43 / 44
夏休み特別編
その正体
しおりを挟む
病院についたら、透琉はすぐに入院となった。
彼のご両親にも加藤さんが連絡し、ご両親は車でここまで来るそうだ。
佳月や祥真も顔色が悪い。
「透琉君は、ダニが原因の感染症の疑いがあるんだ。君たちも、検査が必要かもしれないけど……。虫除けスプレー、何使ってた?」
佳月と祥真はそれぞれ虫除けスプレーの名前を言う。
「君は?」
加藤さんに訊かれた僕は、ポケットに入れていたスプレーを出す。
「なるほど、ジエチルトルアミドとイカリジンが両方入っている虫除けか。君は、大丈夫かもな」
少し細い目で、加藤さんは僕を見た。
まさか、こんなに薬剤に詳しい人だったなんて……。
結局、中学最後の夏休みは、中途半端に終了した。
透琉は一晩入院し、軽い症状だったので、迎えに来た親御さんと一緒に帰って行った。
佳月と祥真と僕も、それぞれ帰宅した。
家に帰っても、僕は放心状態で、宿題もあまり進まなかった。
父さんはチラチラ、何か言いたそうに僕の顔を見ていたが、結局何も言わず何も訊かず、仕事へと戻って行った。
夏の終わりごろ、回復した透琉から連絡があり、学校の側のカフェで会った。
痩せたな、透琉。
「ごめんな、冒険もキャンプも出来なくしちゃって」
透琉の笑顔は、いつもより弱々しい。
「ううん。もう、大丈夫?」
「ああ。いろいろあって迷惑もかけたけど、良い想い出になったよ」
透琉は、氷が溶けかけたアイスコーヒーを飲む。
「九月から、俺転校するんだ……」
「えっ! 聞いてないよ、僕」
「うん、誰にも言えなかったから」
透琉のお父さんが海外赴任するので、一家で渡米するんだって。
知らない、そんなの。
なんで……。
なんで言ってくれなかったんだよ。
早く聞いていたら、僕は……。
「また、会えるよ。そのうち帰って来るからさ」
「……うん」
「俺さ、お前と友だちで良かったよ」
全く邪気のない透琉に、僕の心は裂かれるようだった。
僕は……。
僕はね、透琉。
君が、君のことが……。
君のことが
嫌いだったのに!
学校の門の前で透琉と別れた。
ふと、視線に気がついて顔を上げると、加藤さんが手を振っていた。
「よお、元気だったか?」
僕は無言で通り過ぎる。
「もう、あんなこと、するなよ」
加藤さんの低い声で、思わず僕は振り返る。
「君が立てた計画だろ?」
「な、何が……」
「夏の山に行こう。中坊男子が好きそうな、心霊話を作って」
「そんなこと……」
――中学最後の夏休みだから、冒険みたいなことをしたいって、最初に言い出したのは誰だったろう。
そうだ。
言い出したのは、僕なんだ。
英語総合の授業の時、僕が担当だったので選んだDVDは、あの映画だった。
透琉がネットの心霊スポットの話をしたのも、事前に僕が教えていたからだ。
「君は知っていたね。彼、透琉君の家が、オーガニックを好むって」
「それは、みんな知ってますよ。透琉のお母さん、添加物とか界面活性剤が好きじゃないって」
だから、透琉が虫除けに使うのも、蚊を寄せ付けないハーブ水だけなんだ。
そしてもともと、透琉は長袖シャツが好きじゃない。寒くても、割と半袖を着る。
「ハーブ水でも、蚊や一部の害虫は避けられる。けどな、悪質なリケッチアを人に感染させる、面倒なダニの種類に効く虫除けは、ディート成分だけなんだ。虫に詳しい君は、それも知っていたんだね」
「別に、知っていたらいけないですか」
「いけなくはないさ。ただ、その知識を利用して、友だちを危険な目に合わせた。それはいけないことだろう?」
僕は無言になる。
だって、加藤さんの言うことは、全部その通りだから。
「君のお父さんの仕事は、農地の害虫駆除の研究だったね」
僕は思わず加藤さんを見る。
なんで……。
そこまで……。
この人、何?
