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12 ラーのこと
12ー1 策謀
12ー1 策謀
俺たちは、ラスボスの館の奥まった場所にあるサロンに案内された。
そこには、亜麻色の髪の推定40代ぐらいの美女と前に会ったことのあるラーラ様がすでに待機していた。
執事のおじさんは、俺を2人が待つテーブルへと案内してくれ、クロムウェルが椅子をひいて俺も腰を下ろした。
ラスボス アイリス様とラーラ様は、同じように扇で口許を隠して俺をじろじろと見ていた。
しばらく俺たちは、沈黙の中にあった。
というか、一触即発状態?
俺が緊張のあまり胃が痛くなってきた時、執事のおじさんが俺の前にお茶の入ったカップを置いてくれた。
「あ、ありがと」
俺が礼を言うとおじさんは、妙な顔をしたけど、黙礼してくれる。
お茶に手を伸ばしかけた俺にクロムウェルが頭を振る。
そういえば、前にお茶に薬を盛られたことがあったな!
俺は、お茶は遠慮することにした。
「お茶、召し上がりませんの?」
ラーラ様がふっと意地悪そうな笑みを目元に浮かべて俺を見た。
「アイリス様があなたのために取り寄せられた茶葉ですのに」
「よいのよ、ラーラ。平民にこのような気遣いを求めることは無駄でしょう」
はいっ?
俺は、2人を睨み付けるとカップを手に取り一気に中身を飲み干した。
がちゃん、と俺がテーブルにカップを戻すと2人は、何やらこそこそと話していた。
ほんと、感じ悪!
「この度、アルバート国王陛下との婚約お祝い申し上げますわ」
アイリス様にそう言われて俺は、素直にお礼を言った。
「ありがとうございます」
「しかも、聖獣との契約もされるとか・・素晴らしいですわね」
ラーラ様も扇越しに俺に話しかけてくる。
「もっとも、それが本物の聖獣かどうかは、怪しいものですが」
「何がおっしゃりたいんです?」
俺は、ムカつくのを堪えて笑顔で応じた。
「ゼノは、王宮所属の魔法師団の魔法師であるアーネスト様が調査され確かに聖獣ダキーニであると証明されています」
「まあ、そうでしたの?」
ラーラ様がほほっ、と笑う。
俺は、何か言い換えそうと口を開こうとしたが言葉が出なかった。
あれ?
なんか、変?
俺は、クロムウェルの方を振り返ろうとしたけど体が動かなくて。
なんとかしてクロムウェルに知らせないと!
でも、指1本も自由にならない。
「どうされましたの?ミコト様」
ラーラ様が声をかけてくるが俺は、まったく答えられない。
さすがに俺の異変に気づいたクロムウェルが俺に駆け寄ってくる。
「ミコト様?」
「お前は、邪魔よ!クロイツ!」
アイリス様が言うと、アイリス様の背後に黒い影が現れた。
「はっ!お側に」
「やっておしまいなさい!」
アイリス様に命じられたその影が手をクロムウェルの方へ向かってあげる。
「危ない!」
クロムウェルが俺を庇おうと俺のことを抱き寄せる。
その瞬間、辺りが黒い光に包まれた。
俺たちは、ラスボスの館の奥まった場所にあるサロンに案内された。
そこには、亜麻色の髪の推定40代ぐらいの美女と前に会ったことのあるラーラ様がすでに待機していた。
執事のおじさんは、俺を2人が待つテーブルへと案内してくれ、クロムウェルが椅子をひいて俺も腰を下ろした。
ラスボス アイリス様とラーラ様は、同じように扇で口許を隠して俺をじろじろと見ていた。
しばらく俺たちは、沈黙の中にあった。
というか、一触即発状態?
俺が緊張のあまり胃が痛くなってきた時、執事のおじさんが俺の前にお茶の入ったカップを置いてくれた。
「あ、ありがと」
俺が礼を言うとおじさんは、妙な顔をしたけど、黙礼してくれる。
お茶に手を伸ばしかけた俺にクロムウェルが頭を振る。
そういえば、前にお茶に薬を盛られたことがあったな!
俺は、お茶は遠慮することにした。
「お茶、召し上がりませんの?」
ラーラ様がふっと意地悪そうな笑みを目元に浮かべて俺を見た。
「アイリス様があなたのために取り寄せられた茶葉ですのに」
「よいのよ、ラーラ。平民にこのような気遣いを求めることは無駄でしょう」
はいっ?
俺は、2人を睨み付けるとカップを手に取り一気に中身を飲み干した。
がちゃん、と俺がテーブルにカップを戻すと2人は、何やらこそこそと話していた。
ほんと、感じ悪!
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アイリス様にそう言われて俺は、素直にお礼を言った。
「ありがとうございます」
「しかも、聖獣との契約もされるとか・・素晴らしいですわね」
ラーラ様も扇越しに俺に話しかけてくる。
「もっとも、それが本物の聖獣かどうかは、怪しいものですが」
「何がおっしゃりたいんです?」
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「まあ、そうでしたの?」
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俺は、何か言い換えそうと口を開こうとしたが言葉が出なかった。
あれ?
なんか、変?
俺は、クロムウェルの方を振り返ろうとしたけど体が動かなくて。
なんとかしてクロムウェルに知らせないと!
でも、指1本も自由にならない。
「どうされましたの?ミコト様」
ラーラ様が声をかけてくるが俺は、まったく答えられない。
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「ミコト様?」
「お前は、邪魔よ!クロイツ!」
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「はっ!お側に」
「やっておしまいなさい!」
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その瞬間、辺りが黒い光に包まれた。
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