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第10話 勝負の行方
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そして、美緒が反撃に移って踏み込もうとしたところに彩花が右の回し蹴りを美緒のわき腹に叩き込もうとする。
美緒は、彩花の回し蹴りをわき腹に浴びながらも、彩花の右足をつかんだ。
美緒「うぐっ…。臭い足で蹴るんじゃないわよ」
彩花「随分、痛そうね。早く手を放しなさいよ」
美緒は、苦悶の表情を浮かべながらも、彩花の右足を放さず、彩花に近づくと、彩花の腹に豪快な右膝蹴りを食い込ませた。
再び、彩花は、芝生の上に膝をついてダウンする。口からは、よだれが零れ落ちる。
それでも、彩花は、美緒をにらみながら歯を食いしばって立ち上がる。
美緒「煙草ばっかり吸ってるから体力がもたないのよ。ギブアップしなさい」
彩花「酒ばっかり飲んでる……あんたに言われたくないわ……。体の中はボロボロなんでしょ」
美緒は、前かがみになって防御の体勢をとりながら突進してくる彩花の髪の毛とつかむと、同じように前かがみの体勢で圧力をかけて押し込み、コートの中央にあるネットの近くまで来ると、彩花を脇の下からすくい上げるようにネットめがけて投げ倒した。
彩花「きゃあっ」
彩花は、ネットにからまりながら、もがく。
美緒「あははっ、蜘蛛の巣に引っかかった虫みたいね」
それでも、彩花は、何とかネットから離れ、美緒に向かっていこうとする。
彩花「あんた…許さないわよ…」
美緒は、鬼の形相で突進してくる彩花のみぞおちに前蹴りを決める。
彩花は、再びネットにもたれかかかるように倒れる。美緒は、彩花の体に追い打ちをかけるように蹴りを入れていく。
彩花は、ネットの下を潜り抜けて向こう側に転がって逃れる。
美緒「こらっ、逃げんなよ」
彩花は、前かがみになりながら美緒から距離をとろうとコートの端の方へ後ずさりをしていく。美緒は、豪快にネットをまたいで彩花を追う。
美緒は、彩花の回し蹴りをわき腹に浴びながらも、彩花の右足をつかんだ。
美緒「うぐっ…。臭い足で蹴るんじゃないわよ」
彩花「随分、痛そうね。早く手を放しなさいよ」
美緒は、苦悶の表情を浮かべながらも、彩花の右足を放さず、彩花に近づくと、彩花の腹に豪快な右膝蹴りを食い込ませた。
再び、彩花は、芝生の上に膝をついてダウンする。口からは、よだれが零れ落ちる。
それでも、彩花は、美緒をにらみながら歯を食いしばって立ち上がる。
美緒「煙草ばっかり吸ってるから体力がもたないのよ。ギブアップしなさい」
彩花「酒ばっかり飲んでる……あんたに言われたくないわ……。体の中はボロボロなんでしょ」
美緒は、前かがみになって防御の体勢をとりながら突進してくる彩花の髪の毛とつかむと、同じように前かがみの体勢で圧力をかけて押し込み、コートの中央にあるネットの近くまで来ると、彩花を脇の下からすくい上げるようにネットめがけて投げ倒した。
彩花「きゃあっ」
彩花は、ネットにからまりながら、もがく。
美緒「あははっ、蜘蛛の巣に引っかかった虫みたいね」
それでも、彩花は、何とかネットから離れ、美緒に向かっていこうとする。
彩花「あんた…許さないわよ…」
美緒は、鬼の形相で突進してくる彩花のみぞおちに前蹴りを決める。
彩花は、再びネットにもたれかかかるように倒れる。美緒は、彩花の体に追い打ちをかけるように蹴りを入れていく。
彩花は、ネットの下を潜り抜けて向こう側に転がって逃れる。
美緒「こらっ、逃げんなよ」
彩花は、前かがみになりながら美緒から距離をとろうとコートの端の方へ後ずさりをしていく。美緒は、豪快にネットをまたいで彩花を追う。
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