警察の人?
「俺の兄が、君のお父さんの後輩でね、大学の。今でも少々、付き合いがあるんだ」
ウチのお父さんと、加藤さんのお兄さんが知り合い……。
加藤さんは、ひょっとしたら、僕の事、知ってる?
「君は、害虫に関しても詳しかったんだね。ダニ類は冷却すると活動性を失うとか、そういうこと。だから、君の長袖に、忍ばせることが出来た。人肌温度になると、ダニはまた、吸血行動を起こすことも」
僕の顔色は多分、白っぽくなっているだろう。
どうして、この人はそこまで……。
「透琉君が感染した病気は、害虫に噛まれてすぐ、発病するものではないからね。おそらくは『少年の家』に来る前か、来た日の晩、透琉君にくっつけたんだろう。吸血鬼の噂や、いきなり君が透琉君に噛みついたのは、体内に出来ているダニの吸着跡を、誤魔化すためだったと俺は思っている」
僕の声が震える。
いつもより低い声だ。
「証拠、あるんですか……」
ああ、これじゃあ、白状しているのと同じだ。
「ないよ。探す気もないし、他の人に言う気もない。俺が知りたいのは、なぜ、そんなことを君がしたのか、それだけだ」
なんで?
なんで、なんだろう……。
嫌がらせ?
透琉に、そんなことする気はなかった。
僕にも、よく分からない。
みんなに好かれて、リーダーシップもあって、女子に人気のある透琉のことが、僕は嫌いだった。
嫌いだった?
陽葵と仲良くて、羨ましかった。
誰を、どっちを羨んだ?
僕は透琉と陽葵、どっちを羨ましかったんだろう……。
透琉にもっと、僕を、僕だけを見て欲しいと思った。
もしも一緒に吸血鬼になれたら、ずっと一緒にいられるかもしれない、なんて夢想した。
「下手したら、死んでしまう病だよ」
僕の胸はドクンと音をたてる。
死んで、しまう……。
確かに、本にはそう書いてあったけど。
薬を飲めば、治るって……。
「今まで一緒に過ごした人が、いきなりいなくなってしまう。それは悲しい、寂しいことだ。
その原因を自分で作ったとしたら、君は一生、その傷を抱えてしまう。
そんな傷、俺は君に、君たちに、負って欲しくない!」
――お前と友だちで良かったよ
透琉の声が聞こえた。
嫌いだけど。
嫌いじゃなかった。
悔しいけど。
憧れた。
「こっからは俺の単なる推測、あるいは妄想だと思ってくれても良い。
君はひょっとして、自分の性別と求められる性役割が、今混乱しているんじゃないか?」
僕は固まる。
動けなくなる。
やはりこの人は、加藤さんは僕の父さんから聞いているんだ。
「生まれ持っての性別と、君が今感じている性別は、異なっているよね」
そう。
学校では、僕は「男子」として存在している。学校が渋々認めてくれたから。
クラスの友だち、透琉は勿論、祥真も佳月も、僕を男子として扱う。
戸籍の性は違うけど。
だから仲間たちは僕に、恋バナを振ることはない。
男女別リレーの選手に、僕を選ぶことを避ける。
男子だと思って、思いたくて生きて来たけど、最近混乱と歪みを感じていた。
僕は心が男子のまま、男子を好きになっている。
おかしいよね。
変だよね。
それを自分で認めたくなくて、一番好きな男子を、一番嫌いだと思い込もうとした。
吸血鬼になった女性たちは、きっと旦那さんのことが好きだったんだ。旦那さんが帰ってきたら、その首に噛みついて一緒にいるつもりだったんだ!
