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お尋ね者死神編
45話 中心街、筑深
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リーデルの指摘を受け筑深に入る前に変身する
「ちょっと待つっす」
「あぁ?」
「変身じゃあ長時間街にいれないっすよ 途中で解けたら大変っすここは変装がいいっす」
「それもそうだな」
「僕はこれなら長い間でも大丈夫」
ボンッ レゼはヒト型からぬいぐるみサイズの黒ウサギに戻った
「あっえ レゼがモフモフになってる」
ディーが我慢できず頬擦りをする
「はぁ モフモフ すごいモフモフ」
「変態っすね」
「はっ なに言ってんだ 俺は別に変態じゃねぇ ちょっとモフモフしたものが好きなだけだ」
「ちょっとですか?レゼさんのお腹をモフモフしながら緩みきった顔で言われても説得力無いっす」
「ディーはこの姿を見るのは初めてだっけ? 僕の本来の姿はこっちなんだ」
「そうなのか・・・モフモフ・・・っていつまでもこうしていらねぇな俺はどう変装するか・・・」
「レゼさんの能力で髪を伸ばしてみたり眼鏡をかけてみたらどうっすか?」
「眼鏡って」
「面白そう やってみる」
影でディーの髪を伸びたように見せひとつに結び、眼鏡を作りかけさせる
「雰囲気変わりましたっすね これならたぶん気付かれないっすよ!」
「本当にこんなのでいいのか?」
「バッチリ似合ってるっす」
「そう言うことじゃねぇんだけどな・・・街に入るか」
「うん」
レゼを肩に乗せ街に入る
「中心街にしては人が少ないっすね」
店も閉まっている所が多い
「どうしたんだろう」
そういえば街道ですれ違った人は街の方から来る人ばかりだったような
昼食のため近くの店に入る
注文を済ますと近くの客が話しかけてきた
「よう 観光か? 違うならとっとと街から出た方がいいぞ」
酒の匂いを漂わせた男がふらつきながら話す
「この街では人が何人も消えてんだ!街の奴らも怖がって出ていっちまったしこの街はお仕舞いさ それもこれもあいつらが来てからだ」
「なに変なこと言ってるんだい 困ってるだろ ほら 昼から飲んだくれてないでとっとと帰りな」
「なにすんだ 俺はな本当のことを言ってんだぞ おいっ」
酔っぱらい男を店から追い出す
「まったく店にとっていい迷惑だよ
ただでさえ少ないってのに・・・すまないね
酔っぱらいおやじの戯れ言だと思っとくれ」
注文した料理がテーブルに並ぶ
「あの話本当なのか?」
「街から人がいなくなってるのは本当さ でも理由ははっきり分かっちゃいないよ」
「そうなのか あいつらってのは?」
周りを確認し小声で話す
「それは・・・人がいなくなるちょっと前に丘の上の屋敷に引っ越してきた連中のことさね 滅多に外に出てこないもんだから気味悪がられてるだけさ 不気味な声を聞いたって人もいてね・・・人を攫って食べる悪鬼じゃないかって噂もあるくらいさ・・・こんな辛気臭い話しは終わりにしてうちの自慢料理を食べてくんろ」
レゼを肩から降ろし食事を始める
「もしかしたら屋敷の連中って鬼人百鬼かもしれないっすね」
「そうかもな」
「モグモグ」
軽く食事を済ませ店を出る
「そこの兄ちゃんちょっといいか?」
がらの悪い男が話かけてくる
「俺に何の用だ?」
「分かるだろ」
懐から取り出したナイフをちらつかせる
「そんなんで脅してるつもりか」
「そうだぜ人が消える街で俺たち人攫いに目をつけられるとは運がねぇよな」
「その通りだ ひひひ」
後ろからも男達が現れ、ディーを囲む
「綺麗な目をして高く売れそうだぜ」
「この生き物も珍しいな 見世物小屋にでも売りつけるか」
「あ゛ぁ」
人攫いの1人が肩に乗るレゼに手を伸ばす
レゼは背中から影を針の様につき出す
