武闘派レディース同士の潰し合いタイマン特攻服バトル

ヒロワークス

文字の大きさ
3 / 14

第3話 公園でのタイマン パワーの加奈 vs テクニックの紗枝 中盤戦

しおりを挟む
 蹴り合いになると、お互いの蹴りが時おり当たるが、紗枝のリーチが長い分、深く入っていく。加奈は、がむしゃらにパンチを振るっていくが、紗枝の反射神経に阻まれてクリーンヒットはしない。
加奈「あんた、逃げてばかりじゃない。戦意喪失なの?」
紗枝「そんなわけないでしょ。あんたのフットワークが重いから、当たらないだけよ」
 紗枝は、飛び跳ねるように左右に動いて挑発する。
加奈「そんなに無駄な体力使ってたら、ばてて動けなくなるわよ」
紗枝「あたしは、持久力もあるから大丈夫よ。それにあんたより、あたしの攻撃の方がちゃんと当たってるじゃない。効いてるんでしょ」
 加奈の頬は、赤く腫れてきている。
加奈「あんたの小手先の攻撃なんて、空気みたいなもんよ。もっと正々堂々と踏み込んで来なさいよ」
 加奈は、荒い息遣いで怒鳴る。

 紗枝は、その姿ににやりとする。
紗枝「あんたの策略には乗らないわ。あたしは、馬鹿みたいな殴り合いじゃなくて、無傷のまま勝ちたいの。綺麗な顔に傷つけたくないのよ」
加奈「たいした顔でもないくせに、生意気なのよ」
紗枝「汚い肌のあんたに言われたくないわ。悔しかったら捕まえてみなさいよ」
加奈「おう、捕まえて、あんたの顔をボコボコにしてやるよ」

 紗枝は、加奈に近づき、指で「来い!来い!」とおどけながら、加奈が動くと素早い動きで距離をとる。加奈が踏み込んでくると横に動いで避けながら、加奈にジャブを入れたり、前蹴りで距離をとったりする。
 両者とも、ボンタンには蹴られたときについた土の跡がついている。紗枝の方が優勢だけに、加奈は、少し足を引きずり始めている。パンチを受けた顔の赤み具合も同様に、加奈の方がひどい。

 紗枝は、間合いをはかりながら、加奈が踏み込んでパンチを空振りしたのに合わせて、右のハイキックを振るう。紗枝の紫のボンタンから繰り出される素早くしなやかな蹴り。
 想定外の高い蹴りに、加奈は、避けきれず、まともに受けて尻もちをつく。
 それでも、背中を地面につけて、防御の体勢をとる。

紗枝「びっくりしただろ?あたし、体が柔らかいのよ。これでKO勝ちってことでいい?」
 紗枝は、加奈を見下ろす。
加奈「あんたこそ、あたしの方がパワーがあるから、かかってこれないんでしょ」
紗枝「追い打ちをかけるまでもないと思っただけよ。あんた、まだ戦意があるんだ」
加奈「当たり前だろ。これくらいで負けを認めるほど柔じゃねえんだよ」

 加奈は、立ち上がると、意を決したように攻勢をかける。紗枝は、左右前後に動きながら反撃するが、加奈は、パンチを受けながらも、強引に突進。
 距離を詰めると、加奈は、紗枝の右腕を左手でつかみ、さらに右手で紗枝の髪の毛をつかんだ。
加奈「ちょこちょこ当てた打撃だけで勝とうっていうのが甘いんだよ」
紗枝「おら、あたしの綺麗な髪に触るんじゃねえよ」
加奈「茶色に染めすぎて、ばさばさに傷んでるじゃねえか」
紗枝「やめろよ」

 紗枝は、蹴りや突きで離れようとしたが、加奈は、紗枝に体を密着させるように近づき、一気に押し込んだ。
加奈「さあ、捕まえたわよ」
紗枝「ううっ。あんたの打たれ強さは認めてあげるわ。でも、残念だったわね。あたしは、離れても組んでも強いのよ」

 紗枝は、右脚を加奈の左脚に外からかけ、強引に押し倒そうとする。加奈は、一瞬、体勢を崩されかかったものの、すぐに立て直し、逆に右腕を紗枝の首に巻きつけて、強引に投げ飛ばす。
 そのまま、加奈は、パワーを生かして紗枝を抑え込む。紗枝も、加奈の両脚を外側から絡めて、自由には動かせないようにする。

加奈「もう逃げられないわ。ギブアップしなさい」
紗枝「うるせぇ、どけよ。あんた、重いだけで、何も効かねえんだよ」
 紗枝は、苦しそうにしながらも、必死に両脚で踏ん張り、空いている左腕で加奈の胸をつかむように押し込んで裏返す。
加奈「あんた、どこをつかんでるんだよ」
紗枝「いいでしょ。ちょうどつかみやすい大きさなんだから」
 しかし、紗枝の首に右腕を回して固めている加奈は、すぐにまたパワーで紗枝の体を裏返して、上になる。

 苦しい紗枝は、空いている左腕で必死に加奈の脇腹にパンチを入れたり、足をばたつかせて抵抗するが、密着しているだけに威力がない。
 紗枝は左腕を加奈の喉元に押し込み、のど輪に全力をかける。我慢比べとなるが、のどを強烈に攻められた加奈の方が体を反らされる。
しかし、加奈は、紗枝の左腕も取り、そのままマウントをとって押さえつける。
加奈「ぜぇっぜぇっ…。もう逃げられないわよ」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

王国の女王即位を巡るレイラとカンナの双子王女姉妹バトル

ヒロワークス
ファンタジー
豊かな大国アピル国の国王は、自らの跡継ぎに悩んでいた。長男がおらず、2人の双子姉妹しかいないからだ。 しかも、その双子姉妹レイラとカンナは、2人とも王妃の美貌を引き継ぎ、学問にも武術にも優れている。 甲乙つけがたい実力を持つ2人に、国王は、相談してどちらが女王になるか決めるよう命じる。 2人の相談は決裂し、体を使った激しいバトルで決着を図ろうとするのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

M性に目覚めた若かりしころの思い出

kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、それをはじめて自覚した中学時代の体験になります。歳を重ねた者の、人生の回顧録のひとつとして、読んでいただけましたら幸いです。 一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。 カレンと晴人はその後、どうなる?

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

処理中です...