でもこんなこと、誰にも相談出来なかった。
父さんにだって……。
「いつ、知ってたんですか? 父さんに聞きましたか?」
加藤さんは首を振る。
「俺の本業は、中高生相手の仕事だから、見ていればなんとなく分かる」
――また、会えるよ
次に透琉と会う時に、僕はどんな顔をして会えるのだろう。
足元に、ぽたぽた落ちるのが自分の涙だと、しばらくの間気付かなかった。
加藤さんは僕の肩を支えながら、一緒に歩いてくれた。
「君が君であることに、性別も国籍も関係ない。だから、一人で悩むな。話くらいなら、いつでも俺が聞いてやる」
夏の夕暮れが寂しいものだって、僕は初めて知ったのだ。
彼のご両親にも加藤さんが連絡し、ご両親は車でここまで来るそうだ。
佳月や祥真も顔色が悪い。
「透琉君は、ダニが原因の感染症の疑いがあるんだ。君たちも、検査が必要かもしれないけど……。虫除けスプレー、何使ってた?」
佳月と祥真はそれぞれ虫除けスプレーの名前を言う。
「君は?」
加藤さんに訊かれた僕は、ポケットに入れていたスプレーを出す。
「なるほど、ジエチルトルアミドとイカリジンが両方入っている虫除けか。君は、大丈夫かもな」
少し細い目で、加藤さんは僕を見た。
まさか、こんなに薬剤に詳しい人だったなんて……。
結局、中学最後の夏休みは、中途半端に終了した。
透琉は一晩入院し、軽い症状だったので、迎えに来た親御さんと一緒に帰って行った。
佳月と祥真と僕も、それぞれ帰宅した。
家に帰っても、僕は放心状態で、宿題もあまり進まなかった。
父さんはチラチラ、何か言いたそうに僕の顔を見ていたが、結局何も言わず何も訊かず、仕事へと戻って行った。
夏の終わりごろ、回復した透琉から連絡があり、学校の側のカフェで会った。
痩せたな、透琉。
「ごめんな、冒険もキャンプも出来なくしちゃって」
透琉の笑顔は、いつもより弱々しい。
「ううん。もう、大丈夫?」
「ああ。いろいろあって迷惑もかけたけど、良い想い出になったよ」
透琉は、氷が溶けかけたアイスコーヒーを飲む。
「九月から、俺転校するんだ……」
「えっ! 聞いてないよ、僕」
「うん、誰にも言えなかったから」
透琉のお父さんが海外赴任するので、一家で渡米するんだって。
知らない、そんなの。
なんで……。
なんで言ってくれなかったんだよ。
早く聞いていたら、僕は……。
「また、会えるよ。そのうち帰って来るからさ」
「……うん」
「俺さ、お前と友だちで良かったよ」
全く邪気のない透琉に、僕の心は裂かれるようだった。
僕は……。
僕はね、透琉。
君が、君のことが……。
君のことが
嫌いだったのに!
学校の門の前で透琉と別れた。
ふと、視線に気がついて顔を上げると、加藤さんが手を振っていた。
「よお、元気だったか?」
僕は無言で通り過ぎる。
「もう、あんなこと、するなよ」
加藤さんの低い声で、思わず僕は振り返る。
「君が立てた計画だろ?」
「な、何が……」
「夏の山に行こう。中坊男子が好きそうな、心霊話を作って」
「そんなこと……」
――中学最後の夏休みだから、冒険みたいなことをしたいって、最初に言い出したのは誰だったろう。
そうだ。
言い出したのは、僕なんだ。
英語総合の授業の時、僕が担当だったので選んだDVDは、あの映画だった。
透琉がネットの心霊スポットの話をしたのも、事前に僕が教えていたからだ。
「君は知っていたね。彼、透琉君の家が、オーガニックを好むって」
「それは、みんな知ってますよ。透琉のお母さん、添加物とか界面活性剤が好きじゃないって」
だから、透琉が虫除けに使うのも、蚊を寄せ付けないハーブ水だけなんだ。
そしてもともと、透琉は長袖シャツが好きじゃない。寒くても、割と半袖を着る。
「ハーブ水でも、蚊や一部の害虫は避けられる。けどな、悪質なリケッチアを人に感染させる、面倒なダニの種類に効く虫除けは、ディート成分だけなんだ。虫に詳しい君は、それも知っていたんだね」
「別に、知っていたらいけないですか」
「いけなくはないさ。ただ、その知識を利用して、友だちを危険な目に合わせた。それはいけないことだろう?」
僕は無言になる。
だって、加藤さんの言うことは、全部その通りだから。
「君のお父さんの仕事は、農地の害虫駆除の研究だったね」
僕は思わず加藤さんを見る。
なんで……。
そこまで……。
この人、何?
