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11 ラスボスの招き
11ー3 奇跡認定?
11ー3 奇跡認定?
翌日、野菜を取りに来たラウールのじいちゃんにゼノの毛を渡す時、ルドルフ神官が一緒に来ていたので挨拶する。
ルドルフ神官は、この離宮に入るや否やほけっと口を開けて辺りを見回していた。
まあ、驚いても仕方ないかな。
普通の離宮では、畑なんて作ってないしな。
俺は、ルドルフ神官にも野菜をいくらか持って帰ってもらうことにした。
野菜は、いくらでもなり続けてるからな。
最近は、スライスした野菜を庭で乾燥させて野菜チップスとかも作ってるんだけどなかなか離宮の使用人のみなさんからは好評だ。
しかし、困るのは、ノオザの実の使い道だった。
いや。
ほんとに!
ノオザの木はどんどん成長していて、それにつれてなる木の実もハンパなく増えている。
いくら俺たちが軟膏や、化粧品やらに使ってもどんどんクロムウェルの空間収納に貯まっていっている。
一応、この前、アーネストから神殿には伝えてもらったんだけど返答もないし。
どうしたものかな。
そんなことをぼんやりと考えていると、突然、ルドルフ神官が大声を発した。
「なんじゃ、こりゃあっ!?」
ルドルフ神官は、俺の方へと駆け寄ってくると俺の肩を掴んでぶんぶん振りだした。
「ここ、いったい、どうなってんの?」
ああ。
俺は、頷くと笑顔でルドルフ神官に答えた。
「ちょっといろいろ事情があって。珍しいよね?離宮で畑を作ってたりするのは」
「そんなこと、どうでもいいよ!」
ルドルフ神官が興奮した様子で俺を問いただす。
「あの、木!ノオザの木だよな?実までなってるし!それにここ、何?外は、まだ寒いのに、なんでここだけ暖かいわけ?それに、ここ、まるで」
「聖域みたいでしょう?」
アーネストがうんうん、と頷きながらルドルフ神官の肩をぽん、と叩いた。
「私もここのデタラメさには、驚きました。でも、もう、慣れました」
「慣れたって・・」
ルドルフ神官が口をはくはくさせているのに、アーネストが遠い目をして話した。
「私は、ここは、異世界だと思うことにしています」
異世界?
俺が首を傾げるのを見てアーネストがはぁっとため息をつく。
「ここは、ミコト様が作り出した『精霊の庭』なんです」
「『精霊の庭』?」
半信半疑のルドルフ神官にアーネストが告げる。
「おとぎ話みたいですけど、本当なんです。実際に私の報告を受け取った神殿の神官長によって、この離宮は、奇跡認定されましたから」
はい?
奇跡認定?
俺は、ますますキョトンとしてしまう。
なんの話だ?
「ここに未だに神殿から私以外の者が派遣されていないのは、アルバート国王陛下の意向です。本来ならとっくに神殿の配下に置かれるべきところを陛下が拒んでおられるんです」
翌日、野菜を取りに来たラウールのじいちゃんにゼノの毛を渡す時、ルドルフ神官が一緒に来ていたので挨拶する。
ルドルフ神官は、この離宮に入るや否やほけっと口を開けて辺りを見回していた。
まあ、驚いても仕方ないかな。
普通の離宮では、畑なんて作ってないしな。
俺は、ルドルフ神官にも野菜をいくらか持って帰ってもらうことにした。
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最近は、スライスした野菜を庭で乾燥させて野菜チップスとかも作ってるんだけどなかなか離宮の使用人のみなさんからは好評だ。
しかし、困るのは、ノオザの実の使い道だった。
いや。
ほんとに!
ノオザの木はどんどん成長していて、それにつれてなる木の実もハンパなく増えている。
いくら俺たちが軟膏や、化粧品やらに使ってもどんどんクロムウェルの空間収納に貯まっていっている。
一応、この前、アーネストから神殿には伝えてもらったんだけど返答もないし。
どうしたものかな。
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「なんじゃ、こりゃあっ!?」
ルドルフ神官は、俺の方へと駆け寄ってくると俺の肩を掴んでぶんぶん振りだした。
「ここ、いったい、どうなってんの?」
ああ。
俺は、頷くと笑顔でルドルフ神官に答えた。
「ちょっといろいろ事情があって。珍しいよね?離宮で畑を作ってたりするのは」
「そんなこと、どうでもいいよ!」
ルドルフ神官が興奮した様子で俺を問いただす。
「あの、木!ノオザの木だよな?実までなってるし!それにここ、何?外は、まだ寒いのに、なんでここだけ暖かいわけ?それに、ここ、まるで」
「聖域みたいでしょう?」
アーネストがうんうん、と頷きながらルドルフ神官の肩をぽん、と叩いた。
「私もここのデタラメさには、驚きました。でも、もう、慣れました」
「慣れたって・・」
ルドルフ神官が口をはくはくさせているのに、アーネストが遠い目をして話した。
「私は、ここは、異世界だと思うことにしています」
異世界?
俺が首を傾げるのを見てアーネストがはぁっとため息をつく。
「ここは、ミコト様が作り出した『精霊の庭』なんです」
「『精霊の庭』?」
半信半疑のルドルフ神官にアーネストが告げる。
「おとぎ話みたいですけど、本当なんです。実際に私の報告を受け取った神殿の神官長によって、この離宮は、奇跡認定されましたから」
はい?
奇跡認定?
俺は、ますますキョトンとしてしまう。
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