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0 『異界ゼータ』の『姫』
0ー8 安心感
0ー8 安心感
クロムウェルの後をついて王城を出た俺とアルフォンスは、城の外で待っていた馬車に乗り込みどこかに運ばれていた。
外は、夜のようで空には赤い大きな2つの月が見えた。
俺たちは、無言。
「これからミコト様に与えられた離宮へ向かいます」
クロムウェルは、それだけ言うと黙り込んでしまった。
うん。
俺は、窓の外を眺めながら思っていた。
俺、もしかしてあんまり歓迎されてない?
それとも、みんな、こんなもんなの?
まあ、政略結婚もいいとこだしな。
結婚・・
ふいに俺は、そのことに気づいて体がこわばる。
もしかしてだけど。
これから初夜ですか?
マジかよ。
俺は、緊張か胃がきゅっとなるのを感じていた。
これから、俺、あのいけすかない王様に抱かれるの?
俺は、さっきちらと見た王様のことを思い出していた。
獅子のたてがみみたいな豪奢な黄金の髪をした美丈夫だったな。
まるで映画の中のヒーローみたいな逞しい体格で、綺麗な顔をしていたような。
でも。
目は、死んだ魚みたいだったし。
あれ、俺に1ミリも興味なんかないだろ?
というか、あれで俺を今夜、抱くけるの?
てか。
この世界での俺の立ち位置って微妙?
さっきの大広間で、俺たちのことに気づいた人っているわけ?
なんの集まりかは知らないけど無関心にもほどがあるって!
俺たちは、馬車の中で無言だった。
馬車は、夜の闇の中を駆けていく。
えっと。
離宮って、どこにあるわけ?
もう、馬車は、小一時間走り続けているんですけど。
とっくにお城を出てないですか?
俺は、クロムウェルさんとアルフォンスのことをちらちらとうかがった。
俺たち、いったい、どこに向かってるんですか?
だが。
誰も俺に答える者はなく。
馬車は、暗闇を走り続け。
さらに小一時間ほどすすんだ辺りで馬車は、ようやく停車した。
ていうか。
馬車なんだなぁ。
俺は、今さらだが思っていた。
この世界、もしかしてそんなに文化はすすんでなくない?
これなら、俺たちの世界の方がすごくない?
馬車の扉が開き、クロムウェルが真っ先に外へ出ると俺の手をとる。
「暗いので足元に気をつけて」
言われたにもかかわらず、俺は、暗くて足を踏み外してしまった。
危ない!
身構えた俺をクロムウェルが支えてくれた。
クロムウェルの腕に抱き止められてしまう。
男同士だが、すごく力強くて広くて分厚いクロムウェルの胸に抱かれて俺は、心臓が跳ねるのを感じた。
「気をつけてください、ミコト様」
「ご、ごめん!」
俺は、慌ててクロムウェルの胸を押して体を離した。
やばっ!
クロムウェルに抱かれてめっちゃ安心感を覚えてしまった。
しっかりしろ!
俺は、女の子じゃねぇんだし!
クロムウェルの後をついて王城を出た俺とアルフォンスは、城の外で待っていた馬車に乗り込みどこかに運ばれていた。
外は、夜のようで空には赤い大きな2つの月が見えた。
俺たちは、無言。
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うん。
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まあ、政略結婚もいいとこだしな。
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もしかしてだけど。
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まるで映画の中のヒーローみたいな逞しい体格で、綺麗な顔をしていたような。
でも。
目は、死んだ魚みたいだったし。
あれ、俺に1ミリも興味なんかないだろ?
というか、あれで俺を今夜、抱くけるの?
てか。
この世界での俺の立ち位置って微妙?
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なんの集まりかは知らないけど無関心にもほどがあるって!
俺たちは、馬車の中で無言だった。
馬車は、夜の闇の中を駆けていく。
えっと。
離宮って、どこにあるわけ?
もう、馬車は、小一時間走り続けているんですけど。
とっくにお城を出てないですか?
俺は、クロムウェルさんとアルフォンスのことをちらちらとうかがった。
俺たち、いったい、どこに向かってるんですか?
だが。
誰も俺に答える者はなく。
馬車は、暗闇を走り続け。
さらに小一時間ほどすすんだ辺りで馬車は、ようやく停車した。
ていうか。
馬車なんだなぁ。
俺は、今さらだが思っていた。
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これなら、俺たちの世界の方がすごくない?
馬車の扉が開き、クロムウェルが真っ先に外へ出ると俺の手をとる。
「暗いので足元に気をつけて」
言われたにもかかわらず、俺は、暗くて足を踏み外してしまった。
危ない!
身構えた俺をクロムウェルが支えてくれた。
クロムウェルの腕に抱き止められてしまう。
男同士だが、すごく力強くて広くて分厚いクロムウェルの胸に抱かれて俺は、心臓が跳ねるのを感じた。
「気をつけてください、ミコト様」
「ご、ごめん!」
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やばっ!
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しっかりしろ!
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