警察の人?
「俺の兄が、君のお父さんの後輩でね、大学の。今でも少々、付き合いがあるんだ」
ウチのお父さんと、加藤さんのお兄さんが知り合い……。
加藤さんは、ひょっとしたら、僕の事、知ってる?
「君は、害虫に関しても詳しかったんだね。ダニ類は冷却すると活動性を失うとか、そういうこと。だから、君の長袖に、忍ばせることが出来た。人肌温度になると、ダニはまた、吸血行動を起こすことも」
僕の顔色は多分、白っぽくなっているだろう。
どうして、この人はそこまで……。
「透琉君が感染した病気は、害虫に噛まれてすぐ、発病するものではないからね。おそらくは『少年の家』に来る前か、来た日の晩、透琉君にくっつけたんだろう。吸血鬼の噂や、いきなり君が透琉君に噛みついたのは、体内に出来ているダニの吸着跡を、誤魔化すためだったと俺は思っている」
僕の声が震える。
いつもより低い声だ。
「証拠、あるんですか……」
ああ、これじゃあ、白状しているのと同じだ。
「ないよ。探す気もないし、他の人に言う気もない。俺が知りたいのは、なぜ、そんなことを君がしたのか、それだけだ」
なんで?
なんで、なんだろう……。
嫌がらせ?
透琉に、そんなことする気はなかった。
僕にも、よく分からない。
みんなに好かれて、リーダーシップもあって、女子に人気のある透琉のことが、僕は嫌いだった。
嫌いだった?
陽葵と仲良くて、羨ましかった。
誰を、どっちを羨んだ?
僕は透琉と陽葵、どっちを羨ましかったんだろう……。
透琉にもっと、僕を、僕だけを見て欲しいと思った。
もしも一緒に吸血鬼になれたら、ずっと一緒にいられるかもしれない、なんて夢想した。
「下手したら、死んでしまう病だよ」
僕の胸はドクンと音をたてる。
死んで、しまう……。
確かに、本にはそう書いてあったけど。
薬を飲めば、治るって……。
「今まで一緒に過ごした人が、いきなりいなくなってしまう。それは悲しい、寂しいことだ。
その原因を自分で作ったとしたら、君は一生、その傷を抱えてしまう。
そんな傷、俺は君に、君たちに、負って欲しくない!」
――お前と友だちで良かったよ
透琉の声が聞こえた。
嫌いだけど。
嫌いじゃなかった。
悔しいけど。
憧れた。
「こっからは俺の単なる推測、あるいは妄想だと思ってくれても良い。
君はひょっとして、自分の性別と求められる性役割が、今混乱しているんじゃないか?」
僕は固まる。
動けなくなる。
やはりこの人は、加藤さんは僕の父さんから聞いているんだ。
「生まれ持っての性別と、君が今感じている性別は、異なっているよね」
そう。
学校では、僕は「男子」として存在している。学校が渋々認めてくれたから。
クラスの友だち、透琉は勿論、祥真も佳月も、僕を男子として扱う。
戸籍の性は違うけど。
だから仲間たちは僕に、恋バナを振ることはない。
男女別リレーの選手に、僕を選ぶことを避ける。
男子だと思って、思いたくて生きて来たけど、最近混乱と歪みを感じていた。
僕は心が男子のまま、男子を好きになっている。
おかしいよね。
変だよね。
それを自分で認めたくなくて、一番好きな男子を、一番嫌いだと思い込もうとした。
吸血鬼になった女性たちは、きっと旦那さんのことが好きだったんだ。旦那さんが帰ってきたら、その首に噛みついて一緒にいるつもりだったんだ!
