17 / 67
魔王死神編
16話 沼地と天魔
しおりを挟む
砦を消し飛ばした日から数日後
レゼ達は谷間を抜け、今は木々が鬱蒼と茂る沼地を進んでいる
「おい、ラビリスいつまでこのクソ暑い場所を進まないと行けないんだ?」
ディーはレゼが泥で汚れないように片腕に座らした状態で抱えながら移動している
レゼはディーに体を預けうつらうつらしている
「そうですね そろそろ抜けると思うのですが」
「さっきも同じこと言ってたぞ」
「おかしいな?道は合ってる筈です」
レゼとディーの耳がぴくっと反応する
茂みの向こうから音が聞こえてくる
誰かが戦っているようだうっすらと悲鳴も聞こえてくる
「ディー 様子を見た方がいいかも」
「何してるんですか?私達は先を急いでいるんです 勝手に動かないでください」
「良いじゃねーか ちょっとくらい あっちにいる奴らが敵なら憂さ晴らしに丁度いい」
湿気と暑さにイライラしていたディーは殺る気満々だ
「勝手に行かないでくださいー!」
茂みを抜けると悪魔族が天魔族に蹂躙されていた
天魔は20人悪魔は5人 少し離れた所に幹部クラスの天魔がいる
サーベルに水色の炎を纏わせた天魔が最後の一人に止めを刺しサーベルに付いた血を払う
「雑魚が・・・我ら天魔に逆らう身の程知らずどもめ
視界に入るだけで不愉快だ」
両腕に黄色の炎を纏った天魔が言う
「ぎゃははは、それは言い過ぎだよ
ゴミクズなのは間違いないけどな ぎゃははは」
「大人数で戦うやつが雑魚なんじゃねーのか?
お前らの方がよっぽどゴミ以下だと思うけどなぁ ははは」
挑発的な笑みを浮かべる
「誰だてめえ」
レゼを下ろしマシンガンを二丁錬成し(黒色の炎を纏う)天魔めがけて撃ちまくる
手下の天魔どもは体を穴だらけにして地面に伏す
「こいつで殺れるのはこんなもんか」
幹部クラスの天魔は
野獣のような腕で弾を握り潰したり
「ぎゃははは こんなので殺られるかよ!」
剣で弾を弾いたりして銃弾の雨をしのぎ切る
「はぁ まったくお遊びだな」
メガネを中指で上げる
「ゴミ以下の割にはちったぁやるな」
マシンガンを捨てジャッカルを錬成する
「しょうがないですね私も加勢しますー!」
フォーク型の槍を構え(紫色の炎を纏う)メガネの天魔に向かっていく
大幹部らしき天魔は動く気配がない
レゼはディーたちの戦闘を見守ることにする
野獣の天魔は巨大な図体の割に素早く動き、ディーが放った銃弾をかわす
「ぎゃははは でかい口叩いた割にはたいしたことないな ぎゃははは」
「ちっ 癇に障る笑い方だな!」
的確に攻撃を避けていたが沼に足をとられる
左足に鋭い爪が振り下ろされずたずたにされるが直ぐに再生した
何事もなかったように両足で立っているディーの事を不思議そうに見る
「ぎゃはは?手ごたえがあったはずだが・・・どうなってんだ?」
顎に手を当て考える
その一瞬の隙を突いて喉元に撃ち込む、寸前でかわされたが肩に当たり爆散する
バランスを崩し地面に倒れる、大量の血が噴き出し野獣の天魔は動かなくなった
「おい!威力を上げといて正解だったな!派手にいったぜ! あはは」
心底愉快そうに笑い声を上げる
メガネの天魔のサーベルとラビリスのフォークが激しくぶつかり合う
「小娘にしてはやるな」
「私そこそこ強いですから」
フォークの先を天に伸ばした後メガネの天魔に向けると上空に石礫が現れる
現れた無数の石礫はメガネの天魔めがけ堕ちていくが、サーベルで斬り払う
その間にラビリスはフォークを胸の前で持ち目を閉じる
足元が沼状になりメガネの天魔を飲み込んでいく
「くっ! 卑しい悪魔族が!」
もがくが全く抜け出せないズブズブと体が沈んでいく
腰まで沈んだところ、心臓をフォークで一突きする
「ぐぁぁがぐっ!がは!」
血を吐き絶命する
「魔王様!」
レゼに向かって手を振る
「魔王・・・あの者が魔王・・・復活していたのか!?」
今まで傍観していた男が動き出す
「伝承とは違うようだが貴様本当に魔王か?・・・魔王ならばその力試させてもらおう!」
深緑色の炎を纏わせ右手から風刃を放つがディーの銃弾で相殺されてしまう
「おい!俺の主人に何しやがる!」
レゼと大幹部らしき天魔との間に入る
「フフフ・・・強い部下に守ってもらうとは、やはり偽物の魔王だったか
嘘の魔王で天魔の動揺を誘うつもりだったようだが失敗に終わったな」
「僕は魔お・・・」
「何ごちゃごちゃ言ってんだ レゼは俺の何倍も強いんだ!
