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2 勝手にスローライフ
2ー7 価値
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2ー7 価値
俺がこの王城1の美姫?
俺がキョトンとしているとレイモンドがすっと俺の手をとりそっと囁いた。
「どうか、あなたに忠誠を誓うことをお許しください」
「忠誠?」
俺は、ハトマメ状態だった。
「いきなり姫に何、言ってやがる!」
ごつん、とハンパない音がしてレイモンドが顔を歪める。
「何、するんです。リモーナ団長!」
団長?
俺は、レイモンドの背後に立っている大男を見た。
燃えるような長い赤毛の濃い青色の瞳が俺を見つめていた。
俺は、その男の作り物みたいに整った顔をまじまじと見つめ返した。
どこかで会ったことがある?
「ちょっと席を外せ、レイモンド」
低いぞくぞくするような聞き心地のいい声に俺は、つい最近まで封じていた体の熱がちりちりと身を焦がすのを感じていた。
「すまないな、こんな。団員たちをもてなしてもらって。俺からも礼を言うよ、ミコト様」
ぶつくさ言ってるレイモンドを追い払って俺の隣に腰を下ろしたリモーナ騎士団長がにぃっと笑った。
なんだろう。
この人、誰かに似ている?
俺の脳裏にふと、この世界に来たときにたった1度だけ会ったことがある王様の姿がよぎる。
「もしかして、王様のお兄さん?」
俺が聞くとリモーナ団長が急に真面目な顔になる。
「なぜ、俺がアルバート兄の兄弟だとわかった?」
「いや・・似てるから」
俺は、ちょっとリモーナ騎士団長から発されている覇気にびびりながら小声で答えた。
「弟とは、思わなかったけど・・」
「そう、か。俺と兄が似ている、か」
リモーナ騎士団長が少し考え込んでから俺の方を見てふっと笑って、俺に手を伸ばすと俺の頭をその大きな手でがしがしと撫で回した。
「ちょ、ちょっと」
俺は、髪を乱されて上目使いにリモーナ騎士団長を見上げた。
「そういうの、やめてください!」
確かにリモーナ騎士団長は、俺より年上なんだろうが、こんな子供を扱うみたいなの、やめてほしいし!
俺の抗議にリモーナ騎士団長は、ちっとも悪いと思ってない顔して俺の頭から手を退けた。
「すまない、ミコト様。でも、あんたも悪いんだぜ」
はぁ?
俺は、きっ、とリモーナ騎士団長を睨んだ。
「なんで俺が悪いんだよ?」
「だって、あんた、すげぇ、かわいいから」
リモーナ騎士団長がちょっと頬を赤らめて視線をそらした。
「そんな、しどけない格好して・・まるで喰ってくれって言わんばかりだし」
「はい?」
俺は、自分の格好を見てはっと気づいた。
料理を作ため火を扱うので暑くて上は薄い白シャツ1枚になっていたんだが、よく見るとうっすらと下が透けてる?
でも、別に男ばっかだし。
気にすることないよね?
俺がそう思っているとリモーナ騎士団長が着ていた上着を脱いで俺にばさっと羽織らせた。
「まあ、ここにはあんたに手を出そうなんて不埒な輩は、いないだろうが・・気を付けたほうがいい」
リモーナ騎士団長が立ち上がると俺を見つめて告げた。
「あんた、自分の価値を理解してないんだよ、ミコト様」
俺の価値?
俺は、仲間たちの中へと去っていく王弟の背を見送りながら彼の言葉の意味を考えていた。
俺がこの王城1の美姫?
俺がキョトンとしているとレイモンドがすっと俺の手をとりそっと囁いた。
「どうか、あなたに忠誠を誓うことをお許しください」
「忠誠?」
俺は、ハトマメ状態だった。
「いきなり姫に何、言ってやがる!」
ごつん、とハンパない音がしてレイモンドが顔を歪める。
「何、するんです。リモーナ団長!」
団長?
俺は、レイモンドの背後に立っている大男を見た。
燃えるような長い赤毛の濃い青色の瞳が俺を見つめていた。
俺は、その男の作り物みたいに整った顔をまじまじと見つめ返した。
どこかで会ったことがある?
「ちょっと席を外せ、レイモンド」
低いぞくぞくするような聞き心地のいい声に俺は、つい最近まで封じていた体の熱がちりちりと身を焦がすのを感じていた。
「すまないな、こんな。団員たちをもてなしてもらって。俺からも礼を言うよ、ミコト様」
ぶつくさ言ってるレイモンドを追い払って俺の隣に腰を下ろしたリモーナ騎士団長がにぃっと笑った。
なんだろう。
この人、誰かに似ている?
俺の脳裏にふと、この世界に来たときにたった1度だけ会ったことがある王様の姿がよぎる。
「もしかして、王様のお兄さん?」
俺が聞くとリモーナ団長が急に真面目な顔になる。
「なぜ、俺がアルバート兄の兄弟だとわかった?」
「いや・・似てるから」
俺は、ちょっとリモーナ騎士団長から発されている覇気にびびりながら小声で答えた。
「弟とは、思わなかったけど・・」
「そう、か。俺と兄が似ている、か」
リモーナ騎士団長が少し考え込んでから俺の方を見てふっと笑って、俺に手を伸ばすと俺の頭をその大きな手でがしがしと撫で回した。
「ちょ、ちょっと」
俺は、髪を乱されて上目使いにリモーナ騎士団長を見上げた。
「そういうの、やめてください!」
確かにリモーナ騎士団長は、俺より年上なんだろうが、こんな子供を扱うみたいなの、やめてほしいし!
俺の抗議にリモーナ騎士団長は、ちっとも悪いと思ってない顔して俺の頭から手を退けた。
「すまない、ミコト様。でも、あんたも悪いんだぜ」
はぁ?
俺は、きっ、とリモーナ騎士団長を睨んだ。
「なんで俺が悪いんだよ?」
「だって、あんた、すげぇ、かわいいから」
リモーナ騎士団長がちょっと頬を赤らめて視線をそらした。
「そんな、しどけない格好して・・まるで喰ってくれって言わんばかりだし」
「はい?」
俺は、自分の格好を見てはっと気づいた。
料理を作ため火を扱うので暑くて上は薄い白シャツ1枚になっていたんだが、よく見るとうっすらと下が透けてる?
でも、別に男ばっかだし。
気にすることないよね?
俺がそう思っているとリモーナ騎士団長が着ていた上着を脱いで俺にばさっと羽織らせた。
「まあ、ここにはあんたに手を出そうなんて不埒な輩は、いないだろうが・・気を付けたほうがいい」
リモーナ騎士団長が立ち上がると俺を見つめて告げた。
「あんた、自分の価値を理解してないんだよ、ミコト様」
俺の価値?
俺は、仲間たちの中へと去っていく王弟の背を見送りながら彼の言葉の意味を考えていた。
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