「あだだた こいつ俺の指を刺しやがった」
「早まるんじゃねぇ このタコが逃げられたらどうする」
「ひでぇよ リーダー」
「いつも言ってるだろ勝手に動くなって」
「ぐだぐだうるせぇな レゼに手を出してただじゃすませねぇ」
「なんだ、かわいいペットのことで怒ってるのか?ひひひ ずいぶん幼稚な兄ちゃんだな」
「ちっ 言ってろ 直ぐ殺してやる」
ディーがジャッカルを錬成しようとした時
「待つであります!」
「な なんだ?」
「善良な旅人を襲うとは許さないであります!」
鬼火の羽織りを翻し颯爽と登場した男が叫ぶ
「正義に集え聖なる力駆雷!」
鞘から引き抜いた刀身が光輝く
「悪は成敗であります」
輝く刀身を振るう、剣術も達者だが刀身がしなやかに伸び縮みするのでどこから攻撃がくるか予測できない
ディーの出番無くあっという間に男どもを倒してしまった
「大丈夫でありますか?自分は結鬼隊の剛兼 正(ごうけん ただし)であります」
突然剛兼の頭が叩かれる
「このバカ1人でつっぱしるな!」
「はい、すみません 水森さんでも人助けができたであります」
スパーン また頭を叩かれる
「うるせぇ いいからお前は黙ってろ ただでさえ暑苦しい顔してんだから」
「はい・・・」
「騒がせて悪かったな こいつこんなんだから
俺は水森 涼(みなもり りょう)だ お前さんは?」
「俺はディー こいつはレゼだ」
「ディーか 名前からすると西部辺りの出身か・・・俺たちは筑深の調査に来たんだが何か知ってる事はないか?」
「丘の上の屋敷に怪しい連中が住んでるらしい」
「丘の上か・・・ 情報感謝する また絡まれる前に筑深からさっさと出た方がいいぞ じゃあな」
「自分はディー殿を護衛した方がいいと思うであります」
スパーン
「ガキじゃねぇんだ 自分の身ぐらい守れるだろ なぁ」
「あぁ」
「ほら大丈夫だって言ってんださっさと行くぞ バカ」
剛兼の襟を掴み引っ張って行く
「ディー殿!、達者で気を付けるであります!」
引きずられながらディーに手を振る
「ちょっと待つっす」
「あぁ?」
「変身じゃあ長時間街にいれないっすよ 途中で解けたら大変っすここは変装がいいっす」
「それもそうだな」
「僕はこれなら長い間でも大丈夫」
ボンッ レゼはヒト型からぬいぐるみサイズの黒ウサギに戻った
「あっえ レゼがモフモフになってる」
ディーが我慢できず頬擦りをする
「はぁ モフモフ すごいモフモフ」
「変態っすね」
「はっ なに言ってんだ 俺は別に変態じゃねぇ ちょっとモフモフしたものが好きなだけだ」
「ちょっとですか?レゼさんのお腹をモフモフしながら緩みきった顔で言われても説得力無いっす」
「ディーはこの姿を見るのは初めてだっけ? 僕の本来の姿はこっちなんだ」
「そうなのか・・・モフモフ・・・っていつまでもこうしていらねぇな俺はどう変装するか・・・」
「レゼさんの能力で髪を伸ばしてみたり眼鏡をかけてみたらどうっすか?」
「眼鏡って」
「面白そう やってみる」
影でディーの髪を伸びたように見せひとつに結び、眼鏡を作りかけさせる
「雰囲気変わりましたっすね これならたぶん気付かれないっすよ!」
「本当にこんなのでいいのか?」
「バッチリ似合ってるっす」
「そう言うことじゃねぇんだけどな・・・街に入るか」
「うん」
レゼを肩に乗せ街に入る
「中心街にしては人が少ないっすね」
店も閉まっている所が多い
「どうしたんだろう」
そういえば街道ですれ違った人は街の方から来る人ばかりだったような
昼食のため近くの店に入る
注文を済ますと近くの客が話しかけてきた
「よう 観光か? 違うならとっとと街から出た方がいいぞ」
酒の匂いを漂わせた男がふらつきながら話す
「この街では人が何人も消えてんだ!街の奴らも怖がって出ていっちまったしこの街はお仕舞いさ それもこれもあいつらが来てからだ」
「なに変なこと言ってるんだい 困ってるだろ ほら 昼から飲んだくれてないでとっとと帰りな」
「なにすんだ 俺はな本当のことを言ってんだぞ おいっ」
酔っぱらい男を店から追い出す
「まったく店にとっていい迷惑だよ
ただでさえ少ないってのに・・・すまないね
酔っぱらいおやじの戯れ言だと思っとくれ」
注文した料理がテーブルに並ぶ
「あの話本当なのか?」
「街から人がいなくなってるのは本当さ でも理由ははっきり分かっちゃいないよ」
「そうなのか あいつらってのは?」
周りを確認し小声で話す
「それは・・・人がいなくなるちょっと前に丘の上の屋敷に引っ越してきた連中のことさね 滅多に外に出てこないもんだから気味悪がられてるだけさ 不気味な声を聞いたって人もいてね・・・人を攫って食べる悪鬼じゃないかって噂もあるくらいさ・・・こんな辛気臭い話しは終わりにしてうちの自慢料理を食べてくんろ」
レゼを肩から降ろし食事を始める
「もしかしたら屋敷の連中って鬼人百鬼かもしれないっすね」
「そうかもな」
「モグモグ」
軽く食事を済ませ店を出る
「そこの兄ちゃんちょっといいか?」
がらの悪い男が話かけてくる
「俺に何の用だ?」
「分かるだろ」
懐から取り出したナイフをちらつかせる
「そんなんで脅してるつもりか」
「そうだぜ人が消える街で俺たち人攫いに目をつけられるとは運がねぇよな」
「その通りだ ひひひ」
後ろからも男達が現れ、ディーを囲む
「綺麗な目をして高く売れそうだぜ」
「この生き物も珍しいな 見世物小屋にでも売りつけるか」
「あ゛ぁ」
人攫いの1人が肩に乗るレゼに手を伸ばす
レゼは背中から影を針の様につき出す
「あだだた こいつ俺の指を刺しやがった」
「早まるんじゃねぇ このタコが逃げられたらどうする」
「ひでぇよ リーダー」
「いつも言ってるだろ勝手に動くなって」
「ぐだぐだうるせぇな レゼに手を出してただじゃすませねぇ」
「なんだ、かわいいペットのことで怒ってるのか?ひひひ ずいぶん幼稚な兄ちゃんだな」
「ちっ 言ってろ 直ぐ殺してやる」
ディーがジャッカルを錬成しようとした時
「待つであります!」
「な なんだ?」
「善良な旅人を襲うとは許さないであります!」
鬼火の羽織りを翻し颯爽と登場した男が叫ぶ
「正義に集え聖なる力駆雷!」
鞘から引き抜いた刀身が光輝く
「悪は成敗であります」
輝く刀身を振るう、剣術も達者だが刀身がしなやかに伸び縮みするのでどこから攻撃がくるか予測できない
ディーの出番無くあっという間に男どもを倒してしまった
「大丈夫でありますか?自分は結鬼隊の剛兼 正(ごうけん ただし)であります」
突然剛兼の頭が叩かれる
「このバカ1人でつっぱしるな!」
「はい、すみません 水森さんでも人助けができたであります」
スパーン また頭を叩かれる
「うるせぇ いいからお前は黙ってろ ただでさえ暑苦しい顔してんだから」
「はい・・・」
「騒がせて悪かったな こいつこんなんだから
俺は水森 涼(みなもり りょう)だ お前さんは?」
「俺はディー こいつはレゼだ」
「ディーか 名前からすると西部辺りの出身か・・・俺たちは筑深の調査に来たんだが何か知ってる事はないか?」
「丘の上の屋敷に怪しい連中が住んでるらしい」
「丘の上か・・・ 情報感謝する また絡まれる前に筑深からさっさと出た方がいいぞ じゃあな」
「自分はディー殿を護衛した方がいいと思うであります」
スパーン
「ガキじゃねぇんだ 自分の身ぐらい守れるだろ なぁ」
「あぁ」
「ほら大丈夫だって言ってんださっさと行くぞ バカ」
剛兼の襟を掴み引っ張って行く
「ディー殿!、達者で気を付けるであります!」
引きずられながらディーに手を振る
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