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8 家出と猫
8ー7 同室ですか?
8ー7 同室ですか?
少女は、俺たちを2階にある部屋へと案内してくれた。
階段は、ギシギシきしんでいたが、部屋は、わりといい部屋だった。
俺がこの世界に来たばかりの頃に使っていたベッドよりいくらかましという程度だったが。
「ここは、ちょっと値段が高いんですが、信用できるいい宿です」
レイモンドが俺の頭から被せていた埃っぽい妙な布を取り去ると俺の髪と肩を手で軽く払った。
「これは、認識阻害の魔法を付与された布なんです。ちょっと、使い回してますけど」
レイモンドは、俺の来ていたクロムウェルのコートを脱がせるとふぅっとため息をつく。
「これ、クロムウェルのコートですか?全然サイズがあってないじゃないですか。大きすぎるでしょ?」
「これしか手に入らなくて」
俺は、コートを脱いで部屋着になった。
白いシャツにいつもの黒いズボンという俺の格好を見て、レイモンドは、訊ねた。
「その格好だと寒くないですか?」
「うん・・ちょっと寒いかな」
俺が答えるとレイモンドが魔法で部屋を暖めてくれた。
いや。
ほんと、便利だな!
「で?被害者の名前とかはわかってるんですよね?」
レイモンドが部屋に1つだけあったシンプルなデザインの椅子を引き寄せ腰を下ろしたので俺もベッドに腰を下ろす。
「うん。それは、ラウールのじいちゃんにリストをもらっておいたから」
今、わかっている被害者は、5人。
みな、今は、貧民院に住んでいるらしい。
5人ともけっこう裕福な平民の屋敷に仕える使用人だったんだが、今回の件のせいで仕事を辞めることになった。
でも、みな、家が貧しくて帰るわけにもいかず、貧民院に身を寄せているんだとか。
5人とも年頃の女の子で、内,1人はこの春に結婚が決まっていたんだけど、破談になったってじいちゃんは言ってたな。
「じゃあ、明日、貧民院に行って彼女らに話をきいて、速攻で王城に戻りましょう」
レイモンドが勝手に話をすすめるので俺は、ちょっと不満だった。
「せっかく城の外に来たんだし、ちょっと見物していきたいんだけど」
「却下です」
レイモンドは、ぴしゃりと言うと俺にもう、休むようにと命じた。
「でも・・俺がベッドを使ったらレイモンドは、どこで寝るんだ?」
「私は、寝ませんから」
レイモンドは、腰につけていた剣を手にすると立ち上がり部屋から出ようとした。
「私は、部屋のドアの前で見張りますから、ミコト様はお休みください」
「ちょっと待った!」
俺は、レイモンドに待ったをかけた。
「そんなの、寝れるわけがないじゃん!」
「しかし、ミコト様と同室で休むわけにはいきませんし」
レイモンドがゴニョゴニョ言ってるので俺は、びしっと言ってやった。
「レイモンドが寝ないなら俺も寝ない!」
少女は、俺たちを2階にある部屋へと案内してくれた。
階段は、ギシギシきしんでいたが、部屋は、わりといい部屋だった。
俺がこの世界に来たばかりの頃に使っていたベッドよりいくらかましという程度だったが。
「ここは、ちょっと値段が高いんですが、信用できるいい宿です」
レイモンドが俺の頭から被せていた埃っぽい妙な布を取り去ると俺の髪と肩を手で軽く払った。
「これは、認識阻害の魔法を付与された布なんです。ちょっと、使い回してますけど」
レイモンドは、俺の来ていたクロムウェルのコートを脱がせるとふぅっとため息をつく。
「これ、クロムウェルのコートですか?全然サイズがあってないじゃないですか。大きすぎるでしょ?」
「これしか手に入らなくて」
俺は、コートを脱いで部屋着になった。
白いシャツにいつもの黒いズボンという俺の格好を見て、レイモンドは、訊ねた。
「その格好だと寒くないですか?」
「うん・・ちょっと寒いかな」
俺が答えるとレイモンドが魔法で部屋を暖めてくれた。
いや。
ほんと、便利だな!
「で?被害者の名前とかはわかってるんですよね?」
レイモンドが部屋に1つだけあったシンプルなデザインの椅子を引き寄せ腰を下ろしたので俺もベッドに腰を下ろす。
「うん。それは、ラウールのじいちゃんにリストをもらっておいたから」
今、わかっている被害者は、5人。
みな、今は、貧民院に住んでいるらしい。
5人ともけっこう裕福な平民の屋敷に仕える使用人だったんだが、今回の件のせいで仕事を辞めることになった。
でも、みな、家が貧しくて帰るわけにもいかず、貧民院に身を寄せているんだとか。
5人とも年頃の女の子で、内,1人はこの春に結婚が決まっていたんだけど、破談になったってじいちゃんは言ってたな。
「じゃあ、明日、貧民院に行って彼女らに話をきいて、速攻で王城に戻りましょう」
レイモンドが勝手に話をすすめるので俺は、ちょっと不満だった。
「せっかく城の外に来たんだし、ちょっと見物していきたいんだけど」
「却下です」
レイモンドは、ぴしゃりと言うと俺にもう、休むようにと命じた。
「でも・・俺がベッドを使ったらレイモンドは、どこで寝るんだ?」
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「私は、部屋のドアの前で見張りますから、ミコト様はお休みください」
「ちょっと待った!」
俺は、レイモンドに待ったをかけた。
「そんなの、寝れるわけがないじゃん!」
「しかし、ミコト様と同室で休むわけにはいきませんし」
レイモンドがゴニョゴニョ言ってるので俺は、びしっと言ってやった。
「レイモンドが寝ないなら俺も寝ない!」
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