でもこんなこと、誰にも相談出来なかった。
父さんにだって……。
「いつ、知ってたんですか? 父さんに聞きましたか?」
加藤さんは首を振る。
「俺の本業は、中高生相手の仕事だから、見ていればなんとなく分かる」
――また、会えるよ
次に透琉と会う時に、僕はどんな顔をして会えるのだろう。
足元に、ぽたぽた落ちるのが自分の涙だと、しばらくの間気付かなかった。
加藤さんは僕の肩を支えながら、一緒に歩いてくれた。
「君が君であることに、性別も国籍も関係ない。だから、一人で悩むな。話くらいなら、いつでも俺が聞いてやる」
夏の夕暮れが寂しいものだって、僕は初めて知ったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
(学園 + アイドル ÷ 未成年)× オッサン ≠ いちゃらぶ生活
まみ夜
キャラ文芸
年の差ラブコメ X 学園モノ X オッサン頭脳
様々な分野の専門家、様々な年齢を集め、それぞれ一芸をもっている学生が講師も務めて教え合う教育特区の学園へ出向した五十歳オッサンが、十七歳現役アイドルと同級生に。
子役出身の女優、芸能事務所社長、元セクシー女優なども登場し、学園の日常はハーレム展開?
第二巻は、ホラー風味です。
【ご注意ください】
※物語のキーワードとして、摂食障害が出てきます
※ヒロインの少女には、ストーカー気質があります
※主人公はいい年してるくせに、ぐちぐち悩みます
第二巻「夏は、夜」の改定版が完結いたしました。
この後、第三巻へ続くかはわかりませんが、万が一開始したときのために、「お気に入り」登録すると忘れたころに始まって、通知が意外とウザいと思われます。
表紙イラストはAI作成です。
(セミロング女性アイドルが彼氏の腕を抱く 茶色ブレザー制服 アニメ)
題名が「(同級生+アイドル÷未成年)×オッサン≠いちゃらぶ」から変更されております
春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる
釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。
他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。
そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。
三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。
新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美人生徒会長は、俺の料理の虜です!~二人きりで過ごす美味しい時間~
root-M
青春
高校一年生の三ツ瀬豪は、入学早々ぼっちになってしまい、昼休みは空き教室で一人寂しく弁当を食べる日々を過ごしていた。
そんなある日、豪の前に目を見張るほどの美人生徒が現れる。彼女は、生徒会長の巴あきら。豪のぼっちを察したあきらは、「一緒に昼食を食べよう」と豪を生徒会室へ誘う。
すると、あきらは豪の手作り弁当に強い興味を示し、卵焼きを食べたことで豪の料理にハマってしまう。一方の豪も、自分の料理を絶賛してもらえたことが嬉しくて仕方ない。
それから二人は、毎日生徒会室でお昼ご飯を食べながら、互いのことを語り合い、ゆっくり親交を深めていく。家庭の味に飢えているあきらは、豪の作るおかずを実に幸せそうに食べてくれるのだった。
やがて、あきらの要求はどんどん過激(?)になっていく。「わたしにもお弁当を作って欲しい」「お弁当以外の料理も食べてみたい」「ゴウくんのおうちに行ってもいい?」
美人生徒会長の頼み、断れるわけがない!
でも、この生徒会、なにかちょっとおかしいような……。
※時代設定は2018年頃。お米も卵も今よりずっと安価です。
※他のサイトにも投稿しています。
イラスト:siroma様
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる