妹の身代りに生け贄にされたんだけどガチでマジ恋しちゃいました~世界にただ1人の男Ωは、邪神の激愛に絆される~

トモモト ヨシユキ

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2 狂愛の宴

2ー2 獣

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 2ー2 獣

 僕は、恐怖のあまりその場に座り込んでしまう。
 闇は、どんどん濃くなって獣のような形を作っていく。
 闇の獣が僕の方へと近づいてくる。
 僕は、がたがた震えてずりずりと背後に逃れようとした。
 だが。
 逃げられない!
 闇が僕に襲いかかりその場に押し倒される。
 はっはっ、という獣の激しい息づかいを感じて僕は恐怖にすくんでいた。
 だらだらと獣臭い粘液が僕の顔に滴り落ちてきて思わず顔を反らせる。
 べろり。
 ざらざらした舌が僕の頬を嘗める。
 「あぁ、ぅっ・・」
 僕は、涙ぐんでいた。
 殺される!
 獣は、僕の涙で汚れた顔をその長い舌で舐めとるとにぃっと笑った。
 「ハナヨメ・・キタ」
 「あぅっ!」
 獣の分厚い舌が僕の口に押し込まれ、僕は、呻いた。
 獣の舌は、僕の口中を舐め回し、舌を吸い上げる。
 流れ込んでくる唾液を思わず飲み込んでしまう。
 その時。
 ずくん、と体が疼いた。
 「あ・・あっ・・」
 獣の匂いに僕は、発情していた。
 そんなバカな!
 僕は、顔を振ってなんとか獣から逃れようとしたが、獣は、その太い両足で僕の肩を踏みつけて押さえ込んでいた。
 「んぅっ・・はっ・・」
 獣のフェロモンが僕の脳を侵していく。
 獣は、僕の首筋に顔を埋めるとくんくんと鼻を蠢かした。
 「イイニオイスル・・・」
 べろっと首筋を舐め上げられて僕は、びくんと体を反らした。
 「ひぅっ!」
 「ウマイ・・オマエ、ウマイ・・・」
 獣が僕の熱い体を舐める感覚に僕は、ぞくぞくしていた。
 「あぁっ!んぅっ!」
 僕は、体が反応するのを止められない。
 獣の唾液を飲んだだけなのに僕は、もう、昂っていた。
 苦しい。
 体が熱い。
 僕は、喘いでいた。
 はやく、満たして欲しい。
 僕の虚ろな体をいっぱいに満たして欲しい。
 僕は、熱い吐息を漏らした。
 「クライタイ・・コレ、ヲ・・クライタイ」
 闇の獣が僕の上にのし掛かってくる。
 ぎらりと鋭い牙が光る。
 僕は、この熱を冷まして欲しくて。
 でも。
 どうすればいいか、わからない。
 頭がどんどん白濁してきて。
 「あ、あぅっ・・・」
 僕は、闇の獣に組敷かれて涙を流した。
 獣になる!
 僕は、とぎれていく意識の中で哭いていた。
 「あ、あっ・・獣、になりたく、ないっ!」
 だけど、闇は、僕にまとわりつきその手足を拘束していた。
 僕は、獣の前に両足を開かされていた。
 獣が。
 近づいてくる。
 僕は、濃くなっていく獣の匂いに頭がぼうっとしていた。
 「クラウ!」
 獣が僕に襲いかかってくる!
 僕は、顔を反らして悲鳴を上げた。
 
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