ』の全ての人類のために『姫』として異世界に嫁いでいただけますか?春田 ミコト様」
こんなの。
俺は、憮然として頷いた。
それ以外に俺にできることがあるっていうの?
それから。
チャラいお兄さんは、俺にゆっくりと説明してくれた。
この『異界ゼータ』の全ての人類のデータの中から俺が異世界の王に嫁ぐ『姫』として選ばれたこと。
異世界では、この世界よりもっとずっと魔法がすすんでいて『姫』の性別は、問われないこと。
つまり、男であっても子供を産めるんだとか。
そして、『姫』の1番の務めは、王の子をなすことだと。
俺は、呆気にとられて黙っていたが、ここまで説明されて、慌ててお兄さんに訴えた。
「ムリムリムリ!ムリだから!」
男なのに子供を産むとか、男の王に嫁ぐとか。
全てムリだから!
俺は、お兄さんに主張した。
「俺、絶対にムリだから!」
「しかし、データ上、王ともっとも相性がいい魔力の持ち主と思われるのは、春田 ミコト様、あなたなのです」
お兄さんが顔色1つ変えることなく俺に話した。
「しかし、あなたがどうしても無理だというなら、あなたの次に王と相性がいい魔力を持つ人物を王のもとに嫁がせるしかありませんが」
「そうしてくれよ!」
俺がいうとお兄さんが問いかけた。
「本当にそれでよろしいのですか?」
お兄さんは、俺に告げた。
「仕方がないですね。それでは、あなたの妹様に『姫』として異世界の王のもとへと嫁いでいただくことにしましょうか」
はい?
俺の中で何かが壊れる音が聞こえたような気がした。
チャラいお兄さんは、続けた。
「まったくの見ず知らずの異世界で100人もの側妃たちの内の1人として暮らすのはお辛いことかもしれませんがそれも、この『異界ゼータ』に生きる全ての人類のため。あきらめていただくしかありませんね」
「・・ざけんな」
俺は、拳が白くなるほど握りしめていた。
あいつを、俺の大切な妹を不幸な目にあわせて俺が生きていけるわけがないし!
あいつだけは、絶対に幸せにならなくちゃダメなんだ!
腹立たしいことにチャラ男は、俺がもう、断れないことを知っていて俺に確認するかのように訊ねた。
「この『異界ゼータ』の全ての人類のために『姫』として異世界に嫁いでいただけますか?春田 ミコト様」
こんなの。
俺は、憮然として頷いた。
それ以外に俺にできることがあるっていうの?
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