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11 ラスボスの招き
11ー5 うぶ?
11ー5 うぶ?
離宮の外にもようやく春が来た。
俺とアルフォンスがこの世界に来てはや5ヶ月が経つ。
最初は、冷遇されてたわけだけど、魔法の力やノオザの木、それにクロムウェルたちのおかげでなんとかここまでやってきた。
「ミコト様?」
バーナードさんに呼ばれて俺は、はっと現実に戻る。
今日は、俺の離宮に王都1の腕前と人気を誇っているという仕立て屋が訪れていた。
それは、俺とラーの婚約式とゼノとの契約式のための衣装の採寸のためだ。
俺は、今、部屋で下着姿で台の上に立たされてその周囲で仕立て屋が忙しげに立ち働いていた。
「どうされましたか?ぼうっとして」
バーナードさんが心配そうに声をかけてくる。
俺は、慌てて頭を振った。
「なんでもないよ」
「お寒くはないですか?」
バーナードさんが聞く。
俺の部屋には暖炉とかはない。
でも、この離宮は、常春なので普通に暮らす分には寒さは感じない。
特に、今は、バーナードさんの魔法で部屋の中は暖かな風が吹いていた。
たとえ半裸であっても寒くはなかった。
仕立て屋の人は、中年の女の人で赤い髪に一房だけ白い髪が混ざっていた。
名前は、確か、リルゥさんだったかな。
リルゥさんは、俺の体のあらゆる部位の長さを測っていた。
採寸に半日は、かかっていた。
それから、お昼を挟んで午後から布地を選ぶことになった。
リビングでお茶を飲みながら布地の山の中から何種類かの布を選ぶのだ。
「これなど、いかがでしょうか?」
リルゥさんが俺に差し出したのは目の覚めるようなエメラルド色の布地だった。
「アルバート国王陛下は、ミコト様の髪の色の黒色を選ばれました。ですからミコト様もアルバート国王陛下の色を選ばれてみては?」
はいっ?
俺は、ラーの色を思い浮かべていた。
ラーは、金色の髪にエメラルドの瞳をしている。
でも、どちらも俺には派手すぎない?
俺がそう主張すると、リルゥさんは、俺にエメラルドの布を当ててみながら告げた。
「この布地でしたらそんなに派手には見えませんよ。これに金糸で刺繍をすれば素晴らしい衣装ができあがります」
マジでか・・
俺は、もっと地味な服がいいんだが。
ラーが俺と同じ地味な外見なら良かったのにな。
俺は、困って部屋の隅に控えているバーナードさんとアルフォンスの方を見た。
「いいのではないですか?ミコト様」
アルフォンスがふっと口許を綻ばせた。
「ミコト様は、色も白いし、この色ならそんなに派手とも思われません」
俺は、しぶしぶこのエメラルドの布地を選ぶことになった。
後は、同じ色味のベールとかのための布地を選ぶ。
それから、最後にリルゥさんが俺にそっと訊ねた。
「下着は、どうされますか?ミコト様」
はいっ?
俺は、目を丸くしてリルゥを見た。
下着も特注で作るんですか?
俺は、普段、クロムウェルが用意してくれるトランクスタイプの下着を身に付けているんだが、リルゥさんが差し出してきた見本の下着は、ほんとにハレンチで。
ごく小さな布地に何本かの紐がついてるフンドシタイプのものとか、いわゆるティーバックのものとか。
後、胸当て?
男になんでそんなものがいるんだ?
俺が聞くとリルゥさんがうっそりと微笑んだ。
「まあまあ、ミコト様は、まだまだうぶであられるのですね。そんなに頬を赤く染めて」
離宮の外にもようやく春が来た。
俺とアルフォンスがこの世界に来てはや5ヶ月が経つ。
最初は、冷遇されてたわけだけど、魔法の力やノオザの木、それにクロムウェルたちのおかげでなんとかここまでやってきた。
「ミコト様?」
バーナードさんに呼ばれて俺は、はっと現実に戻る。
今日は、俺の離宮に王都1の腕前と人気を誇っているという仕立て屋が訪れていた。
それは、俺とラーの婚約式とゼノとの契約式のための衣装の採寸のためだ。
俺は、今、部屋で下着姿で台の上に立たされてその周囲で仕立て屋が忙しげに立ち働いていた。
「どうされましたか?ぼうっとして」
バーナードさんが心配そうに声をかけてくる。
俺は、慌てて頭を振った。
「なんでもないよ」
「お寒くはないですか?」
バーナードさんが聞く。
俺の部屋には暖炉とかはない。
でも、この離宮は、常春なので普通に暮らす分には寒さは感じない。
特に、今は、バーナードさんの魔法で部屋の中は暖かな風が吹いていた。
たとえ半裸であっても寒くはなかった。
仕立て屋の人は、中年の女の人で赤い髪に一房だけ白い髪が混ざっていた。
名前は、確か、リルゥさんだったかな。
リルゥさんは、俺の体のあらゆる部位の長さを測っていた。
採寸に半日は、かかっていた。
それから、お昼を挟んで午後から布地を選ぶことになった。
リビングでお茶を飲みながら布地の山の中から何種類かの布を選ぶのだ。
「これなど、いかがでしょうか?」
リルゥさんが俺に差し出したのは目の覚めるようなエメラルド色の布地だった。
「アルバート国王陛下は、ミコト様の髪の色の黒色を選ばれました。ですからミコト様もアルバート国王陛下の色を選ばれてみては?」
はいっ?
俺は、ラーの色を思い浮かべていた。
ラーは、金色の髪にエメラルドの瞳をしている。
でも、どちらも俺には派手すぎない?
俺がそう主張すると、リルゥさんは、俺にエメラルドの布を当ててみながら告げた。
「この布地でしたらそんなに派手には見えませんよ。これに金糸で刺繍をすれば素晴らしい衣装ができあがります」
マジでか・・
俺は、もっと地味な服がいいんだが。
ラーが俺と同じ地味な外見なら良かったのにな。
俺は、困って部屋の隅に控えているバーナードさんとアルフォンスの方を見た。
「いいのではないですか?ミコト様」
アルフォンスがふっと口許を綻ばせた。
「ミコト様は、色も白いし、この色ならそんなに派手とも思われません」
俺は、しぶしぶこのエメラルドの布地を選ぶことになった。
後は、同じ色味のベールとかのための布地を選ぶ。
それから、最後にリルゥさんが俺にそっと訊ねた。
「下着は、どうされますか?ミコト様」
はいっ?
俺は、目を丸くしてリルゥを見た。
下着も特注で作るんですか?
俺は、普段、クロムウェルが用意してくれるトランクスタイプの下着を身に付けているんだが、リルゥさんが差し出してきた見本の下着は、ほんとにハレンチで。
ごく小さな布地に何本かの紐がついてるフンドシタイプのものとか、いわゆるティーバックのものとか。
後、胸当て?
男になんでそんなものがいるんだ?
俺が聞くとリルゥさんがうっそりと微笑んだ。
「まあまあ、ミコト様は、まだまだうぶであられるのですね。そんなに頬を赤く染めて」
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