異世界から嫁に来ました~あんなこと(エロ)もこんなこと(子作り)もなく冷遇されてますが、何か?~

トモモト ヨシユキ

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11 ラスボスの招き

11ー1 次の約束

 11ー1 次の約束

 気がつくと俺は、ソファに寝かされていた。
 俺は、裸で俺の上にはラーの上着がかけられていた。
 俺は、俺の体を覆っているその上着を頭から被って思いきりラーの匂いを嗅いだ。
 ああ。
 太陽の匂い。
 俺は、体の奥がきゅん、となる。
 俺の体は、ラーの魔法ですでに清められていたけど、俺の体に残された欲情の名残は、確かで。
 俺は、切ないため息を漏らした。
 「気がついたか?ミコト」
 俺を見下ろしているラーに気づいて俺は、慌てて体を起こそうとしてよろめく。
 ラーは、俺を支えると俺の手に水の入ったカップを握らせ手を添えた。
 「飲めるか?」
 「んっ・・」
 俺は、こくこくっとその水を飲み干す。
 口の端から溢れて顎に伝う水をラーの手が拭う。
 「無理をさせたな」
 「は、はっ・・」
 俺は、弱々しく笑った。
 確かに。
 俺は、けだるくてもう、動けそうになくて。
 でも。
 帰らないと。
 俺は、ラーにもたれたままはふっと吐息を漏らした。
 「泊まっていくか?」
 ラーは、俺に訊ねた。
 俺は、ふっと口許を緩めた。
 バカな、ラー。
 俺にそうさせたければお前が一言命じればいいだけなのに。
 俺は、ゆるりと頭を振った。
 「このまま泊まっていけば、離宮に戻れなくなりそうだし」
 そうか、とラーは、少し惜しそうに頷いた。
 すぐにアルフォンスとクロムウェルが現れて2人がかりで俺の服装を整えてくれた。
 俺は、歩けそうになくて。
 クロムウェルが俺を抱き上げようとするとラーが無言で割り込み俺を抱き上げた。
 「馬車までぐらいは送らせてくれ」
 ラーは、俺を抱いて馬車まで運んでくれた。
 けど!
 思ったよりも俺の精神を削ってくれた。
 行き交う人々が無表情で俺を抱いたラーに礼をとる度に、俺は、恥ずかしいやら申し訳ないやらで頬が燃えるように熱くなった。
 馬車の前で、あのラーの叔父さんに会った。
 ラーの叔父さんは、力なく抱かれている俺に目を細めた。
 「これは、これは。ずいぶんと楽しまれたようですな、陛下」
 ラーは、ふん、と鼻を鳴らす。
 「これでも抑えたつもりだぞ」
 「そうでしょうね」
 イケオジがふふっと微笑んだ。
 「何しろ、素手で竜を倒せる方ですからな」
 そうなの?
 俺は、ぎょぎょっとしてラーを見上げた。
 要するにラーが体力バカってこと?
 ラーが俺を馬車に乗せると、イケオジが乗り込んでいるアルフォンスに何か囁いた。
 「また、離宮に行く」
 ラーは、クロムウェルに体を支えられた俺の頬に触れると額に軽く口づけた。
 「今度は、新月の夜に」
 
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