てめーなんか一瞬だ あはは!」
相手を馬鹿にしたようにおどけたしぐさで煽る
大幹部らしき天魔の額には青筋が浮かんでいる
「貴様!この私冥官ロイ・ジェルガルガーを愚弄するか!」
「俺は事実を言っただけだぜ」
「余程死にたい様だな」
ディーを睨む
ラビリスがディーの袖を引っ張る
「ディーさんまずいですよ冥官ってことは冥王に連なる特に力の強い天魔を指すんです!さっき倒した天魔とは比べものになりません!ここは逃げましょう!」
「逃げる必要ねーよ」
ジャッカルを向ける
「雑魚を殺したくらいで調子に乗るなよ!」
先程と同じく風刃を出現させるが数は倍になっている
ディーは余裕で避け、風刃の隙間を縫って撃つ
ロイも風刃を放ちながら銃弾をかわしていく
暫く一進一退の攻防戦が繰り広げられる
「お遊びはこれで終わりだ!」
辺りの木々を切り裂く程大きな風刃を放つ
「ひゃあああー!」
レゼはラビリスを抱え上空に避難する
ディーは自力で回避したが頭から血を出し、片膝をついている
「ディー!」
「たいした怪我じゃねー」
直ぐに再生する
「しぶといな」
苦々しい顔を向ける
離れた場所にラビリスを降ろしディーの傍に行く
「ディー下がって こいつは僕が殺す」
「急にどうしたんだ?」
「泥で汚れたから早く綺麗にしたい···向こうに温泉が見えたから」
「汚れたからって」
「むぅ···いいからこの方が早い」
ディーの背中を押して端に行かせる
足を肩幅に開き、肘を軽く曲げファイティングポーズをとる
「なんだ!そのポーズは魔法を使わなくてもこの私を倒せると思ってるのかっ!」
「別に、この方が早いと思っただけ」
「馬鹿にするな! 偽者の分際で直ぐに殺してやるぅ!はああああっ!!」
レゼ達は谷間を抜け、今は木々が鬱蒼と茂る沼地を進んでいる
「おい、ラビリスいつまでこのクソ暑い場所を進まないと行けないんだ?」
ディーはレゼが泥で汚れないように片腕に座らした状態で抱えながら移動している
レゼはディーに体を預けうつらうつらしている
「そうですね そろそろ抜けると思うのですが」
「さっきも同じこと言ってたぞ」
「おかしいな?道は合ってる筈です」
レゼとディーの耳がぴくっと反応する
茂みの向こうから音が聞こえてくる
誰かが戦っているようだうっすらと悲鳴も聞こえてくる
「ディー 様子を見た方がいいかも」
「何してるんですか?私達は先を急いでいるんです 勝手に動かないでください」
「良いじゃねーか ちょっとくらい あっちにいる奴らが敵なら憂さ晴らしに丁度いい」
湿気と暑さにイライラしていたディーは殺る気満々だ
「勝手に行かないでくださいー!」
茂みを抜けると悪魔族が天魔族に蹂躙されていた
天魔は20人悪魔は5人 少し離れた所に幹部クラスの天魔がいる
サーベルに水色の炎を纏わせた天魔が最後の一人に止めを刺しサーベルに付いた血を払う
「雑魚が・・・我ら天魔に逆らう身の程知らずどもめ
視界に入るだけで不愉快だ」
両腕に黄色の炎を纏った天魔が言う
「ぎゃははは、それは言い過ぎだよ
ゴミクズなのは間違いないけどな ぎゃははは」
「大人数で戦うやつが雑魚なんじゃねーのか?
