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0 『異界ゼータ』の『姫』
0ー7 謁見
0ー7 謁見
そこは、真っ白な世界だった。
「ここ、は・・?」
恐怖に竦んでいる俺の背にそっと触れてアルフォンスが囁く。
「ここは、異世界『タイタノス』の転移門です」
「『異界ゼータ』よりの『姫』でございますね?」
気がつくとどこから現れたのかいつの間にか俺たちの側にそいつは立っていた。
長い黒い髪に赤い瞳。
少し武骨な印象を与えるが整った顔をした大男だった。
全身を黒衣に包んだその男は、死に神かと勘違いしてしまうほどの美しさだった。
「出迎えの方ですか?このお方は、『異界ゼータ』の『姫』春田 ミコト様です。そして、私は、ミコト様の従者であるアルフォンスです」
「私はクロムウェル」
黒衣の男は、優雅に礼をとった。
「あなた方にお仕えする従僕でございます」
クロムウェルは、俺とアルフォンスを転移門の外へと導いた。
その白い間の外は。
ざわめきが溢れる大広間だった。
驚くほどたくさんの人々が集っていた。
それも煌びやかな。
俺なんかがみてもわかるような高貴な人々が集いさざめく様子は圧巻だった。
足を止めてキョロキョロしている俺にクロムウェルが手を差し出す。
「ミコト様、こちらへ」
俺は、アルフォンスをちらっとうかがってからクロムウェルの手をとった。
いや。
男が男をエスコートって。
俺は、ちょっとひいてたがクロムウェルは、いたって真面目な表情で俺を中央へと導いた。
その先には、黄金に輝く玉座に腰かけた男がいた。
光り輝く黄金の髪は、獅子のたてがみのよう。
だが、男の目は、虚ろだった。
全てに興味を失くしたような、そんな目をしていた。
「私がアルバート・フィル・ウィルゼンターナだ」
その男は、少し硬質な声で俺たちに告げた。
「辺境よりよく来たな、『異界ゼータ』の『姫』よ。我々は、『姫』のことを受け入れる。これからは、このサイラームの王城にある『姫』の離宮にてゆるりと過ごされるがいい」
俺とアルフォンスは、その場にひれ伏して王命を受ける。
俺が黙って頭を下げているとアルフォンスがちらっと俺を見て何か言いたそうにしている。
俺は、はっと気づくと頭を下げたまま応じた。
「あ、ありがたきお言葉、感謝いたします、我が王よ」
それは、アルフォンスに教えられていた台詞だった。
王との謁見の打ち合わせで王に声をかけられたらこう、答えるようにとアルフォンスに言われていたのだ。
俺の言葉に王は、無言だった。
しばらくして王の付き人が俺たちに下がっていいと告げて、俺たちは、その大広間を辞した。
そこは、真っ白な世界だった。
「ここ、は・・?」
恐怖に竦んでいる俺の背にそっと触れてアルフォンスが囁く。
「ここは、異世界『タイタノス』の転移門です」
「『異界ゼータ』よりの『姫』でございますね?」
気がつくとどこから現れたのかいつの間にか俺たちの側にそいつは立っていた。
長い黒い髪に赤い瞳。
少し武骨な印象を与えるが整った顔をした大男だった。
全身を黒衣に包んだその男は、死に神かと勘違いしてしまうほどの美しさだった。
「出迎えの方ですか?このお方は、『異界ゼータ』の『姫』春田 ミコト様です。そして、私は、ミコト様の従者であるアルフォンスです」
「私はクロムウェル」
黒衣の男は、優雅に礼をとった。
「あなた方にお仕えする従僕でございます」
クロムウェルは、俺とアルフォンスを転移門の外へと導いた。
その白い間の外は。
ざわめきが溢れる大広間だった。
驚くほどたくさんの人々が集っていた。
それも煌びやかな。
俺なんかがみてもわかるような高貴な人々が集いさざめく様子は圧巻だった。
足を止めてキョロキョロしている俺にクロムウェルが手を差し出す。
「ミコト様、こちらへ」
俺は、アルフォンスをちらっとうかがってからクロムウェルの手をとった。
いや。
男が男をエスコートって。
俺は、ちょっとひいてたがクロムウェルは、いたって真面目な表情で俺を中央へと導いた。
その先には、黄金に輝く玉座に腰かけた男がいた。
光り輝く黄金の髪は、獅子のたてがみのよう。
だが、男の目は、虚ろだった。
全てに興味を失くしたような、そんな目をしていた。
「私がアルバート・フィル・ウィルゼンターナだ」
その男は、少し硬質な声で俺たちに告げた。
「辺境よりよく来たな、『異界ゼータ』の『姫』よ。我々は、『姫』のことを受け入れる。これからは、このサイラームの王城にある『姫』の離宮にてゆるりと過ごされるがいい」
俺とアルフォンスは、その場にひれ伏して王命を受ける。
俺が黙って頭を下げているとアルフォンスがちらっと俺を見て何か言いたそうにしている。
俺は、はっと気づくと頭を下げたまま応じた。
「あ、ありがたきお言葉、感謝いたします、我が王よ」
それは、アルフォンスに教えられていた台詞だった。
王との謁見の打ち合わせで王に声をかけられたらこう、答えるようにとアルフォンスに言われていたのだ。
俺の言葉に王は、無言だった。
しばらくして王の付き人が俺たちに下がっていいと告げて、俺たちは、その大広間を辞した。
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