お前らの方がよっぽどゴミ以下だと思うけどなぁ ははは」
挑発的な笑みを浮かべる
「誰だてめえ」
レゼを下ろしマシンガンを二丁錬成し(黒色の炎を纏う)天魔めがけて撃ちまくる
手下の天魔どもは体を穴だらけにして地面に伏す
「こいつで殺れるのはこんなもんか」
幹部クラスの天魔は
野獣のような腕で弾を握り潰したり
「ぎゃははは こんなので殺られるかよ!」
剣で弾を弾いたりして銃弾の雨をしのぎ切る
「はぁ まったくお遊びだな」
メガネを中指で上げる
「ゴミ以下の割にはちったぁやるな」
マシンガンを捨てジャッカルを錬成する
「しょうがないですね私も加勢しますー!」
フォーク型の槍を構え(紫色の炎を纏う)メガネの天魔に向かっていく
大幹部らしき天魔は動く気配がない
レゼはディーたちの戦闘を見守ることにする
野獣の天魔は巨大な図体の割に素早く動き、ディーが放った銃弾をかわす
「ぎゃははは でかい口叩いた割にはたいしたことないな ぎゃははは」
「ちっ 癇に障る笑い方だな!」
的確に攻撃を避けていたが沼に足をとられる
左足に鋭い爪が振り下ろされずたずたにされるが直ぐに再生した
何事もなかったように両足で立っているディーの事を不思議そうに見る
「ぎゃはは?手ごたえがあったはずだが・・・どうなってんだ?」
顎に手を当て考える
その一瞬の隙を突いて喉元に撃ち込む、寸前でかわされたが肩に当たり爆散する
バランスを崩し地面に倒れる、大量の血が噴き出し野獣の天魔は動かなくなった
「おい!威力を上げといて正解だったな!派手にいったぜ! あはは」
心底愉快そうに笑い声を上げる
メガネの天魔のサーベルとラビリスのフォークが激しくぶつかり合う
「小娘にしてはやるな」
「私そこそこ強いですから」
フォークの先を天に伸ばした後メガネの天魔に向けると上空に石礫が現れる
現れた無数の石礫はメガネの天魔めがけ堕ちていくが、サーベルで斬り払う
その間にラビリスはフォークを胸の前で持ち目を閉じる
足元が沼状になりメガネの天魔を飲み込んでいく
「くっ! 卑しい悪魔族が!」
もがくが全く抜け出せないズブズブと体が沈んでいく
腰まで沈んだところ、心臓をフォークで一突きする
「ぐぁぁがぐっ!がは!」
血を吐き絶命する
「魔王様!」
レゼに向かって手を振る
「魔王・・・あの者が魔王・・・復活していたのか!?」
今まで傍観していた男が動き出す
「伝承とは違うようだが貴様本当に魔王か?・・・魔王ならばその力試させてもらおう!」
深緑色の炎を纏わせ右手から風刃を放つがディーの銃弾で相殺されてしまう
「おい!俺の主人に何しやがる!」
レゼと大幹部らしき天魔との間に入る
「フフフ・・・強い部下に守ってもらうとは、やはり偽物の魔王だったか
嘘の魔王で天魔の動揺を誘うつもりだったようだが失敗に終わったな」
「僕は魔お・・・」
「何ごちゃごちゃ言ってんだ レゼは俺の何倍も強いんだ!
てめーなんか一瞬だ あはは!」
相手を馬鹿にしたようにおどけたしぐさで煽る
大幹部らしき天魔の額には青筋が浮かんでいる
「貴様!この私冥官ロイ・ジェルガルガーを愚弄するか!」
「俺は事実を言っただけだぜ」
「余程死にたい様だな」
ディーを睨む
ラビリスがディーの袖を引っ張る
「ディーさんまずいですよ冥官ってことは冥王に連なる特に力の強い天魔を指すんです!さっき倒した天魔とは比べものになりません!ここは逃げましょう!」
「逃げる必要ねーよ」
ジャッカルを向ける
「雑魚を殺したくらいで調子に乗るなよ!」
先程と同じく風刃を出現させるが数は倍になっている
ディーは余裕で避け、風刃の隙間を縫って撃つ
ロイも風刃を放ちながら銃弾をかわしていく
暫く一進一退の攻防戦が繰り広げられる
「お遊びはこれで終わりだ!」
辺りの木々を切り裂く程大きな風刃を放つ
「ひゃあああー!」
レゼはラビリスを抱え上空に避難する
ディーは自力で回避したが頭から血を出し、片膝をついている
「ディー!」
「たいした怪我じゃねー」
直ぐに再生する
「しぶといな」
苦々しい顔を向ける
離れた場所にラビリスを降ろしディーの傍に行く
「ディー下がって こいつは僕が殺す」
「急にどうしたんだ?」
「泥で汚れたから早く綺麗にしたい···向こうに温泉が見えたから」
「汚れたからって」
「むぅ···いいからこの方が早い」
ディーの背中を押して端に行かせる
足を肩幅に開き、肘を軽く曲げファイティングポーズをとる
「なんだ!そのポーズは魔法を使わなくてもこの私を倒せると思ってるのかっ!」
「別に、この方が早いと思っただけ」
「馬鹿にするな! 偽者の分際で直ぐに殺してやるぅ!はああああっ!!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
☆ほしい
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
【完結】いせてつ 〜TS転生令嬢レティシアの異世界鉄道開拓記〜
O.T.I
ファンタジー
レティシア=モーリスは転生者である。
しかし、前世の鉄道オタク(乗り鉄)の記憶を持っているのに、この世界には鉄道が無いと絶望していた。
…無いんだったら私が作る!
そう決意する彼女は如何にして異世界に鉄道を普及させるのか、その半生を綴る。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる